DSC_0711_R
歓迎光臨!!順光(人´∀`)アリガトー♪
待望のジャカルタ~バンドン高速鉄道1号編成遂に着岸

8月21日に中国青島港を出港していた貨物船が9月1日夕方、ジャカルタタンジュンプリオク港着岸、翌2日夕方から水切り作業が開始されています。今回輸送されたのは導入予定12本(高速検測編成含む)のうちの2本16両で、うち1本が高速試験車、ドクターイエロ―編成です。当初予定では、8月7日の中国側での出荷セレモニーと同時に船積み、8月17日の独立記念日に到着の予定でしたが、船便都合で船積みが遅れていました。




とはいえ、21日に出港、当初予定ではやはり10日コースで31日に着岸となっており、結果的に一部区間での徐行が発生したため、1日遅れになってしまいましたが、それでもかなり上出来な到着と言えるでしょう。日本~インドネシアはどうやっても10日(埼京及び武蔵野205の第何陣だかの実績)はかかり、これが今のところ最速記録ですが、中国発になっても、青島ではさほど距離は変わらず、今後の高速鉄道輸送も、これまで同様の日程感覚でいれば、容易に追っかけは出来そうですね。ただ、結局はブルーシート、いや緑皮輸送なので、第二陣以降は無いかなぁ。タイミングが合えば、陸送かランチャエケックで撮りますかね・・・。港はもういいわ・・・。

そんなわけで、順調そのもので到着したCR400AFですが、まあ、問題はタンジュンプリオクに着いてから・・・。いつものことなので、もうハイハイって感じですが、なんか久しぶりのこの感覚、懐かしいですね。なんたって、2年半以上ぶりの車両着岸ですから。

WhatsApp Image 2022-09-02 at 22.18.58
ありゃーダメだこりゃ
(プリオク港湾開口一番の決めゼリフw)

どうせ、入港したところで作業なんて始まらないのですが、見に行かないことには始まらない・・・ということで、KCICの広報さんと埠頭へ。で、結果は中国製重機と中古?トラックがオンデッキで満載wこれだったら、広報さんだけに見てきてもらえば良かったな・・・と。でも広報さんだけに撮られるのも癪なんですけどね。


でも、中国人めっちゃ優しくて、律儀にツイート
ヲタの皆さん、今来ても何もないですよ、と
陰湿●友インドネシアに爪の垢煎じて飲ませたいですわw

そんなわけで、高速鉄道車両1号編成着岸記念セレモニーは翌昼からの開始となりましたので、一旦引き上げ、出直し。しかし、その間にもKCICは、明日の予定から陸送スケジュールまで、逐一メディアに流しており、どんどん撮ってくださいとアピールしまくり。


税関検査後、陸送は5日に出発予定なのですが、道路使用許可が
まだ下りてないので遅延する可能性もあります、だと?
正直でよろしい!!

MRT到着時の住●インドネシアの対応と真反対で笑いが止まりません。自国の製品をあえて見せず、撮らせず、コソコソ運ぶあの神経、何なんだろうね。悪いことしてるから、見せたくないんだろうねぇ。ああ言う奴こそ、真の売国奴なんじゃないかと?? 道路使用許可が下りてないのもどっちも同じ、でも、MRTのとき住●は最後まで隠し通して、こっちがすっぱ抜いたら、消せだのなんの文句を言って来たわけで。改めて日系企業のクソっぷりを実感しましたよ。

翌日は、オンデッキの重機&トラックが捌けて、パレットが開くタイミングで再度港へ。まさに読み通り、ちょうど重機の最後の一台が陸送され出ていくところで、パレットも開放済。クレーンにスプレッターも装着されており、いよいよ水切り開始と思われたのですが、ここでアザーン。ああ、金曜日と言うことを忘れていましたwわらわらと作業員もKCICのインドネシア人もモスクに消えてしまい作業停止・・・。中国人もこりゃびっくりだ。で、14時から作業再開。KCICでは、インスタ、YouTubeでライブ配信を開始。なんで、MRTのとき、やらなかったんだろうね。本当に疑問。まあ、あのときは、見せることをそもそも考えていないので、1本目が出てきたのが夜とか夜中でしたっけw

