さて、マンガライ駅の構内改良工事ですが、旧地平ホーム側で目に見える形で進んでいます。旧駅本屋は原則解体したい方針で設計されていますが、旧駅本屋改札口を流用した祈祷所跡地が新駅舎と接続され、改良工事完成後は旧駅本屋が再び駅入り口として使われる可能性が出てきました。さらにその前には詰め所のような小屋が出現しており、デザインから、これが券売窓口になりそうな予感。となると、プレハブ小屋のような現改札は閉鎖となるのでしょうか。


実はここ1週間で駅の外側でも大きな変化の波が訪れています。しかも、これはマンガライ駅立体化・改良工事とは全く別の話です。


これ、ツイッター版をつぶさにチェックされている方なら既にお気づきと思いますが、LRT Jakartaのマンガライ延長事業によるものです。既報の通り、10月30日にフェロドロームで着工式が執り行われて以来、プラムカ通りのTJコリドー4のバスウェイを潰す形で、怒涛の勢いで工事枠が伸びています。さすがに、道路幅が狭く、用地取得も厳しそうなマトラマン交差点からマンガライの間は、後回しだろうと思っていましたが、先月末にはマトラマンの交差点を越え、ついにマンガライも目前に迫りました。この区間、ただでさえ道路幅が狭く、バスウェイも片側のみの設置、一般車線も上下一車線ずつしかないという状況で、もともとボトルネックだったのが、この工事柵が伸びて以来、朝夕は慢性的な渋滞となっています。

そして、一番気になるのはどうやって、3階レベルを走るボゴール線の高架をどうやって超えるのかということです。そもそも、これがネックとなってLRT Jakartaの延長はドゥクアタスではなく、ブカシ線クレンデルを経由してハリムまでを優先すべきということになったはずなのですが、結局、マンガライに伸ばすことになり･･･。何でもかんでもマンガライに伸ばせば良いって話ではない(今ですらカオスなに、これ以上、客を集中させてどうするの?)のですが。市中心部に伸ばすにしても、律儀にマンガライに通さずとも、TJの4Cに沿って、チキニ、メンテン経由でブンダランHI方向に伸ばせば、よほど客も乗ると思うのですが･･･。結局は用地確保の都合なんでしょうね。この強引なマンガライ延伸ならば、駅部分以外は完全に道路の直上で、用地取得は最小限に抑えられますので･･･。



そして、ツイッター版ではお知らせしていますが、LRT Jabodebekの車輪交換作業、最低限の数はひとまず完了し、12月1日から終日15分毎の運行本数に復帰しています。稼働編成が16本に戻ったとのこです。

ただ、実際に乗ってみると、たまたま前の列車との間隔が近かったのかもしれませんが、直線区間でも40㎞/h程度しか出さなくなっており(以前はMAXの90㎞/h弱を出していました)、根本的な車輪摩耗問題は解決していないように思えます。曲線区間への塗油機設置も、そんなにすぐに設置できる話ではないと思いますし(乗車時が夜でしたので、また日中に乗って確認してみます)。質の良い車輪が納入されるまでは、この対応が続くのでしょうか･･･。いつになれば、本開業するの･･･。
そして、高速鉄道。

12月1日からついに平日も20往復運転となっています。今のところ、初めの1週間分とのことで、全日ダイヤになっていますが、利用状況によっては、土休日にはさらなる増発もあるのかもしれません。なお、15万ルピアのキャンペーンは終了し、12月1日からは平日20万ルピア(金曜除く)、休前日及び土休日は25万ルピアに運賃が引き上げられています。正規運賃は30万ルピアですが、利用状況によって、これがデフォルトになることもあるのかもしれません。25万というのは明らかに在来線特急の値段を意識してのことでしょう。

第6事業部からはこちらの話題。先日お知らせしたジョグジャカルタ駅のコミューター専用新改札ですが、12月1日から供用を開始しています。


〆は年末の臨時列車のお知らせです。