
スカルノハッタ空港特急に、まさかのロングシート化の動きが
2021年2月ダイヤ改正では各駅停車(Commuter Line)との平行ダイヤを導入し、6分ものスピードダウンで、もはやボッタクリ特急と化していたスカルノハッタ空港線。しかし、これには理由があり、計画ではこのダイヤ改正からCommuter Line化し、運賃形態も同一のものになる予定でした。しかし、運輸省からの運賃変更認可が下りなかったことから(値下する分、運輸省は補助金を出さなければなりませんからね)、苦肉の策で、平行ダイヤのまま特急運転するという、無理やりな運転方法になってしまったのでした。
トホホな空港線2021年ダイヤ改正の内容はこちらからどうぞ
Melaju berdampingan, menuju titik terang.#KeretaBandara #SelangkahkeBandara #KABandaraRailink pic.twitter.com/wvZS8DmeUk
— KAI Bandara (@RailinkARS) March 20, 2021
3月20日朝に、公式酢イッターから突如ツイートされたこの画像
「明るい未来に進もう!」的な散文が添えられています
Disaat berdekatan bukan pilihan, kami terus memberikan terobosan.#KeretaBandara #SelangkahkeBandara #KABandaraRailink pic.twitter.com/Mq22QtlgZu
— KAI Bandara (@RailinkARS) March 20, 2021
「あなたと共に革新を続ける」(?)的な散文付き
(詩的センスが高すぎて訳せません)
Kami terus memberikan pelayanan maksimal, demi meraih kepercayaan di masa depan yang lebih baik.#KeretaBandara #SelangkahkeBandara #KABandaraRailink pic.twitter.com/qhNA0wPzQU
— KAI Bandara (@RailinkARS) March 21, 2021
そして添えられている文章は散文からマトモな短文に切り替わり、
「より良い未来の為に最大限のサービスを提供し続けます」とあります
#TinggalPilih Eksekutif atau Premium!
— KAI Bandara (@RailinkARS) March 22, 2021
Kami hadir memberikan layanan paling prima di kedua kereta. Menurut Travelers, berapa tarif yang cocok untuk kedua kelas?#KeretaBandara #SelangkahkeBandara #KABandaraRailink pic.twitter.com/Li1NcQPus6
「プレミウムかエグゼクティブどっちが良い?
いずれの料金に適した運賃はいくらですか?」
Kenyamanan dan kecepatan semakin terjangkau! Nikmati layanan KAI Bandara Premium dengan tarif mulai dari 5 ribu Rupiah hingga 30 ribu Rupiah ke Bandara Soekarno-Hatta.#KABandaraRailink#SelangkahkeBandara pic.twitter.com/ZnVddt5ymV
— KAI Bandara (@RailinkARS) March 24, 2021
そして、ついに昨日大本営発表が!!
なんと環状線・タンゲラン線内の運賃はたったの5000ルピア!!(安すぎ!!)
まあ、予想通りの展開と言うか何というか、運賃形態はパレンバンLRT方式となり、空港と1駅前区間に空港利用者加算運賃をドーンと適用し、それ以外の区間は補助金適用普通運賃ということで、マンガライ~バトゥチェペル間は、どこで乗っても降りても5000ルピア、バトゥチェペル~空港間が25000ルピアとなります。てか、Commuter Lineが4000ルピアなので、安すぎですよ。てか、今までの70000ルピアって、何だったんだ・・・。25000ルピアになれば、ダムリバスの半値ですから、コロナ明けにはチケット争奪戦勃発の予感(乗車定員制を維持する場合)。
たかが、1000ルピアの違いならば、統一で良かったのでは?と思う程。つまり、空港線会社は消滅せず、RailinkとKCIの共存、競争区間になるわけで・・・。一方で、果たしてこれがいつから適用されるのか、またチケット購入、乗車方法に変更があるのか?、そして1列車あたりのチケット販売に上限があるのかどうかなど、核心的な部分は引き続き触れられず、鉄ヲタの妄想心を煽る結果になっています。客扱いをするのは現状の特急停車駅のみなんでしょうけど。
おそらくですが、これは空港線会社からの公式ガセ情であり、未だ運輸省認可は取れていないということだと思います。しかし、これを実行しない限り空港線の存続は無理であり、極端に安い運賃をお漏らし情として流すことで、沿線民の世論を形成しようとする意図があるのではないでしょうか。最近、メディア各紙もこぞって鉄道ネタに食いついてきます(鉄ヲタが転じているんでしょうね)ので、その辺も計算済みなのでは、と思います。
もちろん、最終目標は完全各駅停車化とKCIのCommuter Lineとの統合です。でも、いくらロングシート化したとは言え、2ドア6連では、4ドア12連でも超満員のタンゲラン線の混雑に耐えられるとも思えず、当面の間は各停スジでも客扱いはバトゥチェペル・ドゥリ・BNIシティ(スディルマンバル)で良いような気もします。
果たして、いつから運賃、乗車方法が変更になるのか、空港線会社の公式ツイッターを逐次チェックしてください。ある朝突然、今日から変わりました!と言ってくるお国柄ですので、利用時に慌てふためくことのないよう、ご注意ください。
Selamat datang dan selamat bertugas untuk Bapak Mukti Jauhari sebagai Direktur Utama KAI Commuter dan Bapak Adang Sujana sebagai Direktur Keuangan dan Administrasi KAI Commuter, semoga membawa KAI Commuter semakin maju dan berkembang. |2#kaicommuter#commuterline pic.twitter.com/AcINbBL12b
— KAI Commuter (@CommuterLine) March 22, 2021
なお、3月22日にはKCIが人事異動を実施しており、2018年4月から社長を務めたWiwikおばちゃんが退任しています。ちょうど3年ですので、任期満了といったところでしょう。そして、後任となるのはMukti Jauhari元空港鉄道会社社長・・・。ということで、明らかに今後のKCI・Railinkの統合を見据えた人事になっていることも要注目です。そんな政治臭も漂いますので、Fadfila前々社長のような剛腕、改革肌ではないことは間違いなさそうです・・・、これで中古車輸入は完全アウトかな。
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