
ダブルデッカー、近郊型、新系列電車とKCIにとって新機軸だらけのE217系
課題を乗り越え、インドネシアの地を走る日は来るか?
撮影:ZKOKH様
その日暮らしをしている線路際乞食ゆえ、予定は未定。既に発生した事象をそのまま伝えるのが当ブログのポリシーですが、今回はあまりにも不確定要素が多すぎるため、Stay Home期間最後の暇つぶしも兼ねて妄想をするのも悪くはないなと思い、ニートやオタクをしのぐ、日本一暗いブログを目指してみようかと思います。あくまでも、管理人の妄想、自己満足ですので事実とは異なります。また、関係各所へのお問い合わせは固くお断りいたしますので、よろしくお願いします。
管理人の妄想に付き合うという方だけ先にお進みください。
また、以下の過去記事をお読みでない方は、必ず先に目を通されるようお願いします。おそらく話が通じません。
◆大本営発表はいつ頃になるのか?

E217系を置き換えるべくE235系1000番台がいよいよ姿を現し、E217の去就を浮足立って推測する動きが出てくるのかと思いますが、本当にインドネシア譲渡が実現したとしても、実際に動きが出てくるのはまだまだ先の話です。過去のこれまでの埼京・横浜・南武・武蔵野の205系置き換え時のジャカルタ譲渡公式リリースのタイミングを見てみましょう。基本的には実際に譲渡配給が実施される1週間~数日前が通例となっています。なお、初回の埼京時のみは、当初シラを切っており、第一陣の3本がタンジュンプリオク着岸後にリリースを出しています。JR東は西と異なり、元々輸出中古車両について品質保証はしないとの立場からリリースを打ちだすことはなく、腫れ物に触れるなと言わんばかりの態度(特に埼京のときの担当者の態度は酷かったと、関係者の中からも評判は最悪です)を取っており、当ブログでも公式リリースがされるまで詳細情報のアップを控えていたんですよね、IPから監視されているのはわかっていましたので(懐かしや;;)。さすがに、こんなデカブツがいくつも動けば、広報に報道から問い合わせもあったのでしょうし、品質保証はしないものの協力関係は築くという方針に徐々に転換していた中で、本社的にもリリースして問題なしと判断したのでしょう。意外と忘れられていますが、JR東とKCIの覚書締結による協力関係の開始は2014年の横浜譲渡時からなんですよ。何度も言ってやりますが、埼京のときのインドネシアへの非協力ぶりは目を見張るものがありましたからね。それが今や会社案内や、企業紹介にもインドネシアという単語を自慢げに書き連ねているわけですから、長期戦略もクソもないわけです。いや埼京205、いくらジョーナンが熱烈アピールしたとは言え、ぶっちゃけポシャると思ってましたよ。新津配給の前に相当数長野で潰されていましたし。まあ、色々初めてだらけで、内部的にも反対派、推進派でゴタゴタしていたんでしょう。
・埼京線 2013年11月6日リリース 新津配給1回目9月20日
・横浜線 2014年5月8日リリース 新津配給1回目5月23日
・南武線 2015年4月20日リリース 新津配給1回目4月24日
・武蔵野線 2018年2月28日リリース 新津配給1回目3月2日
なお、全車譲渡となった武蔵野以外では、新津配給前に長野への廃車回送が一定数発生していることも特徴です。となれば、仮にE217系の譲渡が確定したとしても、それが公に正式決定と発表されるのは、少なくともE235系が営業を開始し、E217系の廃車回送が開始されて以降になるわけです。とはいえ、廃車回送が始まったときには各編成の廃車解体か譲渡かの選別が完了しているわけで、特に千葉搬出になって以降の武蔵野205のように甲種輸送を介す場合、半年前までの予約が必要とされています(自社配給の場合、もう少し融通は利くのでしょうが、罐の手配などあれば、やはり同じくらいになるのではないでしょうか)。
