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気動車最長クラス、堂々の8両編成が行く(後追い)

さあ、早いもので今月20日過ぎからは断食月、ラマダーン入りです。ただでさえ、1年が秒速で過ぎ去この国で、陰暦に基づいたカレンダーはさらに早いわけで、もはや光速と言うべきものでしょう。初めてインドネシアに来た頃なんて、9月とかだったのにねぇ。そんなわけで、恒例となっている、ラマダーンからの断食明け大祭レバラン輸送を前にした運輸省、及び輸送安全・事故調査委員会による北幹線巡視(第3・第4事業部)が3月7日、ガンビル~スマランタワン間で実施されました。




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なんじゃこりゃ~

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5両編成のKereta Inspeksi4に
3両編成のKereta Inspeksi3を増結してガンビルへ送り込み!!

このスマラン行き巡視は、シンカンセンことKereta Inspeksi4(Rail Four)充当で、未だにタイミングが悪く、中央線の高架を行くシンカンセンの姿を拝めていませんでしたので、久々の晴れと言うこともあり、怪社に行く前にちょっくら朝練をしてみました。早めにスタンバイしていたので、ガンビルへの送り込みも見られるはずで、豪業者がわらわらと沸いてくると、回送列車が通過しますとの放送が入ったのですが、近づいてきたのはシンカンセンではなく、Balaiyasa YK入場で色が塗り替わったKereta Inspeksi 3 (Rail Three) ??

と思ったら、その後ろにシンカンセンがぶら下がっているではないですか!!え?まさか、今日の巡視は増結で8両運転なのか!?(一応、タナアバンからチピナンの回送や機能維持のための試運転等で実績はあり)期待を胸に本番まで待機です。朝のガンビル副本線は特急で基本的に埋まっているので、すぐに折り返してくるはずですので。

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本番
おや?Kereta Inspeksi3は??

で、15分ほどしてやってきたのは何と身軽な5両編成。せっかくこんなに良い撮影条件なのに、3両はガンビルで切り離しですか・・・。というか、そんな運用をこなすのですね、KAIって。駅での分割併合って、基本的にない国なのでこれにはびっくりです。


輸送安全・事故調査委員会のSNSに巡視の様子がアップされています

が、よく見てみると、Kereta Inspeksi4の通過後も、通過監視と敬礼の為にホーム上に出てきていた駅長が事務室に戻る気配無く、そのまま立ち続けています。ということは、この後、もう1本巡視列車があるな、と。すると、予想通り、電車と定期特急を1本ずつ挟んで、切り離された3両編成のKereta Inspeksi3が続けて通過!!

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新色になってから初撮影のKereta Inspeksi3
河童のようなKereta Istimewaに対し、だいぶ爽やかな印象です


こちらの記事もご参照ください

ガンビル行きの特急が、要するにこの巡視列車が抜けたところに入線するために、ゆっくりと手前のホームを通過しており、既に前方にKereta Inspeksi3が接近していたことから、被り回避の為に、ホーム中ほどから撮影です。いや、蓋を開けてみれば先端で撮っていたも問題なかったっぽいですが、まぁ、仕方ないですね・・・。それにしても、良く出来たダイヤで、ガンビル駅の副本線2本を本当にうまく裁いていると感心します。限られた容量で2つの巡視列車を出すための、苦肉の策が、併結送り込みだったのでしょう。2本目のこちらはチカンペックからバンドン線回りのプルウォクルト行き。おそらくこれも、レバラン前の輸送総点検の為の巡視でしょう。例年、北線経由、バンドン線経由2つの巡視列車を往復走らせ、ジャワ全線を走破していますからね。

ちなみに、従来、これら気動車が所属していたタナアバン機関区は既報の通り、再開発の為に閉鎖、更地になっており、タナアバン所属の巡視車他は全てチピナン機関区に転属しています。今後も同様の巡視が設定される場合、チピナン~ガンビル間では再び8両編成が発生する可能性もあり、リベンジしたい気持ちはありますが、朝に設定される限り、後追い以外、逆光にしかならないのが残念です。タナアバンからの送り込みならば、スディルマンで順光になったのですが・・・。

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所属表記は未だにTHBのまま

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