
Nataru2020/2021おめでとうございます
まずは何も変わらず・・・特急Argo Bromo Angrek
CC206 15 02 CPN
ようやく日本でも最近は12月25日にクリスマスツリーを早々に撤去せず、年明けまで設置するところが増えてるようですが、インドネシアは西洋式でメリークリスマス&ハッピーニューイヤーはセットであり、NatalとTahun Baruの造語、“Nataru”(なたる)という言葉が存在します。例年ならば、そんなNataru臨で賑わうインドネシアの鉄道ですが、コロナ禍において臨時など出しようのない状況というのはご承知の通り・・・。そんなわけで、このタイミングでNataruラッピング車を改めてアップしてみましょう。
定期列車すら満足に走らない中に登場したNataruラッピングはディディック社長からの鉄ヲタへのささやかなプレゼントとしか言いようがありません。このラッピングについては12月7日付け記事で詳細をお知らせしていますが、ラッピング施行車は当初の9両から変化はありません。ちなみに、CC206の配置のないスマトラ第一地域事業部(メダン)ではCC201及びBB303に同ラッピングが施行されているとのことで、羨ましい限りです・・・。年明けまでの掲出とのことですが、ぼちぼち撤去が始まっていくのでしょうか。
さて、引き続きどんより空が続くジャカルタですが、先週末晴れそうな予感がしましたので、私も回収してくることにしました(前回はE103系さんからの借り物でしたので)。

え?なんとこれは!?
CC206 13 92 YK
とはいえ、E103系さんと同じ画像を撮ってもなぁ・・・と思っていたところ(とにかく、この時期の撮影地はガンビル~マンガライの間くらいしかありません)でしたが、撮影地に到着早々、すごい編成がやってきました。当初の予定では10月下旬同様、レバランの振り替えで年末年始にも「みんなで休もうキャンペーン」が実施予定で、KAIも定期列車の運休解除の意向を発表していました。しかし、10月の「みんなで休もうキャンペーン」でジャワ島地方部にも感染が拡大したとして、急遽年末のキャンペーンは中止に・・・(まるでどこぞのGO TOトラブルじゃないか!!)。KAIの運行本数も全く変わらず、通常ならば黄金のL特急ダイヤとも言えるガンビル午前中発・午後着はそれぞれ3本という過疎っぷり・・・。それでもキャンセル続出で乗車率が5割も行かないというのですから・・・。ジョグジャのホテルなんて、稼働率2割に落ちたそうで。
よって、目の前にやってきた列車は、当然ながらガンビル7:50発の7030A毎日運転の臨時特急Argo Parahyangan(通常ダイヤでは特急Pangandaranバンドン経由バンジャル行き)なのですが、客車が白い・・・。
よって、目の前にやってきた列車は、当然ながらガンビル7:50発の7030A毎日運転の臨時特急Argo Parahyangan(通常ダイヤでは特急Pangandaranバンドン経由バンジャル行き)なのですが、客車が白い・・・。

なんとArgo Parahyanganが白銀混色編成になっていたのです
新型ステンレス客車の集中投入の結果、一部の臨時を除いてArgo Parahyanganの全列車はステンレスに統一されて久しく、まして混色編成はとうの昔に消滅していました。先日のE103系さんの画像を見てもわかる通り、この列車も通常はオールステンレス車で運転されています。流石に年末年始需要を見込んで、今回は久々にチョコレート色が美しいPriorityが増結されていますが、まさか前5両のエグゼクティブが鋼製の16/17年車で代走されているとは!!

鋼鉄車のParahyanganはレア貴重!!
ただ、残念なことに鋼製車もステンレス車との混結時に違和感が出ないように塗装変更が進んでおり、こちらも全車塗装変更済(というか新色新型客車を年末差し迫って始めて撮りましたよ・・・)。おそらく言われないと気付かないかと思います。しかも通過時刻が8時前ですから影が抜けきれておらず、白色が強調されない・・・。こればかりは、薄曇りの方が良かったかも。とはいえ、客車区で寝ている車両の機能保全の為に、突発的にこのような代走が発生しているのでしょうから、狙って撮ることも出来ず、しかもそんなギャンブルでかつ、この1本のため(次のParahyanganは18時台までありません・・・号泣)に、山登りしてチクバン橋の側面から撮るというのも、歩留まりが悪すぎます・・・。

