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夢の16両編成が実現
CITの先頭車から測定用のケーブルが伸びていますね

マンレポVol.316でお知らせしている通り、5月15日から試運転を開始しているKCICジャカルタ~バンドン高速鉄道ですが、6月22日に営業最高速度である350㎞/hに達しました。引き続き、最高速度での走り込み試験が実施される予定ですが、繁忙シーズン対応の2編成併結16両運転も一応試験項目に入っているようで(その辺の手順も中国のマニュアルまんまなんですね)、6月24日と25日の両日、試運転列車2本のうち、1本を2編成併結の16両運転としています。こちらも段階的に速度を引き上げており、併結運行時における350㎞/h運転でも不具合が出ないことを確認することを目的としている模様です。なお、その後に併結での設定がないことから、この2日間で試験項目はクリアしているようです。




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営業編成「赤」レッドコモドと総合試験車「黄色」CITの併結は
レア貴重になること間違いなし!!

16両試運転の実施は、昨年からずっと言われ続けており、果たしていつ設定するのかに注目が集まっていましたが、ついに来たか!!という感じです。てっきり、故障時等の救援を目的としているのかと思っていましたが、そうではなく、営業を想定しているというのですからびっくりです。もっとも、KCICの各駅は無駄にデカく作っているので、当然16両編成対応ホームなのだとは思いますが、いくらレバラン期のハイシーズンでも16両運行はやらないでしょうね。あくまでも、CR400AFの立ち上げマニュアルに従っているに過ぎないのだと思います。

もっとも、10年後、20年後にジョグジャ、そしてスラバヤまで延長すれば16両運転も実施されるかとは思いますが、実施されたとしても営業編成を2本繋げるだけですので、このドクター編成(CIT)と営業編成の組み合わせは、最強のネタと言えるでしょう。24日に実施されたなら、翌日もやるだろうという根拠のない自信で、いつものお立ち台に行ってみました。まあ、皆考えることは同じで、朝も早くからバンドン鉄の皆さんが集まっており、16両を期待して待っているとのこと;;

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2発目は少し線路寄りで
(後ろの赤編成が見えづらいですが・・・)

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後ろの営業用編成は第5編成でした

で、現地鉄の期待に応えるかのようにやってきた併結編成!!しかも、ほぼインターバル無しで1日4~5往復くらいしているらしく、早ければ30分ちょっとで戻って来るのでかなり忙しい・・・(高速鉄道の威力は偉大だと改めて実感)。ですので、1時間半もまっていれば2往復目がやってくるということで、飯をくいつつしばし待機。すると、オマケで2本目の営業単独編成も通過!!

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なんと、棚からぼたもちで営業単独編成も通過!!
こちらは第2編成

ちなみに2枚とも後撃ちではなく、いずれも上り列車を撮っています。ということは、単線並列で信号システムを組んでいる模様。こういう柔軟性も中国仕様ならではですね。それにしても、昨年9月1日の第1編成着岸からわずか1年足らずでここまで来るとは。もっとも、MRTも2018年4月に着岸、2019年4月開業ですから、距離と運行速度の違いこそあれど、こんなものなんでしょうかね。


あれから約10か月、いよいよ開業が目前に迫ってきました!!

その後も、撮影地をいくつか移動してみましたが、かなりカツカツ。あっという間に戻ってくるので、なんだか距離感覚狂いますよね。だって、ジャカルタコタから、いやマンガライからボゴールに行くよりも早く、バンドンまで到達出来るんですよ。こりゃ、O塚T彦さん、ジャカルタ~ボゴール高速鉄道決起集会も待ったなしではないでしょうか(爆)

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