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2週間ぶりのゲート前は賑やかでした

先週は特に動きが無いことから(実際、ゲート前にはほぼ何もいなかった)お休みしましたが、正解だったようで、今週末は12月の入場編成が諸々顔を現しました。まず、中央に顔を出しているのは12月の全検(P48)入場編成2本目のM4。週明けには試運転が施行となるでしょう。メトロ6000系は6130F、早いもので検査周期的に要検(P24)入場です。そして、手前の205系は、ここ1か月弱、デポック電車区で運用離脱中だったH28。M64+M63からMM”403を借り入れていましたが、そちらの要検(P24)都合でMM'403を返さざるを得ず、かといってMM'43の車輪交換or削正が完了していないことから、そもそも運用入り出来ないのですが、いつの間にかマンガライに回送されてきました。




削正線はこんな感じで、ツイッター版に挙げた先週末のゲート前でゴロゴロしていた205系の中間欠車はどこへ?

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空港特急が押し込まれていました

さて、先週の話題と言えば、冬臨シーズン到来。12月19日から1月5日が年末年始繁忙期(NATARU)に指定されており、この期間中、多数の臨時列車が運行されます。KCIも近郊お出かけ需要に対応するため、土休日も含め、この期間中は平日ダイヤに準じた本数で運行します。近年、繁忙期には遅延防止のために特にマンガライ~ジャカルタコタ間の本数を減らすこともありましたが、いつぞかのプラブォウォ集会時の混乱ぶりの反省から、今回、フル運用にしていることで、臨時特急と競合し、特に午前中にはボゴール線、ブカシ線に20分~30分程度の遅延が発生しています。なお、12月21日時点で、KCIの特発便はアプリの位置情に反映されていませんので、合わせてご注意ください。

で、今年のNATARUはとにかくアツい‼基本的に太陰暦で動いているインドネシアに、年末年始という感覚は無く、そもそも冬休みが存在せず、クリスマスの12月25日と元旦の1月1日のみ休日、他は営業日で、臨時列車が設定されても、大した盛り上がりは見せませんでしたが、今年はちょっと違います。というのも、「給食代払わなきゃいけないんです」大統領が、国民に散在を促す為、12月26日・27日を国民の祝日に、さらに30、31日は学校を休日にすると、突如発表し、最大12月21日から1月5日まで16連休という異常事態になりました。また、KAIに対しても期間中、最大限の輸送力を確保し収益を上げよと命じ、レバラン並みの運転本数、というかそれ以上になっています。先日のスマトラから急遽6両のジャワ転属も、これに因んでいます。いつからインドネシアはフィリピンになってしまったのよ。

さらに、その後、国営企業省・運輸省の肝いり事業、「Direct Train」プロジェクトも始動。12月9日の下りガンビル→スマランタワン、12月10日のスマランタワン→ガンビル各1本の試験営業を実施12月9日の便にはエリックトヒルと新運輸相(誰だっけ?w)がサプライズ乗車し、ガラガラの車内を盛り上げました(笑)←いくら半額の特別価格で売り出すといっても、ド平日かつスマラン行き夜行なんて無理でしょ。毎度の人体実験のようなものですね。

というのも、この「Direct Train」名前の通り直行列車であり、途中駅ノンストップというとんでもない列車です。北本線の特急・急行、それに貨物列車はチルボン、チルボンプルジャカン、アルジャウィナングン(貨物)のいずれかに絶対停車となっており、これは機関士の乗務は3時間を目安とするという規定に基づいています。その規定を既成事実を作って無理やり変えようというのが今回の試みです。要するに保安装置がないインドネシアですので、機関士が居眠りをしてしまったらアウトという、政府が主導するとんでもない取り組みなのです。まあ、だから安いんですよね。よく労働組合がキレないよな、と。これぞ強権、プラ棒政権のなせる技ですね。



どうも、これ、2月1日のダイヤ改正にも織り込み済のようで、Argo Bromo Anggrekがさらなる速達化の為に、チルボン、プカロガン通過、ガンビル~スマランタワンノンストップになるとかないとか。いや、速達化は表向きの理由で、後続の区間特急ともいえるArgo Cheribonの乗車率があまりにも低いので途中までの客をそちらに誘導したいというのがあるのだと思います。

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しかも12月9・10日のDirect TrainはBIMA編成で運転と言う…
コンパートメントも半額という出血大サービス
※なお一発しかない本チャン、ヲタ一同、電車に被られたので
後日撮ったBIMA送り込み回送です(チピナン→ガンビルのスジはほぼ同じ)


政治的に設定された列車だとよくわかります

それで、安全かどうか実験する必要があるということで1往復限定で設定。かと思いきや、良好な結果を受けて、次は本命のジョグジャ行きだ‼(6時間も乗務員交代なしで大丈夫なのかと思いますが、2名乗務のようです)ということで、12月16日・17日の1往復再びの実験列車が設定。編成はまたもBIMA編成の借用で、BIMAへの新型SSNGの導入はさらに遅れることになりました(マンレポVol.370参照)。上記画像はこれら実験が終了し、BIMAにSSNGが投入されてから撮りました。ちなみに、この編成、BIMA用に製造されたわけではなく、2024年製3本目(Ts6)。さんざん代走のTaksakaやAnggrek、それにレバラン臨で撮ったやつですね…コンパートメントが連結されているのでBIMAとわかりますが。