先日ジョグジャで撮ったArgo Lawu、CC206 13 64 CPN
これも客車はステンレス
撮れただけ満足としましょう。とにかく今撮れるのは朝の3本、しかも全てステンレス車なんですから。混色はさておき、約9か月ぶりに鋼鉄の新型エグゼクティブが目の前に現れたことに、何とも言えぬ不思議な気持ちになったのは言うまでもありません。長距離客レに飛び乗ってどこにでも行ける時代はいつ戻ってくるのでしょうか??共産党チェッカー回避でバスに乗ればいいと言えど、そろそろ客車に乗りたい気分です・・・。しかし、今の様子を見るなり、2021年も海外鉄には辛い1年になりそうな予感しかしません・・・。

鋼鉄車のParahyanganはレア貴重!!
ただ、残念なことに鋼製車もステンレス車との混結時に違和感が出ないように塗装変更が進んでおり、こちらも全車塗装変更済(というか新色新型客車を年末差し迫って始めて撮りましたよ・・・)。おそらく言われないと気付かないかと思います。しかも通過時刻が8時前ですから影が抜けきれておらず、白色が強調されない・・・。こればかりは、薄曇りの方が良かったかも。とはいえ、客車区で寝ている車両の機能保全の為に、突発的にこのような代走が発生しているのでしょうから、狙って撮ることも出来ず、しかもそんなギャンブルでかつ、この1本のため(次のParahyanganは18時台までありません・・・号泣)に、山登りしてチクバン橋の側面から撮るというのも、歩留まりが悪すぎます・・・。

先日ジョグジャで撮ったArgo Lawu、CC206 13 64 CPN
これも客車はステンレス
撮れただけ満足としましょう。とにかく今撮れるのは朝の3本、しかも全てステンレス車なんですから。混色はさておき、約9か月ぶりに鋼鉄の新型エグゼクティブが目の前に現れたことに、何とも言えぬ不思議な気持ちになったのは言うまでもありません。長距離客レに飛び乗ってどこにでも行ける時代はいつ戻ってくるのでしょうか??共産党チェッカー回避でバスに乗ればいいと言えど、そろそろ客車に乗りたい気分です・・・。しかし、今の様子を見るなり、2021年も海外鉄には辛い1年になりそうな予感しかしません・・・。
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コメント
コメント一覧
【猿股踏ん張る】Selamat tahun baru.
返信に困るのですが・・・(笑)
今年もどうぞよろしくお願いします。
なんとなくクリスマスのラッピングを施したアメリカ型Nゲージを思わせる雰囲気ですが、目立つ列車に季節のラッピングはちょっと気分的に明るくなりますね。
新型コロナの影響でこの先車両の導入も不透明になった今、現有車両を上手くやり繰りしつつ凌ぐことになるかと思いますが、色々とまた目の離せない状況が続きそうな予感がします。
あけましておめでとうございます。
今年も当ブログをよろしくお願いします。
確かに言われてみると、クリスマスラッピングのアメリカ型Nゲージですね。なおさら、メダンのラッピングCC201を見たくなってしまいます;;
仰るとおり、現有車両、特に経年車をどうやりくりするかですが、JREのカバー範囲でないでしょうから、騙しだまし使って、数年後に新車で置き換えというのが濃厚な気がしますね。益々先行きが見通せないジャカルタの鉄道事情に注目下さい。
ちょっと解説しますね。
昭和のオヤジ英会話で、
What time is it now? を、「掘った芋いじるな」と喋れば通じるんだぜ。
とドヤ顔で言うのがありました。
そのノリで開発されたのが、これです。
Selamat tahun baru. と言うところを、「猿股踏ん張る」と言うのです。
かなり通じます。
上記の「掘った芋いじるな」より「猿股踏ん張る」の方がより原音に近い秀作だと思います。
1990年代のジャカルタで開発されたとされ、日本人社会では正月の挨拶にこの言葉を交わすのが習わしでした(嘘)。
このブログを読まれている皆さんも、来年の正月をジャカルタで迎え、インドネシア人に向かって「猿股踏ん張る」と唱えてみて下さい。
そうなんですね。
残念ながら今は受け継がれていないか、それとも私が日本人コミュニティとは
かけ離れたところに生息しているからかもしれませんが・・・。