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画像は当日のものではありません

既報の通り、当初、アセアン首脳会談中にジョコウィ大統領が中国からの来賓と共に乗車し開業宣言が実施されるはずだったジャカルタ~バンドン高速鉄道(インドネシアチナ高速鉄道:KCIC)ですが、首脳会談対応でジョコウィの乗車は叶わず、9月6日に、ルフット&ブディカルヤのいつものコンビが来イしていた李強首相、それに陆慷在インドネシア中国大使ら関係者を高速鉄道の試乗に招待してます。しかし、各人のスケジュール上、ハリム~カラワン間のみの試乗でした。また、報道されている車内の様子から、このときは営業編成のレッドコモドではなく、検測編成のCIT(ドクターイエロー)が充当されていました。





在イ中国大使のツイッターより

ジョコウィによる全線乗車が待たれていましたが、アセアン首脳会議が終わったと思えば、今度はG20でジョコウィはインドに飛び立ってしまい、試乗は9月13日に延期。まあ、運転報が上がってきましたので、13日の再延期はありえず、確定という情勢だったのですが、パダラランからのリレー号&露払いのスジまで晒されているじゃないですか。というわけで、13日の試乗でジョコウィはテガルアールまで乗り通さず、しかもパダラランの乗り継ぎ時間もさほど用意されておらず、乗り換え次第発車という、一般旅客のような行程でパダラランでのセレモニーも無し・・・。せっかく、9月に間に合わせる為に突貫工事で完成させたパダララン駅なのに残念。


この日は、ブディカルヤの他、エリックトヒルも登場

で、蓋を開けてみれば、この日の開業宣言、そして翌日からの無料試乗期間という筋書き通りにはならず、あくまでも試乗、視察。最後のはっぱをかけた感じでしょうか。開業宣言は10月1日のソフトオープンまで繰り越されることになりました。ただ、14日以降も招待客のみを乗せて試運転は続けられており、10月1日に備えることになっています。昨日は、高速鉄道建設で立ち退きになった住民が招待されていたようです。残念ながら今回ばかしは私に招待状は届かず・・・。いつもお世話になってるバンドン自治鉄の皆さまは数日前に招待されており、羨ましい限りです。

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バンドン~パダララン間の新幹線リレー号
(画像はイメージです)

13日に開業宣言出来なかった理由ですが、どうもDK69問題が尾を引いているようで、その間、運行を行わなかったワリニ~ハリム間の走り込み試験が不足しているようです。全区間での運輸省試験が必要な様子で、その試運転に死重として、招待客を乗せているというのが真相のようです。これぞ、まさに生ける死重ですが、要するにジョコウィも中国からの来賓諸々も、死重に志願して乗車したことになりますね(笑)

気になるのは10月1日の開業宣言から、一般客がすぐに乗車出来るのかどうかですが、新しいKAIのスマホアプリ、Access by KAIでは既に高速鉄道チケット購入用のタブがありますが、現時点では開いておらず、10月1日からしばらくの間、一般参加型の無料乗車会となるのでしょうか。いずれにせよ、本開業は来年年明けと公式からも出ている通り、10月に在来線特急Argo Parahyanganが全廃になるわけではなく、しばらくの間は高速鉄道、在来線併存期間が続くことになりそうです。


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ジャカルタ側で新幹線アクセスを担うLRT Jabodebek

おまけ
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なんだ、このタラップのような乗り場は??

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これくらい平面の部分の長さがあれば良いですが、
特に上りホームはそのまま勾配になっていて怖いですね

LRT Jabodebek乗車記事に入れるタイミングを逸してしまったのですが、こちらに。ソフト開業を続けるLRT Jabodebekですが、ハリム駅は高速鉄道駅舎以外にアクセスしていない為、高速鉄道開業までドアは開くものの、乗降禁止となっています。よって、あまり拡散されていないのですが、どうしてこうなったのでしょうね・・・。ホームドア開いた後、何も知らないで一歩踏み出したら、滑り落ちそうなんですが・・・。ただでさえ、高速鉄道乗り継ぎでキャリーケース持って乗り降りする人が多い駅で・・・。まだ階段上にした方がましですよ・・・。どうして、ハリムだけ線路側がこんなに低くなったんでしょうね。

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