
こんな天気で手抜き写真ですがとりあえず・・・
電源車後ろがパノラマ車(見えにくくてすみません・・・)
KAI公式リリースの通り、Balaiyasa Surabaya Gebungにて長らく改造が続いていた大窓Argo改、パノラマ客車がこの年末年始輸送から遂に投入され、ジャカルタ~ジョグジャ間の臨時特急Taksaka(12月22日~1月8日運転)にてデビューしています。パノラマ客車投入の噂は一昨年末から噂されており、登場が今か今かと待ち望まれていましたが、最初にINKAから登場したのは昨年4月のこと。レバラン輸送に投入かと思いきや、まさかのモックアップでKAIはINKAに発注せず、既存車を改造して投入することが判明。
こちらの記事もご参照下さい
で、その改造車の姿がBalaiyasa Surabaya Gebungで明らかになったのが昨年8月。その後、運輸省試運転が実施され、KAI創立記念に合わせて投入かと思いきや、鉄道記念日の工場公開にてお披露目が為されたものの、再びのお蔵入りへ・・・。どうも、若干の手直しをするとかなんとかという話だったのですが、座席のモケットを一般エグゼクティブ車の水色系のものから、茶色のものに交換(実際はモケットだけではなく座席ごと交換、もともと設置されていた座席は別のK1リニューアル改造の際に流用でしょう)されたのみで、ようやく年末輸送にUJI COBA OPERASIとして導入されました。特にトラブルもなく、利用率も上々ですので、以前のラグジュリー車のごとく、そのまま運用投入になるでしょう。どの定期列車に連結されるのかは不明ながら、観光客の多いジャカルタ~ジョグジャか、ジャカルタ~バンドン)あたりでしょう。いや、ジャカルタ~バンドンは、高速鉄道の開業が控えており、今更テコ入れはしたくないでしょうから、定期Taksakaか、Dwipanggaあたりですかね。なお、今回改造されたのはK1 0 99 16とK1 0 01 11の2両。そのうち前者は、かつてクトアルジョ所属でSawunggalihのエグゼクティブ車として運用されていた黒縁大窓車で、ステンレス車に置き換えの後、コロナ禍でほぼ休車状態。現在のKAI新塗装を経ることなく、一世代前のNew Image色からそのままパノラマ車に改造されました。

光沢が物凄い(横浜ネイビーブルーもびっくり!)パノラマ車
K1 0 99 16

窓の反射がうねっているのは、
投石対策でポリカになっているということでしょうか

窓の天地寸法を上下方向に最大限拡大している感じです
車内の丸見え感が凄いです・・・
この他、天窓も備えています(電動カーテン付き)

光沢が物凄い(横浜ネイビーブルーもびっくり!)パノラマ車
K1 0 99 16

窓の反射がうねっているのは、
投石対策でポリカになっているということでしょうか

窓の天地寸法を上下方向に最大限拡大している感じです
車内の丸見え感が凄いです・・・
この他、天窓も備えています(電動カーテン付き)
今期、臨時Taksakaは2運用2往復が設定されており、各列車に1両パノラマ車が連結されています。編成美第一主義のKAIですが、プライオリティの茶色客車は平気で増結していますので、まあその辺は臨機応変にということなんでしょうか。ちなみに臨時Taksakaにプライオリティ等が増結される際にはジャカルタ側最後尾のようですが、パノラマ車はジョグジャ寄り、電源車の次位に連結となっています。登場時、Argo Bromo Anggrekのラグジュリーが電源車次位にやはり連結されていましたが、やはり騒音対策なのか、しばらくして連結位置が変更になった経緯があります。今後、こちらも連結位置が変わるのか、プライオリティ連結時を考慮して、茶色・紺色が連続して入ることを避ける為に、静寂性を犠牲にしてまで、この連結位置に拘るのか、注目です。
気になる冷房の効きですが、特にクレームも聞きません。非常にシンプルでお洒落な感じがとにかく素晴らしいのですが、ただただ残念なのは、結局のところ座席はただのエグゼクティブで、座席定員は46名と、通常のエグゼクティブに比べ2脚少ないだけ・・・。それで大型荷物置き場のスペースを確保しているようなのですが、単に窓が大きいだけで、プライオリティ並みの運賃を取るというのは、ちょっとと言う気がします(一応、軽食が1回だけ支給されるようですが)。それでも、物珍しさからか、発売開始早々に、ほぼ全列車満席という状況ですので、インドネシア人受けは非常に良い感じですが。
その値段ですが、ジャカルタ~ジョグジャ間1,000,000ルピア(約1万円)と、通常の倍弱です。ただ、現在はお試しキャンペーンで750,000ルピアと、ややお手頃な価格です。最近、KAI長距離列車の値上げっぷりが激しく(燃料費高騰、物価高騰、それにコロナ減収分を巻き返すということでしょうか;;)、一般エグゼクティブでもジャカルタ~ジョグジャで500,000ルピアはほぼ下りませんので、お試し価格ならま乗る人もいるのかな、という気がしますが、定期Taksakaに連結されているラグジュリー(Sleeper)は1,450,000ルピア!! こんな値段払うなら、飛行機で行くだろという気がするのですが、これもいつも満席で、インドネシア人の最近の景気の良さを示しています。ならば、パノラマ車が1,000,000ルピア固定になっても、乗る人は乗るんでしょうねぇ。
Review Kereta Panoramic Pertama di Indonesia 😍
— Kereta Api Indonesia (@KAI121) December 25, 2022
Akhirnya, Indonesia punya kereta panoramic yg memberikan experience baru naik KA menikmati perjalanan, melalui panoramic window & panoramic roof yg keren, beroperasi s.d 8 Jan 2023 di KA Taksaka Tambahan.#KAI121#KeretaPanoramics pic.twitter.com/CiI3e5Ax24
気になる冷房の効きですが、特にクレームも聞きません。非常にシンプルでお洒落な感じがとにかく素晴らしいのですが、ただただ残念なのは、結局のところ座席はただのエグゼクティブで、座席定員は46名と、通常のエグゼクティブに比べ2脚少ないだけ・・・。それで大型荷物置き場のスペースを確保しているようなのですが、単に窓が大きいだけで、プライオリティ並みの運賃を取るというのは、ちょっとと言う気がします(一応、軽食が1回だけ支給されるようですが)。それでも、物珍しさからか、発売開始早々に、ほぼ全列車満席という状況ですので、インドネシア人受けは非常に良い感じですが。
その値段ですが、ジャカルタ~ジョグジャ間1,000,000ルピア(約1万円)と、通常の倍弱です。ただ、現在はお試しキャンペーンで750,000ルピアと、ややお手頃な価格です。最近、KAI長距離列車の値上げっぷりが激しく(燃料費高騰、物価高騰、それにコロナ減収分を巻き返すということでしょうか;;)、一般エグゼクティブでもジャカルタ~ジョグジャで500,000ルピアはほぼ下りませんので、お試し価格ならま乗る人もいるのかな、という気がしますが、定期Taksakaに連結されているラグジュリー(Sleeper)は1,450,000ルピア!! こんな値段払うなら、飛行機で行くだろという気がするのですが、これもいつも満席で、インドネシア人の最近の景気の良さを示しています。ならば、パノラマ車が1,000,000ルピア固定になっても、乗る人は乗るんでしょうねぇ。
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