が、ライブ中継が始まっても動きなし。どんだけ待たせるんだ!!とコメント欄がだんだん荒れてきますww一時は150人くらい見ていたのが、最後40人くらいになっちゃいました(笑)これがプリオクの洗礼ですよ。クレーンが動かなくなったら、ただ耐え忍ぶのみ。

DSC_0700_R
いやぁ、長かった、ライブ配信始まって1時間半、
やっと吊り上がりました

こりゃ、また日没コースかとヒヤッとしましたが、なんとか日のあるうちに作業開始。一旦曇ってしまった空も、また薄日が差し込んできてバグースです。

DSC_0696_R
新車なので、MRT同様、玉掛治具付きで
台車ごとのつり上げです
(本来ならもっとスピーディに出来るはずですが、相当神経を使っているような感じ)

中国青島四方出荷時の様子から、“緑皮車仕様”での着岸はわかっており、車体そのものが拝めないのはなんだかなぁと思ったものですが、代わりにこのカバーには、巨大な中国中車のロゴと、簡体字のスローガンがドーンと掲示されており、これをタンジュンプリオクの水切りで撮らずにはいられないと、車両が吊り上がる瞬間を楽しみにしていたのですが・・・。

DSC_0722_R
なんじゃ、この横断幕は

なんと、簡体字のスローガンはおろか、CRRCロゴすら撤去orインドネシア語横断幕で目隠しされてしまっています。やるじゃないか、インドネシア。日本語だろうが中国語だろうが、人目に付く公共物への漢字表記はダメ!!というのは徹底しているんですね。てっきり日本語だけアウトなのかと思ってましたよ。でも、中国人関係者も、え?っとガッカリさせられたんじゃないですかね。そもそも、中国(Cina)という文字がほぼ入っていないし、KCIC(Kereta Cepat Indonesia Cina)のロゴが、KCJB(Kereta Cepat Jakarta Bandung)になってるしw いくらどんどん撮ってといっても、中国涙目でしょ、これ・・・。

DSC_0728_R
最速350㎞/h、インドネシアで一番速い、でも
陸送は安全第一30㎞/h遵守しますという表記が面白いですね

DSC_0734_R
カバー被っていると、まあ当然なんですがどことなくE2、というかE7?
350㎞/hとか要らないので、CRH2が欲しかったですよ

一般公開はここまで、というかもう日没も近いですので、これだけ撮れればもう満足。ただ、気になるのはマルチトレーラーが見た感じ、これとあと1台くらいしか見当たらず、残りの14両はどうするの?と思いますが、地面直置きでしばらく塩漬けでしょうか。まあ、そのためにカバーも付けているんでしょうし。当面の注目は、果たしていつバンドンに搬送されるかということ。予定通り、5日発送となるでしょうか。ま、それも日に2両とか3両ずつでしょうから、しばらくジャカルタ~バンドン間の陸送がアツくなりそうですね。

また、タンジュンプリオクでもKCIC幹部、国営企業省職員、それにお馴染みの軍隊が多数招待され、式典が執り行われていましたが、ジョコウィ、ブディカルヤ、エリックトヒル、それにルフットと言った、いつもの重鎮の顔は無く(くっさいプリオクになんて来ないんだろうね)、また、中華風の音楽が流れていましたが、ドラゴンの舞や、赤提灯の登場はなく、おまけにこの横断幕でしたので、盛り上がりに欠けると言えば欠ける状態で、テガルアール車両基地でのお披露目イベントでの中国勢の巻き返しがあるのかにも注目です。向こうは自社敷地内なので、これまでも漢字をバンバン打ち出し、建物は中国装飾でやりたい放題なので、次こそは銅鑼と中華音楽と共に紅いドラゴンが舞うことを期待しています;;(青島四方での出荷時はそんな感じでしたからね)

本日から記事カテゴリに高速鉄道を追加しました。

◆収支がかなりマズイ棒◆
1日1回更新維持の為、TETSUDO.COMバナークリックにご協力下さい
鉄道コム
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット