
往年の大窓ARGO編成をCC206が牽引
注目は後ろの3両
6月27日、パサールスネン~ジョグジャカルタ間で団臨Tando Adam Expressが運転されました。この列車、運転報上では、B級ホラー映画を量産するRapi Filmの貸切となっており、よくある企業借り上げの社員向けエクスカーション列車かとも思われたのですが、それにしては長すぎる組成、特別車は編成中わずか1両という、通常の社員福利厚生列車とは全く異なる内容で、一体何のための列車なのか憶測を呼んでいました。

電源車と後ろの2両のみステンレス客車です
逆組成ならステンレスが目立ったのですが・・・

1両目(何故か号車表示は電源車からカウント)の1か所のみ
サボが出ておりKLB Tando Adam Expressとの表記
通常、企業の借り上げの場合は、企業名のサボが掲出されますが、わざわざ列車名を付けているのがマニアックな感じ(ウチの結婚式臨のようだ!!)です。しかも、一般エグゼクティブとはいえ、大窓・小窓の旧ARGO充当とは??この手の団臨というと、最近は特別車複数両+控え車用?にステンレス車数両というのがデフォルトですが、わざわざボロを入れてくるというのが、これまたマニアック。映画会社の貸切ですので、映画撮影用の列車なのではないかという憶測も飛び交いましたが、駅で大量のインド人が乗車している様子も目撃されており、ますます謎は深まるばかり。インド映画でも撮影しているのか??

小窓旧ARGOも連結
(大窓改造の93年製)

16年製のNew Image食堂車

食堂車を境にグレードが高く、管理職用車両??

最後尾は特別車Nusantara
幹部専用??

小窓旧ARGOも連結
(大窓改造の93年製)

16年製のNew Image食堂車

食堂車を境にグレードが高く、管理職用車両??

最後尾は特別車Nusantara
幹部専用??
電源車・食堂車込みで14両編成という、定期特急では見られない長編成で、有効長の関係でパサールスネン発で設定されたものと推測されます。通常、この手の団臨は金ピカトイレのあるガンビル発ですからね。にしても、物凄い動員数だな・・・と思ったものですが、その後明らかになった情報によると、これは社員の福利厚生でも映画撮影でもなく、ジョグジャで開催されたヒンドゥー教の宗教行事に合わせて設定された団臨とのことで、乗客がインド人であったということも納得。ただ、そうならば、旅行会社による借り上げが妥当なところで、Rapi Filmとの関係は??だったのですが、インドネシア映画業界に詳しい方の話によると、このRapi Film、インド系インドネシア人会社だそうで。それでこの会社がインドネシア側の手配会社になっている、またはCSRとして?貸し切っているのかと思われます。
組成は以下の通り。
組成は以下の通り。
・P 0 18 21 SLO, K1 0 98 12 SLO, K1 0 08 02 SLO, K1 0 02 06 SLO, K1 0 99 06 SLO, K1 0 99 12 SLO, K1 0 01 04 SLO, K1 0 93 01 SLO, K1 0 86 03 SLO, MP3 0 16 04 JAKK, K1 0 18 75 JAKK, K1 0 18 72 JAKK, K1 0 18 73 JAKK, SI 0 67 01 JAKK
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