
結局、晴れで撮れなかったパノラマ特急Taksaka
1月4日付け記事でお知らせしている通り、ジャティネガラ~ブカシ間の複々線化完成に伴い、この年末年始輸送から、一部の下り臨時列車がジャティネガラに停車しています。ご承知の通り、ここ数十年来、最貧民列車扱いの近郊電車(コミューターライン)、普通・快速・急行列車、そして最上位の特急の客層の近いから、動線を完全に分離するインドネシア式カースト制度が採られています。電車の停車駅に長距離列車は停車しない(長距離列車の停車駅に電車は停車しない)、長距離でも特急と、それ以外は別のターミナルから発車するという独自の運行スタイルは、外国人には不便この上ないものでした。
しかし、ジョーナン時代に実行した貧民排除の結果、電車利用者の客層が向上し、また急行列車も所得倍増とインフレの結果、特急並みの運賃に値上がり、新型客車の大量増備で、アコモデーション自体が、特急と同等の水準になっており、特急と急行の線引きも、停車駅の違い以外はほぼ無い状態です。スネン始発の急行にエグゼクティブがじゃんじゃん繋がっているのが何よりの証拠でしょう。
ですから、この乗客分離システムも、近年は単に不便なだけな存在となっており、上り列車に限っては、コミューターへの乗り継ぎ利便性を考慮して、基本的にジャティネガラ停車となっています(一部の特急は通過)。また、全ての乗客が一旦、ガンビル、スネンまで出なければならない状況は、明らかに乗客の利用機会を奪っており、下りに関しては、近年、ブカシに停車する列車が増えており、チカラン駅の電車線・列車線分離後はこちらにも停車する列車が日を追うごとに増えています。ブカシも完全に分離されたことで、次期ダイヤ改正では、さらに停車する列車が増えるものと思われます。チカランから先、チカンペックまでの間は最貧困エリア扱いで、これまでは、ガンビルを出ると、ほとんどが最も近くても100㎞以上先のジャティバランまで止まりません(チカンペックすら止まらない!!)でしたので、ブカシ市民の存在が無視されていた状態でした。ブカシからわざわざ1時間弱かけて、ガンビル/スネンに出て列車に乗って、再びブカシを通過するなんて、バカバカしく、客はバスに流れていたわけですから。
それがなんと、この年末年始から、ジャティネガラにすら停車するようになったのですから、時代は変わったものだなと思います。かつてのジャティネガラ駅と言えば、ジャカルタ市外東端の場末の駅で、近年は走る貧民窟こと、プルワカルタローカルですら上下とも通過していたわけで・・・。なお、プルワカルタローカルは既に都心乗り入れ廃止済。

長距離列車下車客からコミューターへの乗り継ぎ改札(入場専用)脇に
長距離列車入場改札が設置されました

自動チェックイン機はこちらに1台だけ設置
ちなみに窓口の小屋とエレベータの間の隙間はれっきとした通路です;;
ここを通らないとコミューター側から長距離改札へ移動できない・・・

長距離客用待合室と表示されていますが、コミューター客が座っています
(この時間帯、下り長距離は全て通過)
もっとも、マンガライ駅改良が完成し、全ての長距離列車がマンガライ発着になれば、至近のジャティネガラに止める意義は少なく、まだ5年近くはかかると思われるマンガライ駅高架化完成までの「繋ぎ」という面も否めないでしょう。あくまでもBLB(Berhenti Luar Biasa:臨時停車)←旅客用ポスターに社内用語使うな!! とされていますが、今後どのように推移していくのでしょうか。
おまけ

TJへの乗り継ぎ通路はもうすぐ完成しそうな感じです
(でも、電車から乗り継ぐ場合、先ほどの隙間を通らなければなりません!!)

位置関係
長距離客の出口改札の前がTJ乗り継ぎ口です

上記地点を振り返ると、先ほどの長距離入場改札が見えます
◆いつもご覧いただきありがとうございます◆


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