
位置的に撮影向きではありません・・・
過去の月刊マンガライレポートやデポック通信をご覧の方はご承知の通り、ジャカルタで最後まで活躍していた都営6000系6181(-6168)Fのうちの1両、6181号車は引退後Depok電車区で静態保存されています。昨年1月には保存場所に屋根が設置され、橋の上から見ることが出来なくなっています。屋根をかけて保存状態を良くするか、屋根をかけずに撮りやすくするかというのは永遠の命題かとは思いますが、ジャカルタの冷房通勤車のレジェンドとして半永久保存が決定したのは非常に喜ばしいことです。
とはいえ、保存場所がDepok電車区構内ということで、おいそれと見学出来ないのが残念なのですが、保存場所はCommuter Education Centerとして綺麗に整備され、何故か片隅にはC-Cornerデポック電車区店が設置されるなど、プチ博物館の様相を呈しています。元々の計画では乗務員用の研修施設とのことでしたが、C-Cornerは必要ないだろうよ・・・。先日、久しぶりに所用があり中を見せてもらいましたので、ようやくアップが叶いました。

お子さま向けの教育施設に方針転換??
入場したい大きなお友達がたくさんいますよ!!

しかしこの案内看板への力の入れようはすごい!!
それにしてもSNSにこの看板を投下したところ、さっそく皆さん食いついていらっしゃいましたが、何戸の鉄コレ感!!というか、鉄コレ6000形のイラストそのまんま(笑) 色は変われど、最後までKCIの所属にはならず、不遇な最後を迎えたかに見えましたが、このような保存が実現したというのは、それだけ当時の記憶が社員たちにもしっかり刻み込まれているということなのでしょう。保存車には営業中にはみられなかったKCIロゴがちゃっかり装着されていたりします。地味すぎる地下鉄車両ですし、秩父や熊本が保存車を設けるとも思えず、現状中間車とショーティー化された先頭車、加えて高●産業の倉庫としてしか国内では残存しないものと思われ、今後唯一の先頭保存車になるのではないかと思われます。103系も一緒に並べて保存してほしかったなぁ。

地面から配線がありますが、車内灯の他、コンプレッサーを
回すことも出来るよう考慮されています

営業時にもKCIロゴ付けてもらいたかったなぁ
なんかカッコいいと思ったら、網も撤去しているんですね

本当に久しぶりに都営6000に乗りました
懐かしさがこみ上げます(引退からもう4年近く経ったんですね)

記念プレートも健在
全ての歴史はここから始まったのです

地面から配線がありますが、車内灯の他、コンプレッサーを
回すことも出来るよう考慮されています

営業時にもKCIロゴ付けてもらいたかったなぁ
なんかカッコいいと思ったら、網も撤去しているんですね

本当に久しぶりに都営6000に乗りました
懐かしさがこみ上げます(引退からもう4年近く経ったんですね)

記念プレートも健在
全ての歴史はここから始まったのです
保存車のすぐ脇はピットや洗い場へと続く引き込み線です。6181号車は未来永劫、後輩たちの姿を見送って行くことになるでしょう。今や205系目的でやってくる若い衆はこの存在すら知らない人も多いようですが、ジャカルタの中古車両は都営6000形なくして語ることは出来ません。都営車がこの地に残した偉大な功績をもう一度振り返ってみてください。
なお、保存対象にならなかった残りの7両は昨年7月21日と7月23日にBalaiyasa Manggaraiに廃車前提の配給が実施されています。先日のゲート前情報でもお知らせしていますが、特にその後の動きは見られませんでしたが、近いうちに解体か、地方への疎開(Purwakarta)が実施されるでしょう。

C-Cornerデポック電車区店
誰が買うの??

2月分の全検は05-108Fでした
これが7123Fと合わせてチョッパ車最後の入場となってしまうのでしょうか!?
なお、保存対象にならなかった残りの7両は昨年7月21日と7月23日にBalaiyasa Manggaraiに廃車前提の配給が実施されています。先日のゲート前情報でもお知らせしていますが、特にその後の動きは見られませんでしたが、近いうちに解体か、地方への疎開(Purwakarta)が実施されるでしょう。
おまけ

C-Cornerデポック電車区店
誰が買うの??

2月分の全検は05-108Fでした
これが7123Fと合わせてチョッパ車最後の入場となってしまうのでしょうか!?

コメント
コメント一覧
それと気になったことがありまして、05-108Fの金網が外されているように見えるのですが、全検査では金網はずのでしょうか?
コロナウイルスのお陰で暗い話題ばかりの中、ちょっと明るい話題ですね。
6000形は元より都営地下鉄の車両がそもそも完全な形で保存されるのは、これが初めてのケースではないでしょうか?
願わくば、今後また他の形式も保存に加われば…と欲が出てしまいますね。
1両丸々の先頭車はこれが今後唯一の存在になるでしょうから貴重になるでしょうね。
金網の件ですが、金網は着脱式でメンテナンス時には外します。ワイパーの修理や、窓へのフィルム装着などがある場合もありますので。蝶番になっており、簡単に外せます。
はい、それがショーティーモデルですね。
先頭車がフルのケースは初めてでしょう。また、草ぶえの中間車も床下機器は外してあるようなので、完全なかたちでは唯一でしょう。末永く保存されることを願っています。ネコバスが保存されずに本当に良かった;;敷地はあるので、是非他形式も保存してもらいたいところですが、なかなか難しいかもしれません。遠い将来に205の頭くらいは保存されそうな気がしますが。
てっきりガチガチに固定しているのかと思いました。
結構考えて作られているのですね(よく考えたら外せないとまずいか)
教えていただきありがとうございました。
去年12月にArgo Bromo AnggrekのKelas Luxury乗るべくいろいろ調べている際にこちら見つけて以降時折拝見しています。
ふと目に留まったことがありまして。
写真のうち、 車内の写真の最後の譲渡のプレートの横溝氏、知事ではないような...
詰まらない指摘ごときでの投稿失礼しました。
ご指摘ありがとうございます。
すっかり私が勘違いしていたようで、当時の交通局の局長だった方のようですね。大変失礼いたしました。ちなみに、Argo Bromo AngrekのLuxuryには乗車出来ましたか?
おかげさまで無事に乗車できました。
初ジャカルタで空港鉄道の記事も参考にさせていただいて乗車して、市街のアクセスの悪さを実感したり。
Argo Bromo Angrekは計画時点から乗車券の発売の傾向を探ったりしていたのですが、乗車しようとした12月はLuxuryが発売されずに他のクラスだけ前売りが発売されて、どうなってるのかと首をかしげていたのですが、乗車を予定していた10日だったか1週間くらい前くらいに突然設定がされて売り出されて無事に席を確保して乗ることができました。