◆E217系の廃車はいつ頃から始まるのか

アダムっちと一緒に見送ったE235系出場の1本目
武蔵野譲渡が始まる3年前・・・長かった
撮影:アダムっち様
そのような事情がありますので、特に落成からデビューまでが短期間だった埼京・横浜・南武のE233系投入区間では、E233が姿を現した頃には既に置き換え対象となる当然205系の処遇も既に決まっていたわけです。とはいえ、今回はE233系ではなく、E235系です。既に山手線での実績があるとはいえ、それなりに仕様も異なるようですし、何より山手線では初期トラブルで、結局本格的に運用を開始したのは落成から約1年後でしたから、今回も最低でも半年以上の時間を要すことになるのではないでしょうか。加えて今回は増解結を伴う運用ですから、おいそれと投入出来ない事情もあるでしょう。そうなれば、本格的にE235が運用を開始し、E217の離脱が始まるのは来年の3月改正くらいになるのではないでしょうか。そこから逆算すると、半年前の8月、9月頃がKCIが最終決定をしなければならない時期と言えるでしょう。それまでにインドネシア側で何ら動きが見られなければ、今回の譲渡は流れたということになります。ただし、KCIの入札公示は近年ネット上から閲覧が出来なくなっており、KCI本社で直接問い合わせるしかなく、特に車両関係の入札は2016年頃から過去に実績のある会社のみ入札資格があるようで、そもそも公示がなされなくなっています。ですから、なかなかこの動きを追いかけるのは難しくなっています。とりあえず、向こう1年間の間に何の音沙汰もなければ、この話は全て無かったことになるでしょう。
◆コロナの影響がかなりヤバイ
どうして、このような回りくどい考察をしたかと言うと、無視出来ないのがコロナ禍の影響です。ただでさえ、リニ時代に国営企業省による経営介入阻止のために、政府補助金を受け取らず、金欠状態が続いていた(この国営企業省による嫌がらせがなければ、他会社からの他形式も譲渡として、今頃話が進んでいたでしょう)ところへの、コロナというダブルパンチで、KCIの懐は壊滅的打撃を受けています。来年に公開されるであろう2020年の会計報告がどのようになるのか、非常に気になるところですが、この約2か月間の乗客の入りは平常の7割~8割減とも言われており、当然KCIの経営に重くのしかかってきています。他の国営企業グループ企業も給与のみならず、人員カットを図っているところもあり、KCIも正直かなりヤバイ状況で、果たして車両導入の予算が確保出来るのかという問題を抱えています。しかも、予算計画はお役所ですので、年度毎に立てなければならず(インドネシアは1月初めの12月〆です)、武蔵野分が2020年までの契約ですから、E217の導入は2021年度予算となります。しかし、今の状況では2021年予算が立てられる状況ではなく、タイムリミットまでに購入の可否を返答できるのかが現在の最大の焦点となっているのです。折からの金欠状態解消の為のプレミアムカー導入(E217系)だったはずなのですが、コロナの影響でその車両自体が購入できないという、最悪の状況に陥っているのです。国営企業相が変わった今なら補助金の増額も期待できるのかもしれませんが、国全体でコロナ対策予算の捻出が急務となっている今、不要不急とも言えるプレミアムカー予算は、まず却下されてしまうでしょう(国家プロジェクトであったLRT,それに高速鉄道まで凍結される勢いなんですから)。年明け早々から新車投入となった横浜線の時(矢継ぎ早に長野で潰されてしまい、正直焦りました・・・)も、相当ドタバタしたような記憶がありますので、今回もなかなか大変なことになるでしょう。
◆いずれにせよE217系は大量譲渡にはならない

ほんのわずかな期間ですが、KCI車両による急行運転も存在したんですよ
今や遠い過去・・・
◆では、実際にどの程度必要になるのか?

