
ナンバーが判別出来るようになったのは良いですが・・・
既報の通り、一連のラッピングによる新色化で、メトロ6000系の前面塗色が旧塗装時代の白ナンバーと同化してしまい見づらくなってしまっています。事前に予測できたものですが、社内では全く検討されれおらず、一部編成に施行されてからこの問題に気づく有様で、後に新色化された編成については、ナンバー部分を黒くする処置が取られました。しかし、既にラッピング業者との契約は終了しており、ナンバーが同化してしまった一部編成について、一部の編成は後から追加施行で黒ナンバー化されたものの大半は白のままで放置されるという事態になっています・・・。
そんな中、ボゴール電車区に所属する編成において、4月上旬から月検査に合わせて前面ナンバーの赤色化が実施されています。どうして黒にせず、赤なのよ・・・といいたいところですが、おそらく旧塗装の赤色塗料が未だに余っていたとかそういう話ではないかと愚考します。色味が帯部分のステッカー赤とは異なり、昔のKCI色を彷彿される色合いですので・・・。

まあ、これはこれで悪くはないと思いますが・・・
ただ、この赤色化は、白ナンバー問題が発生していた編成に留まらず、元々黒いナンバーだった編成、今回の化粧直し対象ではなく、グレー塗装に黒いナンバーという検査明けの正調な姿の編成にも波及していることです。本社の意向関係なく、ボゴール電車区で勝手にやっているという感じで、いつもながらの展開です。よって、同じく白ナンバー問題が発生している6000系VVVF車については、所属がデポックやブキットドゥリですので、今回の赤ナンバー化対象外で、引き続きナンバーが前面塗色と同化し、見えない問題は解決されていません。

検査表記
4月4日の月検査と同時に赤色化されています

検査表記
4月4日の月検査と同時に赤色化されています
また、今回、赤色ナンバー化が期待されていたもう1本の編成、6106Fは発煙トラブルを起こした6115Fに断流器を譲っており、休車中です。代替品が調達されるとも思いませんので、このまま廃車になることも予想されます。6107Fと共に検査期限まで1年を切っていますので、それまでには車両導入問題が解決し、満を持して引退出来ることになるでしょうか?はたまた、神の見えざる手が働いて、まさかの運用復帰か?そのときに、まだこの赤塗料が残っているのか、それとも忘れ去られた存在として白ナンバーで走ってしまうのか、興味は尽きません。
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