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年末のゲート前

新年明けましておめでとうございます。本年も、続けられる限り毎日更新を目指してまいります。どうぞよろしくお願いします。結局、新年も終日雨模様のジャカルタです。もう3週間近く青空を見ていません・・・。ネタも画像ストックもいよいよ尽きてきましたが、何とマンガライでまさかの展開です。本題に入る前にまずはゲート前の様子を。12月のBalaiyasa Manggarai全検入場車の205系M27編成はだ姿を見せず。一方、ここ1ヵ月以上の常連であった脱線事故当該の203系マト52編成に動きがあり、配給順序の関係で、先頭車が向かい合わせの状態で留置されていたのが、元組成に戻ったのか、先頭車が見えるようになりました。今後の動きに注目です。





なんとこのタイミングでのジョコウィ!!
両サイドをYESマンコンビ、ルフットパンジャイタン、ブディカルヤに固められ
ジョコウィ軍団を形成して満を持して登場!!

ツイッター版でボヤいている通り、去る12月26日朝、ジョコウィ大統領がマンガライ駅を視察、マンガライ駅高架化工事フェーズ1完成記念セレモニーに出席しました。って、フェーズ1って、2021年9月26日に完成していますけど・・・、ブディカルヤご本人が出席して、完成を宣言してたじゃないですか!!まして、新3・4・5番線上のコンコースも出来ていない中途半端なこの状態で、ジョコウィが来る意味あるんですか??

なお、当日、ジョコウィはマンガライを含めた鉄道案件3件を視察しており、LRTジャボデベック試乗(ハルジャムクティ~タマンミニ)、タナアバン駅前再開発、マンガライ駅の順で回っています。このうち、タナアバンからマンガライまでは特別列車を仕立てての移動でした。


高速鉄道の百倍ヤバいLRTジャボデベック
人体実験に大統領自らが乗車し、安全性をアピールか?
今回、営業速度で走ったみたいですね

そんなわけで、当日朝は怪社に行くついでにマンガライ駅でジョコウィを迎撃する算段でいたのですが、なんと当初予定の90分早通・・・。遅刻常習犯がまさかの早通とは・・・。いや、早めに行って、待っているつもりだったのですが、早朝から外出するのも躊躇するような大雨で、どうせ遅れてくるなら止むのを待ってからと思って、ちょうど良い時間に出たら、既にライブ配信が始まってしまい、完全に出遅れてしまいました・・・。

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ジョコウィ歓迎の乞食音楽隊も既に撤収を開始・・・

マンガライ駅に着くと、式典の残骸だけが転がっており、何ともむなしい光景が広がっています。ちなみに、タナアバンからの特別列車は新5番線に入線しており、ジョコウィは工事中のホームに降りて、仮設の階段やら、構内踏切やら、デコボコ道を歩かされて、6番線からやっとエスカレーターに乗って式典会場に向かったようですね・・・。本来ならば、このタイミングで新3・4・5番線上のコンコースも完成していなければならなかったんじゃないですかね?フェーズ1完成というのは、先日の6回目の線路切り替えまでを言っているのではないでしょうか?お役所の仕事納めが27日とか28日でしょうから、26日の視察、完成宣言というのは、ギリギリの日取りだったものと予想されます。ブディカルヤも冷や汗ものだったことでしょう。

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式典に合わせて設置されたマトラマン駅とおそろいの
I Love Budi Karyaの看板
キモ過ぎるからさっさと撤去しろ!

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さっきまでジョコウィがここに立っていたと思うと悔しいな!!

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サイン入れたてホヤホヤの記念碑
式典終了後はどこに設置されるのでしょうか?

おまけ
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恒例のクリスマスデコレーション
去年は謎の5809Fでしたが、今年は無難に新色205
でも、窓の位置が逆の1000番台・・・

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さすがに今回は、ちょいと警備強めたんですね
式典時間帯だけに荷物検査をしていた模様

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軍隊はまたスタンバイしていました


どうせ開業出来ないLRTを見に行っても仕方ないですので、ついでにタナアバンに足を伸ばしておきましょう。こちらの話、全然上がってきていませんので。

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さよならタナアバン機関区!!

スルポン線非電化区間用機関車、そして液体式ディーゼルメンテナンスの基地としての長い歴史を誇るタナアバン機関区ですが、式典に先立ち12月下旬に閉鎖され、既に解体工事が始まっています。タナアバン配置の機関車、及び気動車(Kereta Istimewa, NR Pikachu, Kereta Inspeksi)は全てチピナン機関区に転出しました。コンコースから合法的に眺められる機関区で、ニートと化しているKereta Inspeksiの類をいつも眺めることが出来るちょっとした鉄スポットでしたが、さよならは突然やってきました。

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ジョコウィ訪問に合わせて設置された看板

なお、この土地にタナアバン新駅が建設されると書いてありますが、ガセもほどほどにしろ、ですね・・・。タナアバン新駅は、前にもお知らせした通り、さらにカレット寄りに設置されるはずで、このタナアバン機関区跡地は、MITJによる駅ビル開発ですよね。まあ、そのことをタナアバン新駅と呼んでいるのかもしれませんが、タナアバン駅自体の基本的な構造は変わらず、未来永劫、完全キャパオーバーの大カオス状態が続くものと思われます。

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機関区が廃止されたのならば、入出庫線(1番線)はお役御免です

どうせ機関区を廃止したのならば、せっかく電化された入出庫線(1番線)を活かして、逆に2番線を潰してホームを拡幅しない限り、根本的なタナアバン駅の混雑緩和は不可能です。是非とも実現してもらいたいですが、まあ、大馬鹿カルヤには何も期待できませんね・・・。

おまけ2
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タナアバンからのジョコウィ臨に充当された化粧直し済の205系M8編成
充当に合わせロゴが設置されました!!
当日夕方、そのままスルポン送り込み運用に入ってしまいました・・・

ジャカルタ~バンドン高速鉄道、そして曰く付きの無人運転LRTジャボデベックと、大きなニュースが続くはずの2023年。今年もインドネシアの鉄道から目が離せません。どうぞご期待ください。

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