
これにて12日間に及ぶ怒涛の廃車配給が全て終了
1月30日終電後、今期第12回目となる廃車回送が施行され、東急8500系8612Fのうち4両(中間車は8608Fから)がデポック~パシルブングール間で配給されました。1月19日終電後から連日連夜続いた一連の廃車回送はこれにて終了。最後の〆となったのは8612F、ということで、全くトップバッターではありませんでした・・・。
結局、最終回となった8612Fの廃車配給
◆パシルブングール配給第12回(1月30日施行)
・8512, 8829, 8925, 8612
編成後部に緩急車として事業用気動車2両と客車4両(SN 3 87 01, KD3 87 2 24, B 0 07 11, K1 0 09 15)が連結されました。
この4両のうち、8612号は2019年3月の衝突脱線事故で先頭部分が大破しており、輸送方法が注目されていましたが、第1回~第11回までの配給よりもより遅い速度設定とし、車両分解を考慮し、後部緩急車にDjoko Tingkirを組み込む回での施行としています。また、運転台付近にはブルーシートでの養生をした状態での配給となりました。

速度が遅いため、いつもと別の撮影地へ
ただ、ドン曇りの空模様で真っ暗、霧の中でした

パシルブングールに到着
今日はすぐに入れ替えが始まりそうです

8612の運転台付近
台枠が無事だったのか幸いでしたね

8612F最後のご尊顔
8612Fの他2両は1月25日に配給済です
8612Fは衝突脱線事故の影響で全車離脱と思われがちですが、無傷の4両(0817, 0717, 8929, 8812)は8618Fの12連化タネ車として今も現役で活躍しています。残った4両については、今回の8612, 8512及び1月25日施行の8712, 8912で全てデポック電車区を離れたことになりますが、前回お知らせした通り、8712は台車のみデポック電車区に里帰りしています。また、配給前には床下機器を取り外していますので、今回、残念ながら復旧が叶わなかった車両も、何らかの形で営業線に残る48両を陰ながら支えてくれることでしょう。

もはや用済みのTERMO RAIL冷房は車体と一緒に処分ですね

廃車置き場へ押し込み

もはや用済みのTERMO RAIL冷房は車体と一緒に処分ですね

廃車置き場へ押し込み
さて、昨日の作業実績をもとに、午後再度駅を訪問してみました。すると、予想通り4両全てがダルマになっており、積み上げのときを待っていました。今回、クレーンのレンタル料を最大限ケチっていることから、同日中の積み上げまで終わらせてしまうはずですので、しばし待機してみましょう。この時点でクレーンのアームは折りたたまれ(前日の作業終了時のまま変化なし)ていましたので、まさかお休み?と不安もよぎりましたが、案の定作業員がやってきて、エンジンがかかりました。

先頭車が両方とも高台側を向いているのは、
最後のサービスでしょうか・・・

プルワカルタ、チカウムではクレーン1台で吊っていましたが、
今回は2台使用

損傷を考慮してか、8612号は3段目へ
まず、8612号が3段目に上がり、その後中間2両が1段目、2段目と続きましたので、最後の8512号も順当に行けば3段目。ここでも作業は非常にスムーズに進んでいますので、しばし待機。

ラスト、48両目の8512号も上がりました

東急車は何故か高台側を向きましたね
そんなわけで、あっと言う間に4両が吊り上がり、前日を上回る作業時間で終了しました。12日間休みなしですから、早く終わらせたいですよね・・・。
何やらインドネシアでもコロナ感染者が再び伸びつつあり、KCI社内でもまた陽性者が出ているようですから、このタイミングで完了出来て本当に良かったと思います。年度会計の件もありますが、この辺も今回の連続12回配給という、これまでに見ない対応になったのではと思います。
皆さま、本当にお疲れ様でした。
東急編の動画もこちらよりお楽しみください。
何やらインドネシアでもコロナ感染者が再び伸びつつあり、KCI社内でもまた陽性者が出ているようですから、このタイミングで完了出来て本当に良かったと思います。年度会計の件もありますが、この辺も今回の連続12回配給という、これまでに見ない対応になったのではと思います。
皆さま、本当にお疲れ様でした。
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