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あ~、これは撮りたかった!!
撮影:Purwata Yuda Syarifudin

ジョグジャ空港線増発用として2021年から2023年にかけて製造された新型KRDE2次車の4連4本は、結局全てバンドン地区に転属し、パダララン~バンドン間に設定される高速鉄道連絡列車に充当されることとなりました。既報の通り、6月27日にINKAを出場し、ソロバラパンまで回送されていた新型KRDE2次車、Ts3、Ts4ですが、7月1日の公式試運転を経て、走り込み試運転を兼ねてソロ空港線で暫定運用を開始(客のいないソロ空港線はもはや実験線か!?)していましたが、規定キロに達したのか、7月26日、ついにバンドンへ向けて回送されました。今回もTs3、Ts4の併結8連で、全区間自力回送となっています。画像はいつもお世話になっているPurwata Yuda Syarifudin様から頂きました。ありがとうございます。




これにより、2次車4本すべてがバンドンへの転属が完了し、1ヵ月後に控える高速鉄道開業に備えることになります。しかし、もはや1ヵ月を切っているこのタイミングですら、高速鉄道の運行ダイヤは明らかになっておらず、当然リレー号の運行形態も未定の状態です。仮に社内で議論が進んでいるなら、必ず漏れ伝わってくるでしょうから。結局、私はKRDEの併結8連を撮れないまま終わってしまいましたが、果たして営業時にも8連2本運用(予備はどうするの?)となるのか、4連3運用1予備となるのか、それとも8連1本1予備となるのでしょうか??8連での運用入りを期待したいところですが。パダララン停車はせいぜい1時間に1本程度と見られており、だったらなんとか8連1本でも回せてしまう気はするのですが、朝夕に2本止まる時間帯はどうするの?という問題もあります。

せっかくですので、約1ヵ月前に撮影したパダララン駅の工事状況もアップします。

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パダラランの将来のリレー号ホームに到着したEkonomi Lokal

現在、バンドン近郊エリアでは、リレー号運転区間であるか否かに関わらず、駅の近代化工事を進めています。リレー号区間外のバンドン以東を先に取り掛かり、中間駅はほぼ全駅での高床化、橋上化を完了しているのがなんともチグハグでインドネシアなのですが、バンドン以西では、リレー号停車駅(チマヒ、パダララン)から優先的に取りかかっており、そのうちパダララン駅の改良はほぼ完了しています。チマヒは、先月時点では側線(この前までは廃客車が放置されていた)側に高床ホームの土台を作りはじめるところで、高速鉄道開業までに何とかホームだけは完成するのかな、と言った印象でした。というか、リレー号は屋根のある本屋側に入れないんですね・・・。


こちらの記事もご参照ください
あれから2年、すっかり様変わりしましたね
ちなみに恐怖の跨線橋は工事進捗で既に解体済です

で、メインのパダララン。跨線橋は高速鉄道コンコースと一体化しているのか、既にエスカレーターも設置済でしたが、まだ供用開始前。ただ、ホームと配線改良は既に終えていました。

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この壁の上が高速鉄道ホーム
在来線側をかさ上げして、同一ホーム乗り換え・・・ということには
ならなかったのですね

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高床化完成後からコンコース完成まで
期間限定の構内踏切

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信号機はまだ×印がされています

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暫定的な階段があるのはリレー号ホームだけで、
他のホームには上ることすら出来ません
現状、通過専用ですね

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見違えるほど綺麗になった駅前

驚くべきはこの駅前。かつては、駅ギリギリまでに市場、屋台が迫り、カオスと言うほかなかったパダララン駅前ですが、土地を強制収容したのか、もともとKAIの敷地であると主張したのかわかりませんが、このように駅前は駐車場として整備され、利用者以外はお断りという、よくありがちな構造に変化を遂げていました。そして、奥に見えるのが工事たけなわの高速鉄道パダララン駅舎。

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ここまで人通りの多いところに
遠慮のかけらもなく漢字をドーンと書き散らすのは初の事例では??

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いくら6月下旬時点とは言え、流石に8月17日には間に合わず、
リレー号利用者のみ乗降できるという処置になりそうな予感

ご承知の通り、高速鉄道パダラランは当初、建設予定はなく、2021年になって急遽建設計画が浮上したという経緯があります。よって、駅舎建設は他の駅から大きく遅れをとっており、この1年間に急ピッチで進めている印象です。なんだかんだであと数か月で完成するとは思いますが、8月17日時点での取り扱いが気になります。

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