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山線区間も自力回送する新型KRDE(23年製Ts1)
撮影:撮影:Purwata Yuda Syarifudin様

6月19日、バンドン地区への転属の為、新型KRDEマイナーチェンジ車の2本目(K1 2 23 01~04)がソロバラパン~バンドン間で回送されました。新型KRDEの第6事業部(ジョグジャ地区)から第2事業部(バンドン地区)への転属は、既報の通り、3月中旬に新型KRDEマイナーチェンジ車の1本目(K1 2 21 01~04)が先行して実施されており、バンドン地区で試運転を続けていましたが、これでマイナーチェンジ車が全2本がバンドンに集まることになりました。





そんなわけで、ソロ空港線での新型KRDE運用は終了しました

一方で、車両を持っていかれてしまったソロ空港線は再び旧型の液体式気動車、KRDIによる運行に戻ることとなり、また予備車を確保するために、スラバヤ地区近郊列車の応援に駆り出されていたKRDI(K3 3 11 01~04)1本が同日、スラバヤ(シドトポ)からソロバラパンへ回送されています。1運用かつ4往復しかないソロ空港線など、現状通り、KRDI2本配置で十分足りるわけですが、律儀にスラバヤから転属させて、新型KRDE2次車導入までの3本配置にしているのです。いつでも空港線の増発、というか本来の本数に戻せるように準備万端にしているのでしょうか。

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次にこの車両と会えるときには、高速鉄道が開業しているのでしょう

ご承知の通り、これら一連の車両の動きは、ジャカルタ~バンドン高速鉄道開業に合わせて、パダララン~バンドン間に設定されるリレー号の車両を捻出する為であり、予定されている2本が転属したということは、8月17日の高速鉄道ソフト開業が現実を帯びてきたことを意味しています。そして、当初充当が予定されていた元Holec改造のKRDEは、車体を高速鉄道カラーに塗り直しておきながら、登坂能力の問題から、バンドン地区への転属が正式に白紙に戻ったということでしょう。5本もあれだけカネかけて改造したというのに、何ともお粗末なお話です。正式転属後、新型KRDEもKCICカラーに塗り直しが行われるのかも注目ですね。

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3か月間だけの期間限定に終わった風景
Ts3、Ts4は引き続きINKAで製造中ですが、ソロで足慣らしを
してから転属するのか、そのままバンドンに行ってしまうのか注目です。

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