ジョグジャ地区の都市間快速PRAMEKS
・ジョグジャ:3本+予備1本
現状のPRAMEKS運用と同数です。現在、ジョグジャ~ソロ間では1時間~2時間毎に1本、快速列車が運行されていますが、一部がクトアルジョまで直通するため、運転間隔がいびつになっています。当初の電化はジョグジャ~ソロ(所要約1時間)ですので、3本もあれば十分です。ただ、クトアルジョ延伸時のことを考えると、あと1~2本欲しいですね。各駅停車(現状の設定は無し)はKFWで、合わせて毎時2本となるのでしょうか?なお、KFWはフル活用した場合、8連5本の配置になります。KAIの特急列車と競合関係になりますが、KCI運賃の方が圧倒的に安くなるため、Premium、各駅停車の毎時2本体制でも十分利用者はつくのではないでしょうか。ピーク時には毎時4本程度必要になってくるかもしれません(現在のPRAMEKSが3日前には売り切れになってしまうことを考えると、かなりの需要はあるでしょう)。
・ボゴール:6本+予備1本
かつてのパクアンエクスプレスです。以前はコタ~ボゴール間を最速60分で走破していましたが、当時は最高時速が100㎞/hだったこと、ゴンダンディア~チタヤム間ノンストップという今では考えられないことをしていたため、現状なら余裕を見て、1時間15分くらいは確保する必要があるでしょう。往復3時間と見て、30分毎ならば6本程度必要です。平日日中は毎時1本でも十分でしょうけど。
・デポック(朝夕のみ):4本
実際設定されるかはわかりませんが、かつては朝夕のみコタ発、タナアバン発と合わせ30分毎程度デポックエクスプレス(一部ボジョングデまで)が運行されていました。ラッシュ時のパクアンエクスプレスがデポック、デポックバルを通過していたことの救済なのでしょうが、ボゴール線の需要を考えれば、設定するに越したことはありません。ただ、各駅の利用者も飛躍的に伸びており、通過させる駅がないからこそ現状のオール各駅になっているわけで、ボゴールと合わせ、毎時4本以上の設定は難しいと思います(追い越し可能駅が少なすぎるという問題も・・・)。かえって各駅停車が激混みしてしまいますからね。とはいえ、毎時2本だけではPremiumに混雑が集中しすぎるとも言えます。かつてのように需要のあるところを軒並み通過にしてしまえばいいのですが、なかなか難しい問題ですね。
・タンゲラン:3本
現状の各駅停車でも30分しかかからないタンゲラン線ですが。KCIの発表によればタンゲラン線にもPremiumを導入予定としています(ちなみにかつての急行、ベンテンエクスプレスはコタまで直通していました)。現在、日中のタンゲラン線は空港特急と各駅停車が30分毎に設定されていますが、空港特急はタンゲランに入らない為、運賃も別体系のため利用者からは本数が減ったとクレームが殺到しています。空港特急と各駅停車は並行ダイヤという暗黙の了解があるようで、線内での追い越しは実施しません。ですので、KCIとしては、空港特急の続行でPremiumを設定しようとしているのかもしれません。ドゥリ~バトゥチェペル間で競合関係になりますから、朝夕は毎時2本設定してくるかもしれません。タンゲラン民は意外とお金を持っています。所要25分程度ですから、3本あれば足りるでしょう。
・ランカス:4本
現状のKCIで最も所要時間のかかるスルポン線。タナアバン~ランカスは2時間超えの長丁場です。ランカス電化前は、快速ランカスジャヤが朝夕に1往復ずつ設定され、最速1時間20分で結んでいました。この他にムラク直通の快速も、やはり朝夕に1往復ずつ設定されており、計4往復の優等列車がありました。Premium導入の最有力候補でもあるスルポン線ですが、とにかくド田舎に突き進む路線ですので、どれほどのグリーン車需要があるのかは未知数です。毎時1本の設定で、余裕見て4本くらいでしょうか。パルンパンジャンやスルポンまでの区間列車は設定する必要ありません。