しかし、ジョグジャ行きは客が乗るので割引率が25%というのが客の足元見てますよね
設定時間は抜群に使いやすいです

で、これでオシマイかと思いきや、好調な利用を受けて冬臨として期間中毎日運転しますとな。確かに早朝早く着きすぎてしまうTaksakaなんかと比べて、かなり常識的な時間設定なのでジョグジャ行きに関しては需要があるのは確かです。てっきり、ジョグジャ行きのみが設定されるのかと思いきや、日数が少ないもののスマラン行きも実験時と同じダイヤで設定。乗る奴いないでしょ、と思ったら、ジョグジャ行きの一般SSに対して、スマラン行きはK3・K1併結SSNGでレギュラー化させるんですね。K3はガンビル発の特急にしては破格なので、これはこれで人気出るかも。それで客を囲い込んでおいて、定期化と共に値上げ、なんでしょうなぁ。


車形までそれぞれ出しているところ、KAIにしてはかなり良心的
ガンビル→スマラン直行28万ルピアは安すぎでしょう(バスより安い)

ネタ的に面白いのはスマラン行きの方で、K3,K1併結SSNGはいまだにジャカルタ首都圏で撮影出来ない列車ですので、晴れた日に一度は撮っておきたいですねぇ。12月24日が楽しみです♪ ジョグジャ行きはただのSSかつ、撮影可能時間帯に走っていないので、これはパスですな。

そして、今期最大のネタ、Java Priorityもついに運転開始‼


史上初、フルマルーンの一般営業特急

ここ1か月ほど鉄ヲタ内で話題持ちきりのJava Priority。この列車、従来は一般特急に特別車を1両増結する形で運転されていましたが、特急のSS、SSNG化による120㎞/h運転列車の拡大から、高速対応していない特別車の稼働機会が著しく減少していました。この前のレバランのときなんで、ボロ寄せ集めの臨時にこぞって繋げていたくらいですし。で、その問題を解消する一つの答えが、フル特別車組成のJava Priortyなのです。当然行先はジョグジャ。というか、このダイヤを読んですぐにピントくるはずです。これ、レバラン臨の特発、KLB TAMBAHAN(臨時MANAHAN救済臨)です。当時は波動用のSSNG、K3・K1併結編成を充当していましたが、その後、Logawa専属となりK2を置き換えたため、スジはあれど車両が無い状態でした。これはなかなか考えているな、と。ただ、こんなネタ列車なのに、まともに撮れる時間帯に走っていないということ…。こりゃ、また裏技を使うしか…。まあでも、これ、絶対に人気出るでしょうから、今後、レギュラー化されるような気がします。たまには区間と時刻を変えて、撮りやすい時間帯に走ってもらいたいなぁ、と。

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どうせ曇りなんですけど(晴れたらもっと悲惨)
それにしても何とかならないものかな、と思います

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K1 0 82 24 JAKK Retroが今回、初めて一般営業列車に
入ったというのは大きいですね
人気のないボックス座席車でしたが、改装の後
食堂車として活躍の場が見いだせて良かったですね


最後に恒例のジャカルタ発の臨時列車時刻表を上げておきます。注目の臨時列車は別記事にてお知らせしてまいります。

レバランより輸送力の多い2024年冬臨時(NATARU)
赤字が臨時列車
冬臨2024GMR
朝5:50発の臨時Taksakaは設定無しですが臨時Parahyanganが
久々に設定され、他もかなり賑やかです
臨時Manahanと臨時Taksakaは列車名を臨時特急に改めています
詳細後日

冬臨2024PSE
ジャティネガラ追加停車に伴いレバラン時よりも
定期列車で5分繰り上げが発生している列車があります
Blambangan Ekspresは2023年7月27日にから設定され純増
12:45発のソロ行き臨時急行が初設定(Java Priorityと同発w)
MOTISがMOTIS NATARUの列車名で登場、ジャカルタ貨物駅発ルンプヤンガン行き
今回、デポックバル、タンゲラン、ブカシからの荷物預けが可能に

と、ここまで書いて予約投稿を済ませていたのですが…。

22日夜になって、KAI公式からさらなる増発のお知らせが‼一体何事だ。


なんと、ジャカルタ口では、さらに
ルンプヤンガン行き、スマランポンチョル行きの急行を1往復増発‼
車形はJakatingkir, Menoreh, Majapahitの新型化により余剰となったK3 Ekonomi AC
(スマラン行きにはK1NIも連結)

Pasar Senen7:25発(スマランポンチョル行き)・16:00(ルンプヤンガン行き)を上記時刻表に追記ください。史上最高にアツい冬到来です。


※今号を持ちまして年内最後のマンレポとなります。今年も1年間ご照覧いただきありがとうございました。


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