
残念ながらブルーシートがかかったままのオンレール
10月8日夜、INKA Madiun工場を陸送で出発した自称国産国営LRT、LRT Jabodetabek向けの第1編成が10月10夜に搬入箇所であるLRT Jabodetabek Bogor線Cibubur駅に到着しました。LRT Palembangと異なり標準軌であるため、輸送方式は甲種輸送ではなく6両まとめての陸送となっています。もう少し時間かかるかな?と思いましたが、10月20日の開業に間に合わせるために(超爆)不眠不休で走ってきたのでしょうか。Madiun~Jakarta約640㎞ですので、20㎞/h以下で走ってきたとしても、まあ到達できる計算ではありますね。しかし、料金所の屋根をくぐれないだなんだで、お粗末な輸送だったようですが。

Cibubur駅
黄色いカントリークレーンのところが搬入箇所

一気に6両が運ばれてきています
なお、車両基地が未着工のため、韓国LRT式に本線上に覆いを被せて
暫定車両基地にしています(あっちとは規模が違いすぎて対応できるわけない)
そんなわけで、11日朝には既にブルーシートに包まれた状態ではあるものの全6両が高速道路路側帯の搬入箇所にスタンバイしていましたが、15時になってようやく作業が始まりました(当然、こんなところで待ちぼうけしてもしかたないですので、この時間に合わせて観察しに来ています)。ブディ&リニが首を長くして待っていた国産LRTの到着ですので、盛大にやるのかと思いきや、現場作業員だけでオンレールさせてしまいました。
しかもこの日、先頭車両を1両上げただけ。しかも、ブルーシートも剥がさずして作業終了となってしまいました。おそらく翌日が土曜日なので、そこでお披露目するんでしょう。リニ&ブディが来るまで傷をつけるわけにもいかず、直前まで剥がさないということでしょうか。

いよいよオンレールです

台車アップ
初のインサイドフレーム方式ということで、CAFが納入しているんでしょう

電車が来ても電気は来てないし、線路も繋がってないし、
高架歪んでいるしで、酷い有様
別に今に始まった話じゃないので、驚きもなにもしませんが、今回は何が一番ヤバいって、この車両がドライバレス仕様ということです。つまり!ここに空港の韓国APMに次いで、第二のお猿の電車が誕生するわけです。この車両、乗務員室ないんですよ。APMならまだしも、Commute Lineのバイパスとなる、いわばBogor新線でそんな粗末なことをするのかという話。現時点で、保安装置(CBTC)や無人運転用の機器は搭載していないようで、後日ドイツから取り寄せるとかなんとかと言われています(詳細は未確認、報道記事ベースから推測)。

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