
今週末のゲート前
ベテランたちがゲート前に集いました。向かって左から、1月分の全検(P48)入場車6127F、中央が事故当該のマト52、右が要検(P24)入場中の8618Fです。このうち、6127Fは2月3日にマンガライ~ボゴール間往復で出場試運転を実施済です。また、同日にはデポック電車区1月分2本目の6115Fも出場試運転を実施しています。ただ、昨日までの運用入りはありませんでした。順調に復帰してくれると良いのですが・・・。
また、8618Fもこの週末で要検(P24)が完了し、昨日、出場試運転を実施しています。さらに、カンプンバンダン脱線事故以来、かれこれ2か月以上Balaiyasa Manggaraiでの留置が続く注目のマト52編成に遂に動きが発生しました。昨夜、ついに終電後マト52編成は8両編成でデポック電車区まで自走(ただし、大幅な速度制限下)回送されました。事実上の廃車回送と見られています。また、脱線当該のMM'117については配給対象にならず、当面Balaiyasa Manggarai又はブキットドゥリ電車区での保管となるようです。そんなわけで、なかなか動きの激しい週末となりました。週明けには、ゲート前の顔ぶれがガラッと変わり、2月分の入場車も判明するかもしれません。

最後まで残っていたRailinkロゴは粛清
さて、1月1日付けでRailinkからKCIに移管されたスカルノハッタ空港線ですが、これに伴い、メンテナンス設備や留置線一式もKCIに移管されています。果たしていつになるやらと思われていた旧Railink工場の看板ですが、こちらも1月下旬頃までにKAIとKAI Commuterロゴに交換され、さらにDEPK KRL Manggaraiの看板も掲げられ、正式にマンガライ電車区が設立されたことが確認されました。現状は空港線車両の整備を実施しているだけですが、今後はスルポン線運用車の205系を中心に、マンガライ電車区に転属してくる編成が現れることになるのでしょう。なお、現時点では空港線車両以外に配置車なく、205系等のメンテナンスは始まっていませんが、車輪削正等で入場待ちになっている車両の待機場として、既に供用を開始しているようです。

空港線車両を久々に!!
KAI Commuterロゴになってからは初撮影

空港線車両を久々に!!
KAI Commuterロゴになってからは初撮影
そんなわけで、これまた久々にタナアバンに移動してきました。ブカシ線の205系と、ごくわずかな6000系VVVF車しか来なくなってしまった環状線ですので、タナアバンに来る機会もめっきり減ってしまいました。もちろん、目的は上記の空港線車両を撮るため・・・ではなく、タナアバン機関区の解体状況の確認の為です。

ほぼ更地になりました

ほぼ更地になりました
マンガライレポートVol.298でお知らせしている通り、駅前再開発と混雑緩和の為のホームの拡張工事の為に廃止されたタナアバン機関区ですが、機関区の上屋もついに取り払われたとの情報を得たため、さっそく観察に行ってみたところ・・・、もう綺麗さっぱり機関区の跡形は消えていました。

既存ホームとの位置関係、念のため・・・

既存ホームとの位置関係、念のため・・・
珍しく、なかなかのハイペースで作業が進んでいます。しかし、気になるのはホームの拡張がどのように行われるのかということ。公式でも、機関区跡地をホーム用地として捻出することが言われていますが、こんな位置関係のところで、どうやってホームを増やすのか?と思います。環状線を全てタナアバン止まりにして、行き止まりホームを旧機関区方面に新設するなら、まだ意味が分かるのですが・・・。KAIはメディアに対し、この用地は駅前再開発及ホーム拡張に使うと言っており、同時に1面2線が増設されるそうです。環状線、スルポン線のホームがあれば十分で、今更増設したホームを何に使うのかと言う疑問も沸きます。とにかく、今のタナアバン駅の問題は、ホームが狭いことに尽きるわけで、重要なのはホームを増やすことではなく、幅を広げることです。何度も繰り返しになりますが、中線と機関区からの出入庫線である1番線を廃止することが先決です。にもかかわらず、KAIは、現状のホームはそのままに、安直にホームを1つ追加するという、小手先の対策に出たわけです。だいたい、増えた1面はスルポン線にも環状線にもどっちつかずで、ただ不便なホームとなって終わりそうな気がします・・・。そして、現状のホームは何も改善されず、カオスなまま・・・と。完成後のイメージパースすら、リークされてきませんが、果たしてどのような青写真を描いているのか、非常に気になりますね。それと、液体式の旧型機関車が2両敷地内に取り残されていますが、これは現場解体となるのでしょうか・・・。線路も切られてしまいましたので、今更配給することも出来ません・・・。
◆いつもご覧いただきありがとうございます◆

コメント