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なんじゃこりゃー
顔面のインパクトが強すぎますが、パンタクラフにも注目

9月中頃から下旬にかけてジョグジャカルタから返却され、ジャカルタ地区での運用開始に向けてデポック電車区で再整備が進められていた205系武蔵野線M23+M22編成が10月21日より、ジャカルタ地区で運用復帰しています。なお、この整備と同時に懸案事項であった要検(P24)を施行、バティック紋様の撤去、帯の張り替え、列車無線アンテナへの交換、一部が欠落していた中間運転台への進路表示灯再設置、配給用鎖の撤去が行われ、ジャカルタ首都圏での運行に備えています。加えて、従来の菱形パンタクラフがシングルアームに交換されているのも特筆されます。ジョグジャで酷使して、状態が良くなかったのかもしれませんね。その他、乗務員用ステップの復元がなされておらず、とにかく変な形態です。







こちらの記事もご参照下さい

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試運転時だけかと思えば、まさかの・・・ですね
LEDも未設置、というかどうして撤去したんでしょう?

同編成は要検完了と合わせ運輸省試運転を10月20日に実施しており、その際にボゴール型先頭車、クハ205-32の前面部の塗装変更が完了しておらず、サーフェース状態で本線走行しているのが確認されていました。さすがに運用投入までにはオレンジ帯が入るのだろうと思っていましたが、先日のハエ11編成同様、なんと塗装途中での営業入りとなってしまいました。それだけ編成が足りていないということなんでしょうね・・・。こんな天気ですが、証拠写真だけ撮ってきました。

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M23編成側のクハ204-9はジョグジャ運用時と変化ありません
LEDは元々ジャカルタ首都圏に対応していたので、それもそのままです

ご承知の通り、M22編成はジョグジャ転属後、ジョグジャ伝統のバティック紋様の特別塗装が施され、ジャカルタ転属後の去就が注目されていましたが、イレギュラーは許さない(とかいって、標準色にイレギュラーを出しまくっている!)KCIですので、あっさりとオレンジ帯に戻されてしまいました。ただ、色をよく見てみると、M23編成側も側面帯だけは再度張り直しています。よって前面のオレンジと、色が統一されていません。

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何故かシングルアームになったモハ205
新規納入品か?

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連結面
色の違いがよくわかります

なお、側面の斜めカット部分ですが、M23編成側の垢が濃いですが、これはバティック帯化時に濃いものに変更され、ここにもジョグジャ伝統紋様のロゴが入っていました。この部分は、ロゴだけ撤去しているようですね。帯は腰帯、幕板部共に赤の強いステッカー帯に張り替えられています。登場時はKCI旧塗装(試運転時のみ)、そして転属を前にした新塗装化、続いてバティック帯化、さらには通常の新塗装に戻るという、ここまで目まぐるしく色を変えられた編成は、後にも先にも出てこないでしょうね・・・。

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検査表記
しっかりとP24の表記が更新されています

なお、当編成はジャカルタ首都圏の12連増強という名目で転属してきていますので、あくまでも暫定的な8連運行と思われ、今後、どのような組み換えが行われるのか、注目されます。KAIロゴの位置だけがジョグジャ出身の名残となるのでしょうか。

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