・チカラン:3本+予備1本
ブカシと聞くと、これまた遠いイメージを抱くかもしれませんが、マンガライから30分もかからないんですよね。道路は大渋滞で1時間はかかりますけど・・・。そんなわけで、正直ボゴール以外はオール各停化で大団円で、そもそもかつてのブカシエクスプレスは基本的に朝夕のみの設定で、日中はブカシ電留線でお昼寝していました。しかし、ご承知の通り2017年10月にチカランまで電化延伸されており、今後チカランにはKAIの列車ホームが設置されるため、もしかすると多くの列車が停車するようになるかもしれません。その場合、競合関係が発生します。ただ、他線区と比較して、もっとも需要が少ないのがチカランです。ただでさえ所得の低い東ジャカルタ、ブカシですので、この距離で追加料金というのは、なかなか考えづらいですね。設定されても毎時1本が関の山でしょう。ブカシのラッシュ時は各停を抜本的に増やしたほうがいいですよ。なお、予備の1本は同じくブキドゥリ電車区所属となるタンゲラン、ランカスの予備も兼ねるものとします。
そんなわけで、私の独断と偏見で26本という数字になりました。ちょっと多すぎるかなという気もします。朝夕しか走らないデポックの4本は正直無駄ですからね(だからこそのL/Cカーが今流行っているわけで・・・)。多くて25本、少なくて20本くらいという予想にしていきましょうか。この程度ならば、劣化の激しい川重編成を全て潰しても問題ないですね。
最期に念頭に置いておかなければならないのは、これは速達用の純増車両ということで、メトロチョッパ車8連を中心とした経年劣化車の置き換えが出来ないという点です。しかし、現状これ以上の中古車の追加導入は規制云々以前にコロナ禍によるKCIの財務的問題からかなり厳しく、経年車の置き換えは、補助金を活用して国産電車に切り替わって行くものと思われます。泣いても笑っても、E217系が日本から渡る最後の“中古電車”となることでしょう。
以上、あくまでも個人的な妄想ですので、くれぐれも本気にはしないようお願いします。
◆先週の記事も合わせてお読みください◆


コメント
コメント一覧
いつも拝読させて頂いております。
もし本当にE217系がインドネシアに渡るとするなれば、パクアン急行様の仰る通り、川崎重工製の車両は省かれる可能性が非常に高く、東急車輌製や新津車両製作所製の方が優先されるでしょう。
その証拠が房総各線や南武線に転属した元京浜東北線の209系で、川崎重工製の車両は先頭車のみ房総各線用として転属しただけでした(実質車体の状態を比較すると川崎重工製の車両の方がだいぶ粗悪な感じです)。
またシステムも205系より複雑ですし、譲渡ならばまずJR側でシステムの変更や組成変更、予備部品の確保や技術指導は必要不可欠でしょうね…
こんにちは、コメントありがとうございます。
本来であれば川重製の車両は省かれるべきですが、これまでも、あえて仕様統一を阻むようなわけのわからない編成が渡ってきていることを考えると、果たしてどうなるかな・・・とも思っています。動作保証なしという点をインドネシア側が承認してしまっているので、日本側としたら、廃車タイミングに合う編成を粛々と送ればいい話ですので。ですので、技術指導はあるかもしれませんが、組成変更やシステム改修は為されないのではないかと思います。
速達列車を運転すると列車本数が減りますから、速達列車は不可能ではないでしょうか。
本当に速達列車なんて走らせる予定なんでしょうか。
KCIの公式発表に基づくと通過運転をするとされています。さすがに距離が伸びて、速達列車への要望も高まっています。最大のネックはボゴール線ですが、理論上は3分毎の運転が出来ますので、なんとか押し込むのではないでしょうかね。昔のようにPasar MingguとDepokは緩急接続せず、通過追い越しになるのではないでしょうか。
E235がスカに入りましたがE217はいつから渡るようですか?
本文読みましたか?
