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長閑な風景もまもなく見納めです
過渡期のスルポン線末端部を彷彿させますね

前回の投稿からだいぶ時間が経過してしまいましたが、10月末(滝汗;;)の高速鉄道商用運転開始後レポートの続きです。リレー号を一通り撮影し、画像は上げていませんが、上記画像背後にある山に登って高速鉄道を俯瞰撮影しまして、最寄りのガドバンコン駅に戻ってきました。この駅、インドネシアで残りわずかになった停留所の一つですが、高速鉄道開業に伴う、バンドン近郊在来線近代化事業で、まもなく橋上駅に生まれ変わり、低床ホームすら無く、誰でも自由に構内に出入りできる駅がまた一つ消滅します。




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白銀の団臨が通過

このとき、ガドバンコン駅の上空には空間が広がっており、背後の高速鉄道とのコントラストが素晴らしかったですが、わずか1ヵ月で、新しいホーム上屋手前の柱と柱が結ばれ、橋上駅舎の骨組みが朱智元しています。このときに行って正解でした;;

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高速鉄道とのコントラストがミスマッチな
昔ながらのガドバンコン駅

停留所に向かって左側では橋上駅舎の建設が始まっており、信号扱いの無い停留所は、ある日突然、破壊されてしまうことでしょう。世が世なら停留所ごと廃止ということもあり得ましたが、KCIに移管され、この先もコミューターライン専用駅として生きながらえることになりました。すぐ脇を幹線道路が跨いでいるので利便性はこの上ないですからね(駅より停留所の方がアクセス良いのが常)。

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パダララン行きのオンボロ客車コミューターライン(普通列車)
今はもう、この位置に橋が架かっています

一通りの観察を終えて、次に来るチチャレンカ行きで話題のグバグデに移動します。上記画像の折り返しが来るわけですが、これが遅れており、いや、フィーダー増発に伴う時刻変更でこれがもう状態化している??、で、20分弱遅れで到着。駅の時刻表はともかく、アプリ内のチケット購入画面もアップデートされていないのは如何なものかと・・・。時刻変更レベルでは旅客に周知しないといえば、それまでなんですけど。12月1日からは高速鉄道がさらに増えており、そのあおりで、普通列車は相当また遅れが発生しているのでしょうね・・・。ちなみに、フィーダーはあまりにも故障が多く、本数が足りずに、一部列車は客車で代走がデフォルトになっているようです。

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窓口はあり、KCI職員が配置されていますが、
チケットの販売は無し(オンライン)のみ
但し、スマホ操作出来ないお年寄りのみには発売しているとの掲示が

で、遅れてやってきた普通列車に乗り込みます。下り側、まだ工事中の高床ホームが使えず、線路内からそのままよじ登るのでなかなか大変。いや、これが停留所駅の醍醐味ではありますが。工事中で、1~2両目からしか乗り込めず、車内を延々移動し、最後尾に陣取り、後方展望を楽しみましょう。

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チマヒ
1ヵ月前よりかは進みましたが・・・

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ホームがあるのに中線に止める暴挙(人権無し列車の典型)
チミンディ

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そして、謎の新駅
3線区間に入る地点に設置って、どういうこと??

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場末のチロヨムも普通列車側2面3線+通過線2線の巨大駅に
(通過線側はここからは見えていません)

で、バンドン駅を過ぎて、西側区間に。西側区間は東側より先行して工事が進んでおり、曰く付きのキアラチョンドン~グバグデ間を除いてほぼ完成してはいるのですが。

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そんな中、全く手つかずなのが、ここチクダパトゥ
これは廃止、移設のパターンでしょうか

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で、遅々として工事の進まないキアラチョンドン
右側に見える謎の短い柱、どうなるんでしょうね??
TOD駅になりそうな感じですけど

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キアラチョンドンを発車し、パダラランから続いてきた複線はここで一旦終わり
周囲は桶屋集落が破壊され広々とした空間が!!

本日のメインは、こちら。キアラチョンドン~グバグデ間の不法占拠カンプン撤去区間でしょう。この区間の後方展望をアップしたのは、もう1年以上前になるかとは思いますが、ついに撤去が完了し、線増側の敷設が完了しました。最後の山と言われた区間でしたが、ついに切り崩されました。

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何故か一段高いところに敷設されている線増部

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綺麗な路盤とマルタイ(遠いですが・・・)

この区間、11月下旬に入線試験もあったようで、年内にも複線化が完成するでしょうか?本当に1駅間のみの単線区間ですので、早期の完成が望まれます。

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で、グバグデ入線

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単線からの立派な対向式ホームのグバグデ着

この普通列車の入線を待っていたかのように、通過線を上り急行列車が通過していきました。

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見た目だけは立派
駅本屋側はエスカレーターあるのに、反対側はTJ式スロープで対応・・・

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駅本屋
見た目だけは立派なブディカルヤ好みのハリボテ駅舎

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保線センターはそのまま当駅に残っています

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I♡DJKAブームは過ぎ去ったのでしょうかw

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踏切から構内を臨む

将来的にはグバグデ新都心の最寄りとなる当駅。今度、どのように発展していくのか気になりますが、駅を出てしまえば、いつものカンプンで新都心の開発エリアはここから1㎞程度先。将来的には高速道路出口から繋がるフライオーバーが新都心を貫通し、線路を乗り越えて、スカルノハッタ大通りへと通じることになっています。これが完成すると、バンドン市街地からテガルアールへのアクセスもだいぶ良くなりますね。現状の一般道経由では、果たして何時間かかるのかわからないですから・・・。

おまけ
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ちょうど踏切をテガルアール行きのシャトルバスが通過していきました
駅前のバス停がどこにあるのかすらわからないのは、
Indonesiaあるあるです

バスに乗ったところで、テガルアール駅では時間の潰しようがないので、スマレコンの新都心開発エリアまで、ゴジェックを呼んで移動することにすます。

つづく


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