
KAI本線から怪しげに?分岐する高速鉄道工事現場への引き込み線と監視小屋
念のためここだけケイタイで撮影
14日公開記事でパダララン側のインドネチナ高速鉄道(KCIC:Kereta Cepat Indonesia Cina)建設現場を紹介しましたが、今回はバンドン近郊輸送の東端、チチャレンカ側の様子を紹介します。目玉は何と言ってもこの1年間で一気に工事が進捗している高速鉄道のバンドン(ランチャエチェック)車両基地でしょう。現地鉄や地元民はド乱入して画像をジャンジャン上げているので(中国側は逆にどんどんアップして宣伝してくれということなのかもしれません)、一体どうなっているのかと気になっていました。

監視小屋の脇からランチャエケック駅側の望む
私が立っている部分はバンドン線の複線化工事部分

駅構内端から引き込み線の分岐部を観察
閉塞外の為、工臨設定時以外は施錠されています
鉄ヲタ的に一番気になるのは、レール輸送用に設置されたバンドン線ランチャエケック駅からの引き込み線です。これをチェックせずにはいられません。レールの到着を前にして、昨年10月にロンチキ試運転が実施されており、おそらくそれと前後して設置されたと思われるこの引き込み線。既に3~4船がチラチャップ港に着岸しており、それに合わせ2週間弱連続的に工臨が設定されています。次回はこの設定日に訪問してみたいものです。

在来線の真横で建設が進む高速鉄道車両基地
とにかく巨大でこの一帯の労働力を全力で注いでいる感じで
カンプン内は作業員だらけ
しかし、気になるのは現在進行中のバンドン線複線化工事と干渉していることで、今後、この複線路盤と重複する部分に分岐器が新たに設けられるのか、それとも複線化完成よりも高速鉄道へのレール搬入が先に終わるかという判断なのでしょうか。それにしても、こんなに高速鉄道と在来線が近接しているのに、ここには駅を造らず、バンドン市内を外周する高速道路脇の辺鄙なテガルルアルのみに設置したというのが最大の謎です。結局、この問題はパダラランに駅を新設することで解決したわけですが。

在来線の真横で建設が進む高速鉄道車両基地
とにかく巨大でこの一帯の労働力を全力で注いでいる感じで
カンプン内は作業員だらけ
しかし、気になるのは現在進行中のバンドン線複線化工事と干渉していることで、今後、この複線路盤と重複する部分に分岐器が新たに設けられるのか、それとも複線化完成よりも高速鉄道へのレール搬入が先に終わるかという判断なのでしょうか。それにしても、こんなに高速鉄道と在来線が近接しているのに、ここには駅を造らず、バンドン市内を外周する高速道路脇の辺鄙なテガルルアルのみに設置したというのが最大の謎です。結局、この問題はパダラランに駅を新設することで解決したわけですが。

通路という通路には監視小屋が建っています
踏切は先ほどの引き込み線のもの
在来線が一段高いところにあるため、建設現場の柵の中が良く見えます。ちょうどお昼休みがおわったところと見え、集落の中からひっきりなしに作業員が出てきて現場に戻っていきます。しかし、しばらく観察していると、関係ないただのオバチャンや凧上げ帰りのガキンチョなんかもゾロゾロと通過し、無害な現地民に対してはノーセキリュティであることがわかります。実際、路盤から撮影していると、通りがかりの作業員が中国語で声をかけてきて、一瞬ドキっとしましたが、チナがいっぱいいるな!と支離滅裂な返答(当然インドネシア語、中国語なんぞ知らん)をしたところ、インドネシア原理主義者と思われたのか、そのまま作業に戻っていきました。まあ、実際チナもうようよしており、ナンバーの無いバイクをノーヘルで乗り回しているのですぐわかります。念のためチナの前ではカメラを隠すことにしましょう。共産党員の端くれであることには変わりないですから、通報でもされたら大変です。

用地内は案外起伏があるのですね

用地内は案外起伏があるのですね
しばらく行くと、工事現場を横切る公道があり、そちらへ進んでみることにします。すると、こちらは塀などによるバリケードもなく、内部が丸見えです。引き込み線との交差部に監視小屋がありましたが、ここは誰も居なかったので、ちょくら撮影。しかし、予想したほど工事は進捗していないのですね。もっとレールが敷設されているのかと思っていました。

おお、あれが50mロングレールの積み下ろし基地ですね
あのバイクの止まっているところくらいまでなら、突入出来そうですね

不安定なところに止まっている中鉄の作業車
機材もほとんどを中国から丸ごと持ち込んでいます
バイクと異なり、一応ナンバー登録はしているんですね笑

帰りのバスの車窓から
画質悪いですが、クリックすると拡大します

おお、あれが50mロングレールの積み下ろし基地ですね
あのバイクの止まっているところくらいまでなら、突入出来そうですね

不安定なところに止まっている中鉄の作業車
機材もほとんどを中国から丸ごと持ち込んでいます
バイクと異なり、一応ナンバー登録はしているんですね笑
レールが敷設されていれば、もっとずかずか踏み込んで行こうかとも思っていましたが、予想以上に足場が悪そうなのと、あまりの広大巨大なチャイニーズドリームにやられてしまい、今回はここでおしまい。引き込み線存在の確認とロケハンが出来ましたので、次回工臨設定時に改めて訪問してみようと思います。というか徒歩で回るには広すぎます。私もナンバー無しのバイクに乗りたいです。

帰りのバスの車窓から
画質悪いですが、クリックすると拡大します
レールの敷設は本線に繋がる側ではそこそこ進んでおり、バスの車窓から、中国から運ばれてきた保線機材も確認出来ました。隣接する田んぼから丸見えと思われ、現地鉄たちはこちら側から乱入しているのですね。次回はランチェエケック駅側からではなく、こちら側からゴジェックで乗り込みましょうかね。それにしても、ジャカルタ~バンドンの所要時間が35分そこらならば、必要本数はぶっちゃけ5~6本もあれば十分な計算ですが、どんだけデカい車両基地を作ってんだって話。まあ、クラパガディンの韓国LRT同様に、将来の延長を見込んで広大な用地を確保しているんでしょうけど。バンドン止では全く意味がないのは、おそらく政府もわかっているんでしょうし、さっさとチルボン、ジョグジャ方面に伸ばしてもらいたいですよね。で、ドアホ日本政府が提案する中途半端な北本線高速化はさっさと凍結、ジャカルタ~スラバヤ間全線フル規格での建設を強く求めます。プーさん、お金をよろミンタ!!

終点テガルルアル駅近くの跨線橋
一帯は田んぼだけ、撮影地に使えそう
おまけ

終点テガルルアル駅近くの跨線橋
一帯は田んぼだけ、撮影地に使えそう
◆いつもご覧いただきありがとうございます◆

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