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水曜日にはまだ前面塗装の真っただ中でしたが・・・

今週末のゲート前です。3月分のBalaiyasa Manggarai入場編成の205系埼京線ハエ30編成が姿を現しました。水曜日にはご覧の状況でしたが、なんと、昨日、4月1日にマンガライ~チカラン~マンガライ間で出場試運転を実施しています。入場前には暫定8連化されていた同車ですが、出場と同時に10連化されました。また、デポック入場分のメトロ6000系6119Fも3月31日にデポック~マンガライ~ブカシ間往復で出場試運転を実施しており、マンガライ、デポック共にスムーズな出場となりました。




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木曜日

ちなみに、翌木曜日には既に10連に組成、庫内で通電中の姿を確認出来ました。前面の塗装だけが遅れていたようですね。それにしても、木曜に通電で、土曜に試運転とはなかなかの順調な流れではないでしょうか。なお、中央、奥の方には新色化されたまま一度も運用に就いていないメトロ6000系6129Fの姿が・・・。これ、一体いつになったら運用復帰するのでしょうか・・・。

さて、この1週間は鉄道ニュースが盛りだくさんでしたね。


国会議員のアホさ加減にチャット欄が荒れに荒れた国会答弁

当ブログをご覧の方なら既にご存じかとは思いますが、27日月曜日、中古車導入に反対の態度を貫く国会第6委員会の公開答弁が開かれました。KAI、KCI、それにINKAの各社長が召喚され、2025年の新車導入と2023年、2024年向けの中古車両導入の必要性を説明しました。しかし、両者一歩も譲らず平行線のまま・・・、議員たちは感情のままに声を荒げたり、INKAの車両は輸出出来るほど質が高い、はたまた、混雑するのはレバランの時期だけなどという頓珍漢な発言が飛び交い、これまでにネット上で鉄ヲタから叩かれている内容をそのままINKAの社長に質問してしまう議員まで現れ(素直にINKAがハイと答えるわけないだろ!!)正直、恥ずかしくて見るに堪えない答弁でした。こんな下劣な答弁を公開しちゃう方も公開しちゃう方ですが;;で、結局、予定を大幅にオーバーした3時間越えで特に答えが出ないまま幕引きに。ライブチャット欄は続々と国会議員の答弁のアホさ加減とあまりにも現実離れした発言にヤジが草マークと共に飛び交い、ニコニコ動画ばりの大荒れというか、最高のエンターティメントに(笑)←ライブ配信終了後はこれらのコメントって見られなくなってしまうのでしょうか??

本当にこれ、論理的に判断の出来ないTheインドネシア人脳を全世界に見せつけましたね。こういうおバカな人間が消えない限り、新車なんて100年経っても作れませんよw

YouTubeページを見ればわかると思いますが、国会答弁など、1000再生も行くかどうかという中、1万再生超えという素晴らしい実績を残していることからも、いかに中古車輸入の可否が注目されているかということがわかります。というか、視聴者の8割9割が鉄ヲタというのが何とも・・・(要するに国民のほとんどはこの件に無関心というか、そもそもこの件を知らない)。

ライブ配信終了後は、ツイッター上での場外バトルへともつれ込み、以前から「2019年10月にINKAバニュワンギ工場が完成している(この時点ではまだ草っぱらです)のにKCIが新車発注を行わない」など、問題発言を繰り返す中古車反対派の筆頭、アンドレ・ロシアデ議員のツイートは引き続き大炎上。鉄ヲタの粘着ぶりにいよいよ辟易したのか、「最終決定は会計検査院の最終報告に任せる」と書き残し退場しました。おいおい、お前がロクでもない発言を繰り返すから問題解決が1ヵ月も先延ばしされ、答弁で無駄な3時間を費やしたと言うのに、なんだその言い逃れのような発言は。そもそも判断は初めから会計検査院に任されているんだから、部外者は黙っていろ、ということです。

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まさにこれ、ですよ
ちなみにこれはヲタが作ったコラ画像で元ネタはこっちです↓↓



というか、3月上旬の時点で、ルフットが中古車輸入に対してGoサインを出しているんだから、それに噛みついてくる国会議員たちって何考えているんでしょうね。INKAシュタドラー案件がポシャると損をする人が出てくるんでしょうかね。いや、単純に愛国アピールで支持率を繋ぎとめておきたいだけなんだとは思いますが。1万人弱の鉄ヲタからのアクセスがなければ、おそらくコメント欄も少しは国会議員支持派のものも入ったのではないかと思いますし。

