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K9以来、久々に復活した自動ドア(但し走行中も開放可・・・)

2023年3月にKAI・INKA間で契約が結ばれ、2023年~2026年までに612両(K1・K3)、2023年~2024年に11両(ラグジュリー)が導入される新型ステンレス客車、ニュージェネレーション(SSNG)。昨年末から一部列車に導入が始まり、徐々に勢力を伸ばしていますが、最近、遠方への出張が途絶えていた(ジョグジャ詣が消えたのが大きいですね・・・)為、先日のスラバヤからの帰りでは、あえて高い金を払ってArgo Bromo Anggrekでジャカルタに帰投しました。いつも走行を撮影するだけでしたので、車内を中心に細かい部分を観察してきましたので紹介します。




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「切れない」中国製の高光度白色LED
夜間走行時、車窓風景が照らされるほどに明るいです

SSNG車は今後のINKAとCRRCの協業を見越して、従来のSS車からブラッシュアップし、内製品を増やしている一方で、中国製というか、CRRCから直接パーツを調達しているのが特徴です。もっとも、ジョコウィ政権がここで終わりますので、協業が予定通りに進むかは不明。ただ、高速鉄道建設の借り入れの件もありますので、金利や返済に関する交渉材料として、ある程度CRRCとは仲良くやっておきたいという政府の意向が響いているようです。

やはり、見ておきたいのはこの扉。2024年にもなってインドネシア製のドアは、今にも外れそうな質の悪いHゴムで単層窓を挟むという、80年代から全くの進歩がありませんでしたが、ついにゴム接着による複層窓が登場!!現地でスポット溶接している車体ステンレスはベコベコなのに、丸ごとCRRCから輸入しているドア部分の美しいこと!!

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KAIロゴが目を引きますが・・・

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しっかりとCRRC製をアピール

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内側
上部にもCRRCの製造シールがあります

おそらく、この複層ガラスやゴム接着方式を理由に輸入許可を得ているものと思われ、将来的には国産化をするというのが大義名分であることが伺えます。KCI向けINKA新車もこれくらい綺麗な処理のしてあるドアにしてもらいたいですね。LRT Jabodebekのような陳腐なものは勘弁・・・。ただ、万が一に割れた場合どう対応するの?という部分もありますが、それほど前に投石が減っているということなのでしょう。

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ドアスイッチ
どこかで見たことのあるスイッチだ!!

なお、走行中でもボタンを押せばドアが開いてしまうという問題は、先代のK9から変わっておらず、車掌室からの一括ロック制御、又は走行を判断し自動ロックという考えがないインドネシアをはじめとする国々が抱えています。タイのCRRC寝台も同様で、あれは各デッキに列車員が張り付いて(ベトナムもこれと同じ中国国鉄方式ですね)ドア開閉を行っていますが、インドネシアの場合、全デッキということはないので、ある程度は乗客の良識に委ねられているのでしょう。KAIでは車掌室がそもそもないので、オランダ時代からのレギュレーションをKCIのように変えるしか、抜本的対策にならないのですよね・・・。

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女子用トイレ

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男子用トイレ

続いてトイレ。ついに和式トイレは消滅し、オール洋式化されました。SSNGからは女子用、男子用で完全に分離されています。SSでも、運用開始後に後付けステッカーで分別が図られ、既存車にも現在は適用されていますが。なお、このトイレはこの建付けの悪さからわかる通り、INKA製のユニット式便所モジュールとして、量産化されています。

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デッキ・客室間の扉もCRRC製
ここが自動ドアになったのは本当に助かります

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客室内

車内で従来のSSから大きく変わった点は、水色基調の爽やかなダンパ式のフリーストップリクライニング式(台湾製)が内製化され、シックな色合いに変更された点でしょう。見た目は良いのですが、座ってみると安物間はぬぐえず、どう考えても台湾製に軍配が上がりますね。フットレストの固定部分が特に陳腐ですぐに壊れそうです。座席のフィット感も従来のものに比べるとイマイチな感じ・・・。SMKマディウンにはもう少し勉強してもらわないと困りますね。

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銘板付きでINKA製であることをアピールしていますが・・・


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フットレスト部とコンセント、足元照明等々

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内装FRP、網棚部、天井回りは全て中国製

それにしても客席内に入ると、どことなく漂うWhoosh!!臭。それもそのはず、内装材のほとんどがCRRC製というか、CRRCに資材を卸している中国メーカー製となっています。よって、溶剤やFRPの香りが高速鉄道とまるで同じという(笑)インドネシア製FRPの劣化が余りにも早すぎるのでその対応ということでしょう。SMKマディウン、勉強しろ!!

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なお、客室窓はインドネシア製の単層ガラス
劣化してくるとゴムがペロッと剥がれてくるやつw

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妻面

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いつも頓珍漢な表示をするインドネシア製LEDもCRRC謹製に置き換え
当然だ!!

続いて食堂車に移動。

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食堂車は格好良い大窓

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ようやく食堂車らしい食堂車に

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ここにCRRCの意匠を感じます

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カウンターがコンパクトになった分、
座席定員が増えました

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注目されていたライブキッチン対応の可否ですが、
対応しています!!

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と、いうわけでメニューを
SSNG用の特別メニューの模様

食堂車も内装FRPを中心に多数がCRRCの標準品になっているように見え、特に食堂のカウンター周りの構造はKTMのETS食堂車にそっくりな気がします。相変わらずスラバヤ夜発のArgo Bromo Anggrekの乗車率は低く、まして21時台発では乗客は物好きを除いて夕食を既に取っているわけで、食堂車はガラガラ。観光客がほぼゼロな北本線なのも大きいですね。ライブキッチンごと廃止かと思っていましたが、そこそこ対象品が残っていて安心。

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物好きな人の一部なのでコスパ最悪ですが、車内で夕食

で、最後に。連結部。

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こちらも既報の通り内製化済
INKAというか、REKA謹製の車体間幌
KCI電車もこれになるのかな

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外側から

在来車から大きな変化点としてはこちらでしょうか。以前、走行画像を上げたときに書いているかもしれませんが、給水パイプの注水口が屋根上から連結面に変更されています。現状、スタッフがはしごをかけて停車中に屋根上に上っているのは危険極まりなく、さらに電化区間では給水が出来ないという問題も抱えています。今後、スラバヤ地区を含む地方部でのさらなる電化延伸を見据えての処置と思われ、将来的には在来車にも改造がされるものと思われます。というか、逆にSSNGでは、現状、屋根上にも注水口があるのでしょうか。駅側の設備を対応させないと、ここからの注水は出来ないですからね。

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