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待望の運転時間拡大、しかし22時台で運行終了・・・

1月15日、KAI LRT Jabodebek事業部は報道向けプレスで、1月16日からの運転時間拡大を発表しました。昨年8月に開業したLRT Jaboebekですが、諸々の事情で全ての編成が使えず、ラッシュ時3分毎の本格運行に移行できていないことから、ラッシュ対策として終電を早めることで、需要抑制を実施していました。その為、従来は20時台で運行終了という、あまりにも早い終電でしたが、16日から22時台まで運転時間を拡大します。ジャティムルヤ、ハルジャムクティ基準で22時55分までに運行を終了することから、ドゥクアタス発は22時前半が最終となります。





詳細は報道発表内容をご参照ください

しかし、一方でLRT Jabodebek公式からは一切アナウンス無し。最新の時刻表はツイッターからお知らせが出るのが常ですが、15日夜時点で一切無し。16日朝もだんまりを決め込んでおり、今この記事を書いている16日夜時点でも時刻表はオンラインから公開されていません。

というのも、単なる運転時間拡大のみならず、上記記事内で事業部広報官が、全区間で2分の速度向上を図るとしています。となれば、従来の15分毎のダイヤとなるのか、間隔が短縮されるのか、はたまた駅入線、出発時の順法闘争運転がようやく廃されるのか、と気になる点が山盛りです。

そんなわけで、公開されならば、駅で直接確認するしかないと、通勤ルートをLRT経由に切り替え、出社してみました。LRT代金が1万ルピアほど、丸々上乗せですが・・・。

チャワンでボゴール線を下車して、LRTに乗り換え。

すると、

WhatsApp Image 2024-01-16 at 22.06.31
は?旧時刻表は撤去されていますが、今日からの時刻表の掲示も無し
はぁ?

やる気あんのか、LRT事業部。従業員満足度ナンバーワンを標榜する、これぞKAIクオリティ。時代は変われど、客に人権はありません(死重です)。駅員に聞いても、用意していない、わからないの一点張り。お話になりません。運賃上乗せ分返せよ。

WhatsApp Image 2024-01-16 at 22.06.31 (1)
ただ、チャージ専用機はようやく供用開始とのこと


WhatsApp Image 2024-01-16 at 22.06.32
お、ランプが緑になっていますね
これで残高を気にせずに利用できるようになります

WhatsApp Image 2024-01-16 at 22.06.29
利用するブカシ線が待ち時間なしですぐ来たので、
まあ怒りは収まりましたw

で、怪社事業所最寄りのジャティブニンバルで下車。すると・・・

WhatsApp Image 2024-01-16 at 22.06.29 (1)
偉い!!時刻表貼ってあります
これをそのままツイートしなさいよ

ただ、ブカシ線なので、ブカシ線分の始発駅時刻表しかありません。チブブール線の時刻表は、チャワンに掲出されるのを待つか、ドゥクアタス等、他の駅を探す必要があります。いや、だから、早く公式ツイートしなさいよ。

WhatsApp Image 2024-01-16 at 22.06.30
ジャティブニンバル駅の時刻表

で、こちらを見てお気づきの通り、やはり15分毎のパターンダイヤが崩れているのですが、これがまた不思議なダイヤで14分~16分毎という、何をどうすればこうなるの?という運転間隔です。単純に速度向上した分、往復で4分折り返しが早くなっているということなんでしょうが、ドイツ人の考えることは本当に理解出来ません。まあ、東南アジアを徘徊している在野のコンサルなんて、不良ドイツ人ですので・・・。

WhatsApp Image 2024-01-16 at 22.06.30 (1)
ちなみに、こちらは引き続きチャージ×でした

皆様注目の順法闘争運転ですが、これは引き続きで、駅入線、出発時は相変わらず20~30㎞/hの速度制限。よって2分の短縮は駅間の運行速度を開業時並みの最高90㎞/hへの引き上げたことによるものです。車輪摩耗が激しく、昨年から減速運転をしていましたが、それがもとに戻った格好です。品質の良い車輪はまだ納品されていませんが、運輸省試運転が再開され、使用可能編成が増えている為、車輪削正にある程度の編成を割いても、運用本数は確保出来るようになっているということでしょうか。このところ、連日連夜運輸省試験が続いており、昨日時点での編成状況は以下の通りです。

 SG:29
 TSO:2
 SO:23
(CAD:7)

運用数は16本のまま変更はない為、速度向上分で微妙に運転間隔が短縮されている模様です。よって、予備は7本です。また、6本の運輸省認可が取れていない状況です。この6本が投入された際に、朝ラッシュの本数が増えることを期待しますが、当初予定の都心区間での3分毎運転を実現するには、順法闘争運転をやめて、全体の所要時間を短縮する必要があります。果たして、いつになれば本来の体制が実現するでしょうか。

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