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運輸省公式SNSから

で、そんな大炎上案件からわずか2日、3月29日には問題だらけの鉄道、スラウェシ島マロス~バルー間の開業式典がマロス車両基地で開催されました。同鉄道は昨年10月から事業用車両を用いて、1日1往復のソフト開業を続けていましたが、この度、INKAから旅客用の電気式気動車3両1本が納品されたのに合わせて、本開業と見なされた模様です。ジョコウィ、ブディカルヤ、ルフットの毎度の3人衆が出席し、開業宣言となりました。とはいえ、事業用車は事業用車に戻るため(予備車として登板する可能性はあり?)使える車は1本に変わらず、1日1往復のまま。しかもINKA新車は、試運転時に登坂力不足で、線区を全区間走破出来なかったばかりか、2021年のLRT Jabodebekに事故当該車の部品流用によって製造されたというトンでも車両です。

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あまりにも不格好な問題の車両
幅が狭すぎるために、扉下には補助ステップを設置


ゴミ車両の車内はこちらから確認出来ます
任期中にさっさと壊れてもらって恥をかいてもらいたいですね
一切アンチコメのないコメント欄にも注目

INKA側は事故車流用の件が公になってから、事実ではないとの見解を示していますが、内部からのタレコミで広まっている以上、事故車流用は事実でしょう。そもそも、本来はジョグジャ空港線用の新型KRDEをプロトタイプとしたハイブリット&標準軌化が導入される予定でしたが、わずか半年という納期に間に合うはずもなく、やむなくありあわせの部材で作った車両です。仮に事故車流用ではなくとも、予備品としてINKA工場内にあったLRT用台枠を勝手に延長して製造したというのは間違いありません。それでなければ、どうして1435㎜の標準軌線に車体幅2650㎜というLRTと全く同じ極狭仕様の車両が導入されるのでしょうか。なお、車体が狭すぎるために、鉄道用のクロスシートが設置出来ず、トランスジャカルタ同様のバス用クロスシートが設置されています。台車もLRT Jabodebekの特徴的なインフレーム方式のままで、いずれも標準軌ですから、そのまま使っている模様です。ロクに設計もしておらず、それでいて初のハイブリット車両とかいうものが、上手く走るとは到底思えず、半年後には車庫で腐っていることでしょう。1日1往復の人口過疎地域の村落間輸送など、走らせれば走らせるほど赤字を垂れ流すだけですので、スマトラのインドララヤ支線同様に車両故障を名目にさっさと廃線させることが得策ですので、これで良いのかもしれませんけど;;ちなみに、2日前にはあれほどINKAと国の愚策がネット上で紛糾されていながら、スラウェシ鉄道の開業式典では、ジョコウィの業績を讃える世論が圧倒的で、無知の恐ろしさを痛感します。ジャカルタを一歩外に出れば、損得勘定も出来ない人しか住んでいないんですよ、この国は。何兆ルピアの血税がこの大赤字鉄道につぎ込まれているのか、わかっているのでしょうか。

で、最後はこちら。ジャカルタ~バンドン高速鉄道のレール締結式典です。

こちらはジョコウィ抜きのブディカルヤ&ルフットで実施

既報の通り、3月26日夜から未明にかけて下り線(仮)がハリム駅構内まで敷設されたことによって、ジャカルタ~バンドン間のレールが全て締結されたことに伴い、3月31日にハリム駅で記念式典が開催されました。なお、この式典に合わせて再度ロンチキが空荷の状態でテガルアール~ハリム間で回送されていますが、往復とも夜間回送だったのか、目撃情もほぼ上がりませんでした。なお、レール最終発送時のさよなら国鉄色工臨の模様は、高速鉄道ガチャにて追って報告します。また、この式典では、8月17日の高速鉄道ソフト開業が宣言されています。電力関係の工事も急ピッチで進んでおり、まもなく動車組での試運転も始まる気配ですので、8月17日に客を乗せた最低1本の列車が走ることはほぼ確実となりました。いよいよ開業までのカウントダウンが始まりました。一方で、全く完成が見通せない100%国産(自称)LRT Jabodebek、8月17日に開業出来ないとなると、今回もまた責任者のクビが飛ぶことになりますね。中国中車に頭を下げて、電車の作り方を1から学びなさい!! 国産車両など1000年早いということをこの独立記念日に、身をもって知ることになるでしょうか。

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