
高速鉄道バックに新型KRDE2次車が行く(後追い)
撮影:Purwata Yuda Syarifudin様
8月17日の独立記念日に、お客を乗せた試運転列車が最低1本は運転されることが政府によって約束されたジャカルタ~バンドン高速鉄道(KCIC:Kereta Cepat Indonesia Cina)ですが、パッケージプロジェクトとして進められているLRT Jaboetabekも同様に8月17日には最低1本の生きた死重を載せた試運転列車が走ります。そうしないと、高速鉄道のハリム駅への来客の足がありませんから・・・。と、ジャカルタ側では着々と準備が進んでいるのですが、バンドン側は在来線接続駅となるパダラランの着工がそもそも遅れて始まったこともありますが、リレー号用気動車(KRDE Holec)が出来レース的にバンドン地区の勾配に対応しておらず、坂を上り切らずに試運転中断という、いつもながらの結果を出していました。
リレー号用気動車はこちらからご確認ください
リレー号用気動車(Holec KRDE)とはご存じの通り、ジョグジャ~ソロ間の電化開業で余剰になった元プラメクス用の近郊用気動車で、バンドン地区への転用の為、前面デザインの大幅変更、使用していない中扉の完全封じ込め、またKCICに合わせた赤と白を基調としたデザインに塗り替え、もはや元Holecとは思えないほどの徹底的なアコモ改造を受けて誕生しました。が、これもご存じの通り、バンドン地区転用を見越して、改造後に設定された中部ジャワ管内の山越え区間では当然登坂力不足で立ち往生・・・。2012年のスラバヤ地区の試運転兼ぶつけ本番営業運転でもやらかしているなんだから、どうやっても無理でしょ・・・。にもかかわらず、政府からのお達しなのか、昨年12月15日にジョグジャからバンドンに1本が配給(山越え区間のみ機関車牽引)され、リレー号区間であるバンドン~パダララン間の試運転を実施したのですが、1往復目から立ち往生で、以降設定低取り消し、翌日にはジョグジャ返却というドタバタぶりでした。

塗装パターンは1次車と同じで、一時的な消滅を経て復活!!
運転台窓下の蓋が目に見える変更点
撮影:Purwata Yuda Syarifudin様
おまけ
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