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新製AC K3とエグゼクティブの混成はジャカルタ地区で初

飛び込みネタが色々入ってきてしまいまして、レバラン臨ネタが後手後手に回ってしまい恐縮です。さて、タイトルの通り、今回はレバラン臨とは言いながら定期列車にフォーカスしてみます。2010年~2015年にかけて製造された新製冷房K3を充当しているGajah Wongです。新製冷房K3(導入当時はブルーの波柄、後期車のみKAI標準塗装)の投入で立て続けに登場したEkonomi AC兄弟の仲間です。

このシリーズの列車は、初のEkonomi AC(客レとして初)を名乗ったBogowontoに始まり、Gajah Wong、Krakatau(現Singasari)、Majapahit、Menoreh、Jayabaya、Jakatingkirと2015年までの間に 続々と増えていきました。しかしながら、旧型車置き換えのため、2016年から新型Ekonomi、さらにEkonomiPremiumの大量増備が開始され、新車+新列車というセットで登場する例はほぼ見られなくなりました。また、車両面からしても、デビュー当時はガンガンに冷えるEkonomiと大好評でしたが、以降登場する新車が集団見合い式、さらにはリクライニング機構を搭載したため、2&2とはいえ、ボックス式の新製冷房K3(K3 0 09~15型)はなんとも中途半端な状態(両数的にも100両以下?)になってしまいました。座席形態から、基本的に各編成固定運用で、他形式との連結も行わず、孤高の存在に・・・。

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小窓K1車を連結したGajah Wong

そんな中、昨年末頃からこれら新製冷房K3充当列車へのエグゼクティブ(K1)連結が開始されております。いずれもステンレスK1の大量増備により、余剰となった非ArgoのK1を2両程度繋ぐ形になっており、このレバランまでに、Gajah Wong,Singasari,Bogowontoへの連結が確認されました。冷改K3とK1の連結はよほどのことがない限り行わない(ビジネスへのエグゼクティブ併結を優先的にやっているように見えます)ため、今後もこのタイプの列車への余剰K1連結が進むかもしれません。とはいえ、非Argo車は、現時点で経年車であり、廃車も始まっているため、この組み合わせもいつまで続くか。2019年レバランの記録として残しておきました。なお、この日に連結されていたのは、いずれもK2からの改造K1で、K1 0 84 17,K1 0 99 06の2両で、いずれもYK所属でした。

さて、前の投稿でレバラン時刻表をアップすると書いていましたので、そちらを。

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赤はレバラン臨、黄色は臨時列車ですが、普段から設定日が多い又は毎日運転の臨時列車として、なかば定期化している列車です。下線付きの列車は、この記事でお知らせしたエグゼクティブ連結になった新製EkonomiAC及び、時刻変更等で昨年から何らかの変化があった列車です。まずは、そのあたりから見てゆくと、K1連結になったのは先述した通り。同じく新製冷房K3充当のJakatingkirは今のところオールK3ですが、Pasar Senen発の時刻が変更になっています。これは昨年11月にJakatingkirが2編成体制から1編成体制になったことに伴うものですが、注目すべきは、Pasar Senen7:15発というのは、かつてのMenoreh(1号)のスジで2016年10月以来空きスジになっていました。さらに、旧下りJakatingkirの12:00発のスジはこのレバランからMadiun Tambahan(Mantab)が使用しています。ちなみに、Madiun Tambahanは2017年には設定されておらず、ステンレス車大量投入を受けて、今年のレバラン臨は過去最大規模の運転本数になっています。

Gambir発も見てゆくと、初設定として臨時Argo Jatiが13:20に設定されています(上りGambir着は夜)。Jakarta Kotaの余剰車両で編成を仕立てており、期間中毎日1往復のみしかしないという贅沢な?使い方をしています。その代わり、7:15の臨時スジは例年レバラン期間中は行き先を通常のBandungからCirebonに変更して、臨時Argo Jatiとして運転していますが、今年はこの期間も臨時Argo Parahyanganとして運転となりました。その他、昨年に引き続き臨時Sembraniが2往復体制となっています。上記臨時Argo Jatiはもしかしたら、Gambir23:55発の臨時Sembraniと共通運用になっているのかな、とも思います(日中Kota客車区で寝ている間にCirebon往復)。注目はGambir発の23時台で、Argo Parahyanganが増発されているため、なんと5本の列車が発車してゆくことに。

Jatinegara到着時刻に注目すると、長編成化による通過扱いになる列車が増えています(有効長12両までのため)。Kertajaya,Tawangjaya,Gumaranの3本です。この他、Pandangaranが何故かJatinegara通過になっています。Parahyanganとの差別化なんでしょうが、通過したところで2分程度の違い、それよりもCommuter Lineとの乗り継ぎ利便性を考慮して、停車させるべきでしょう。今後、お客様の声が反映されることを期待します。ちなみに、Jatinegara着16:00台はPurwosari Tambahanが設定されたことにより、7本が到着することに・・・。Commuter Lineの遅れはもはや免れません・・・。

ざっとまとめるとこんな感じでしょうか。後は、引き続き、気になるレバラン臨列車を個別にアップしてゆきます。

鉄道コム
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