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ジャカルタコタ駅前が開業当初の本来の姿に戻ります
来年はこの正面玄関にメラプティが掲げられることを期待します

ジャカルタコタがヤバいことになっていると、ここ1~2か月の間噂になっており、ネットに流れてくる画像を見るにつけ、確かにヤバイ。あの雑然としたジャカルタコタ駅前が姿を消し、もはやインドネシアとは思えない、バタビア時代の整然とした美しい景観を取り戻しています。コロナ禍で駅前ヤクザが弱体化している間に駅前浄化を進める例はいくつかありましたが、ジャカルタコタ駅前の改良事業は最大規模のものと言えるでしょう。




なお、この改良事業はMRT南北線のCP203工事に合わせて実施されるもので、地下鉄駅の建設を機に、旧市街、コタトゥア地区の魅力度向上を図るものとして、整備が進められています。それにしてもCP203なんて、まだ掘削が始まるか始まらないかと言うときに、先行してDKIが地上側の整備を進めると言うのは、これまたインドネシアらしからぬ・・・といった感じなのですが、DKIの本気を見せつけられました。


2027年?開業予定のMRT南北線フェーズ2のコタ駅
デザインを4月に公開しています

上記のMRT公式ツイートを当方アカウントでリツイートしたところ、日本の方からの反響も多く、KAIジャカルタコタ駅のコロニアル建築と調和したこのデザインはなかなか好評のうちに受け入れられているように見えました。しかし、絵に描いた餅の可能性も高く、特に地上側はDKIの整備になりますので、どこまで実現できるのか注目されていました。が、なんと既に着工されているという・・・。

あくまでも、上の画像はMRTへ繋がる通路のみがフォーカスされていましたが、実物を見るとさらに凄かった!!

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わかりますか??


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比較用に半年前のほぼ同地点画像

もう数十年来柵で閉ざされたままのジャカルタコタ駅の正面玄関の代わりに、事実上の入り口となっているのが、北口と南口です。しかし、オランダ時代の優雅な空気が流れるコタ駅構内から一歩出れば、屋台とアンコタ、バジャイに溢れた歩道すらない道路と言う、インドネシアの洗礼を受けていたわけです。これが、ジャカルタの楽しさと言えば楽しさなのですが、なんと、北口から旧市街に伸びる道路が歩行者天国化されたのです。

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これぞ、何年経っても変わらないジャカルタの風景
だと思っていましたが・・・

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北口から旧市街方面を望む
8月17日時点で、この工事柵も撤去され通行が全面解禁されています

では、この道路が閉鎖されたということは、一般車はどこを通るのでしょうか。それが、また驚きの展開になっているのです。

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北口から右手を望むと

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道路はこちら側に付け替えられたんですね

この部分、かつてはKAIのReskaパーキングになっていた部分です。つまり、絶対にDKIになんて土地をやらん!!と言っていたKAIが自社敷地をDKIに明け渡したのです。さらに、この道路はBNIの裏手を回っており、おそらくBNIも土地を供出しているものと思われます。これこそが、本当の#integrasiですよね。また、TJ停留所もこちらに移設されたことにより、デザインもへったくれもない、鳥小屋とも揶揄されるバラックが撤去され、冒頭画像の通り、コタ駅舎の正面玄関側の全容が広角で捉えられるようになったのです。

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鳥小屋が消えた結果、コタ駅から銀行博物館までの
白亜のスカイラインが蘇りました

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消えた鳥小屋
バジャイがいなかったら、インドネシアとは思えないですよね

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無駄が多すぎた地下ドブ噴水も埋め戻され、駅前広場が復活!!
広い空がコタに戻ってきました

なお、この影響で、TJコリドー1の運行経路が7月22日から変更になっており、グロドック方面からのバスは、直接コタで降車出来なくなっており、旧市街をあたかも観光バスのようにぐるっと1周回ってから、先ほどの北口脇の新しい停留所に止まるようになっています。また、先ほどの画像の通り、バスが停車すると、後続の一般車が追い越せない仕様(完工後は何かしらの修正が入るはず・・・)のため、現在コリドー1の約半数がオリモやハルモニで折り返すようになっていますので、ご注意ください。まあ、それでも運び切れてしまう輸送量しかないんですけどね、この区間・・・。駅前広場の完成後は、降車用バス停が銀行博物館前に設置されるはずです。


現在、TJでコタ方面へ行く際はご注意下さい

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ちょうどPPDリバイバルカラーが来ました

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旧市街によく似合う塗装ですね


ホコ天完成後の比較画像はDKI公式からも上がってきました

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こうして、KAI vs DKIのバカの壁はMRT建設が引き金となり、
ついに崩壊したのです。これは歴史的瞬間では?

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KAI駅構内に出来たMRTのインフォメーションコーナー
友好の証でしょうか

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オープンが楽しみですね

MRT関連では、さんざん記事にしている通り、某コンサルの見積もりの甘さから、CP201とCP203に挟まれたCP202の施工業者が2年に渡り決まらないままで、果たしてコタ開業が出来るのかと言う状況でしたが、こちらも8月16日にMRTが公式に清水建設とアディカルヤのJV(CP201と同じ)が受注したと発表しています。ただ、清水建設から公式リリースなく、受注自体は昨年末の時点で決定していたものと思われます。おそらく、受注金額が未だに確定しておらずリリース出来ないのでしょう。今後、建設費の増加分をインドネシア政府側が受け入れるかどうか(総額22兆5千億ルピア→26兆ルピア)で、決まって来るものと思われます。


こちらの記事の最後、本来着工していないはずのCP202に工事囲みがあり、
清水・アディカルヤロゴが出ていましたが、その通りになりましたね
外に出せない相当の大人の事情がありそうです

インドネシアから日本への信頼を失墜させるのみならず、日系企業へ負担を強いる某コンサル、JICAは腹を切るべきであり、フェーズ2のハルモニ以北の建設は直ちに凍結せよ!!との立場の当方ですが、コタ駅前をここまで激変させるほどの熱意がDKIにあるのならば、バスで十分運べてしまう区間にMRTを作る意義も少しはあるのかな、と思う次第です。コタトゥアを活性化させ、利用者が少しは増えれば良いと思います。

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