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車輪交換or削正待ちのH1、後ろにはまだ空港特急Ts2の姿が

先週末のゲート前。205系H1編成が入場していますが、時期からして全検(P48)でも、要検(P24)でもありません。H1編成は2023年1月に要検入場していますが、当時、外板整備は側面帯張り替えのみとされていたため、前面の白い顔がそのままに出場しています。白い顔だからといって年内入場ではないわけです。これは、車輪交換又は削正待ちによるもので、現在、H1編成はクハ205-126を借り入れて運用を続投しており、ゲート前にいるのはクハ205-61。そして、後ろの中間車は別編成のものということになります。




なお、9月の全検(P48)入場車であるメトロ6000系6121Fは、10月3日に出場試運転を行い、運用復帰済です。詳細は別記事で。

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今日はこちらの話題でも

さて、マンガライ駅改良工事が凍結状態の中、わずか1年で着々と工事か進んでいるのが、こちら。LRT Jakartaフェーズ1B、フェロドローム~マンガライ間の延伸工事です。既報の通り、同事業は2023年10月30日に起工式が行われました。インドネシアの起工式は、あくまでも政治的タイミングで起工だけして、そこからやっと土地収用だの業者選定を行う為、実際の着工とは1年近くずれが生じることがほとんどですが、LRTは異例の即着工。まともな入札プロセスを経ているのかと疑いたくなりますが、第一期(クラパガディン~フェロドローム)着工時も、何もかもがあやふやなまま工事が進み始めましたので、そういうことなんでしょう。表向きには州営建設JAKPROが自前で建設しているということになっていますので、そういう意味では、入札も糞もないのかもしれません。




 

そんなスピード勝負のLRT Jakartaですが、なんと先週、10月1日に早くも延伸区間の入線試験を行っているのです!!って、もう高架橋繋がったの?と驚きなのですが、今回の試運転、というか入線確認が行われたのはフェロドロームから1駅間のラワマングンまで。当然、電気は通っていませんので、車庫での入れ替え用機材を用いての試験となりました。また、線路は上り方面しか敷設されておらず、下り線はこれからという感じ。それでも、片側だけで入線確認を取ってしまうというのは、目立つことはとにかく急げということでしょう。

MRT Jakartaに負けるな!!というのがLRT Jakarta第一期建設時のスローガンですが、半日アホック亡き後も、この精神は貫かれているというわけですね(笑) いや、というか韓国にそそのかされて建設してしまったは良いものの、ジャカルタにおいてあるまじき、全く採算が取れない大赤字路線(陸の孤島なので、仕方ないんですが・・・)と化していますので、一刻も早く資金流出を止めるべく、マンガライまで繋げよという指示が出ているものと思われます。今回のフェーズ1Bでは、 信号や車両は第一期から引き続きの韓国製になるはずですが、工事自体はJAKPROですし、施工管理はOCGですから、何もMRTに対抗意識丸出しにする必要はないわけで。しかし、第一期では荷重試験すらやらずにいきなり車両を吊り上げ、載線するという暴挙に出ていたことを思い出すにつけ、今回は用意周到というか、OCGちゃんと仕事してんだな、と。というわけで、久ぶりに工事区間を見てきました。

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全く何を言っているのかわからないという人の為に、路線図を上げておきます。こちらがLRT Jakartaのフェーズ1B区間です(濃い点線部分)。そうそう、クレンデル方面との分岐向きがオフィシャルに
なりました。さすがに現フェロドロームからの分岐は無理でしたね・・・。ただ、旅客流動を考えたら、クレンデルからクラパガディン方面に直接乗り入れさせるべきだよな・・・と。まあ、そんなわけで、今回入線確認のとられたラワマングンが分岐駅となり、将来的には2面4線駅になる予定です。

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で、こちらが、マンガライ駅から見えているLRTの高架橋。中央線の高架のさらに上を跨ぐため、50m以上の高さになります。どうしてチキニ、メンテン経由にしなかったのよ・・・と。しかし、モノレールのように細い橋げたはLRTならでは。重量級、なんちゃってLRT Jabodebekではないんです!!

あとはあフェロドローム側に先回りしまして(マンガライ~マトラマン間、TJの4号線が今、迂回転になっているので、上記画像は別撮りしていました・・・)。訪問時は日曜ですが、休日返上で作業中。本当に高架がもう繋がっていますね。それにしても超急カーブ。LRT Jabodebek車両では曲がり切りません;;

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当然、ラワマングンまで繋がっているわけですが、そこから先も橋脚が立ち並んでおり、向こう1年以内にはかなりの区間のインフラが完成しそうな気配です。

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ラワマングン駅
バス車内からの手抜きですみません・・・

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フェロドロームから伸びた高架はひとまずここまで

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ここから先は橋脚だけが立ち並んでいます

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この幅のフライオーバーを跨がなければならないプムダプラムカ交差点

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かなり広い用地が確保されています

ネックになるのは、プリオク高速を跨ぐプムダプラムカの交差点、KCI環状線を跨ぐクラマットのアンダーパス付近、そしてマトラマン通りとの交差点付近の3か所ですが、いずれの箇所も未着工であるものの、用地は確保されており、構造上の問題は解決していると思われます。こうしてみると、フェロドローム側、マンガライ側からそれぞれ着工し、最終的に中間付近のウタンカユで繋がるという感じになるのではないかと思います。

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マンガライ着
8月下旬から夜間の交通規制をやっているようで
ぼちぼちここも着工となりそうです

マンガライに戻ってきました。中央線を跨いで、LRTマンガライ駅(パサールルンプット付近)の部分は工事囲いのみで未着工なわけですが、いよいよここも本格化しそうです。中央線を跨ぐ最高50m地点で、どんなアクロバットな工法が取られるのかも見ものです。

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