ただ、新造車に関しても今の技術で4年以内にメトロチョッパ車を全て置き換えられるほどの車両数を製造出来るかは本当に疑問です。実際チョッパ車だけでなく6000系のVVVF車だって1,2次車は2022年までに車齢50年を迎え、機器更新からも25年以上経つので老朽化が進行していることを考えると、コロナの影響によるコスト削減やメトロ側の意向からしてなどをメトロから7000系大窓車(6105〜07,15,23,25〜27Fはぴったり置き換えられます)や8000系を(仕方なく)投入する必要も出てくるかもしれません。長文失礼しました。
記事・コメントでも散々言われている川崎重工製車両の件ですが、E217の場合だと過去に(といっても新製直後の話ですが)先頭車のWCを洋式に統一する目的で新製した増結編成と初期の基本編成の先頭車(共に久里浜寄)をトレードしているので、編成によっては
1号車(増1号車)…東急or新津製
11~2号車(増4~増2号車)…川重製
(当然逆パターンもあり)
という組成編成があり、これを無視してしまうと譲渡編成次第ではクハ1両だけ川重製が含まれて譲渡される可能性が高まることになります。(この時点で譲渡対象外にする可能性も十分ありますが)新製直後同様に前期基本編成と後期増結編成とで再トレードすれば解決しますがそこまでJR側がやってくれるかは微妙なところです。
また、後期車の一部編成にはG車のみ川重製(普通車は新津製)で組成されている編成が数編成いるので、仮に譲渡が決定しかつ一切の組成変更をしない場合、譲渡編成・両数にもよりますが先述の久里浜寄のクハを含めて川重製車両が数量ほど譲渡される可能性があるのではと個人的には思います。
コメントありがとうございます。
先に言ってしまいますと、メトロ7000は既にスクラップが決定したため譲渡することは出来ません。リニ在任中にメトロ側に返答出来なかったからです。さらに、8000ですが、実際に社内では東急8500、メトロ8000、JRE217で協議されましたが、社内政治でE217に決まってしまいました。当然、現場からは8500や8000という声が大きいのですが、本社のアホの一存でE217になってしまったという面も少なからずあります。欲を言えば、E217と8000の並行輸入が最適値だとは思うのですが、今の財政状況では難しいでしょう。本社的にはE217はあくまでもお試しで、さっさと壊して、新車に意向したいというのもあるかもしれませんね。インドネシアでは性能、技術面云々の前に、しょせん国鉄ですので、政治がまず第一にあります。寿命が短い設計とかはどうでもいいのです。
川重製が若干数入ってしまうのは仕方のないことでしょうね。おっしゃる通り、便所の件は面倒です。JREは現状渡しが基本ですので、仮に譲渡が実現すれば特に組み替えることなくこちらに来るのでしょう。
26本というとほぼ半分が行く勘定で、良さそうな車両を選りすぐって送るとなると、悪くない数だろうなと思います。
ただ、E217に関しては、老朽化によるトラブル過多で労組からやり玉に挙げられ、置き換え順序が東海道と入れ替わったという噂(恐らくこれでE231近郊型の使いつぶしが決まり、サハの修繕車が出始めた?)があるほどで、2階建てサロが目当てにしても、本当にあんなボロで良いの?という気がしなくもありません。
コロナ禍で難しいとのことですし、敢えてボロE217を見送り、少し待って幾らかましなE231のコツ車あたりに唾を付けられるなら、その方が良さそうな気もします。
今の財政状況を見ると、やはりデポック分や予備を削って多くても20本程度でしょうね。多ければ多いに越したことはないのですが・・・。
さて、217の置き換えについてですが埼京だか横浜がこちらに来た頃にはもう決まっていましたね。実は物理的に海外で走行可能な車両が217が最後になるので、その頃から話には出ていたんですよ。しかし、山手で235がやらかして、総武横須賀分が当初より1~2年遅れたそうですから、それで231が先か217が先かなどと言われているのかもしれません。231からはTIMS搭載車になるので、残念ながら状態が良くてもジャカルタで走行することは出来ません。
横須賀線沿線民の天々座未来と申します。
E217系との付き合いはかれこれ20年以上になりますが、最近乗っているとガタガタ揺れたりするなど、変に海外に譲渡するよりは、このまま楽にしてやった方が彼も幸せなんじゃないかなと考えることがあります。
ただ、自分と全く同じ日に生まれた車両もいるだけに、また海外で元気な姿を・・・・と思うのもまた、私の考えです。
217がガタガタするのは品鶴線内の最高速度が上がって以来のことではないでしょうか。こちらでは出して75㎞/hそこらですから、楽な余生になるでしょう。新車にプレミアムカーは組み込まれていませんから、数年後までには何本かは来ることになるのではないでしょうかね。
パクアン急行様、はじめまして。確かにE217系はMONでE231系以降はTIMSですが、海外譲渡の際、TIMSだと都合が悪い理由を教えていただけますでしょうか?
ざっくり言うとTIMSの場合、故障した際にマニュアルで動かせない、特に電車を止められない恐れがあるというのが大きいようです。また、日本語をインドネシア語or英語にROMを直すのにも膨大な金額がかかります。自由に組み替えも出来ないですし、電子化が進んだ車両は仮に輸出されても、こちらでお荷物になってしまうでしょう。