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やっぱり無駄に巨大なカラワン駅、ついに開業

公式からもリリースされている通り、KCICは12月24日より、従来全列車が通過していたカラワン駅の営業を開始しました。例によって数日前の突然の告知となりましたが、12月中の列車がネット予約画面に半分程度しか反映されていない、また1月からは全列車購入不可という、不思議な状況が続いていた理由はこれでした。つまり、カラワン停車に伴う新ダイヤがいつからスタートするかわからない為、カラワン停車スジの列車は一旦、予約システムから消していたわけなんですが、やっと購入できるようになったのが22日のお昼過ぎから…。




KCICでは、列車の予約は2週間前からとしているわけですが、この12日間の発売機会損失って、相当なものでしょう…。ただでさえ、年末年始の繁忙期間で、実際の半分しか売りに出していないので、軒並み満席なわけで…。

実は読者の方から本件についてメッセージをいただいており、買いたい時刻の列車が画面に表示されない、1月1日以降は全く表示が出ないとのことで。確かに出ないので色々探っていたところ、エバ嬢からの情報解禁になりました。KAIみたいに90日前予約じゃないんですから、2週間前の発売開始時期に間に合わせなさいよ、と。

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12月20日時点で表示される列車がこんな状態
6:40の次が8:45とかあり得ない…

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いずれもカラワン通過便

で、22日昼にようやく公開された時刻表を見ると…

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やはり、そういうことでした


なお、カラワン停車はご覧の通り、朝夕に集中しており、通勤及びカラワンアウトレットお出かけ需要に合わせたものになっています。てっきり1本おきにとかに停車するのかと思ってました。なお、カラワン停車便は通過便よりも所要時間が7分増えており、バンドン側のフィーダーのダイヤはずらせませんので、ハリムの発車時刻が従来より7分早く(到着が7分遅く)なっています。運賃はハリム~カラワンが15万ルピアです。※早朝・深夜の特割便を除く。

カラワンに停車したところで、と思われるかもしれませんが、田んぼの真ん中に駅を作ったものですから、駅前には確かに何もないのですが、周辺は住宅地、工業地帯、それに近年、アウトレットモールなどのショッピング施設も増えており、駅からのアクセスを用意すれば、テガルアール同様に大化けする可能性のあるポテンシャルを秘めています。まずは、西ジャワ州、イオンモール方面とトヨタの工業地帯を結ぶ4車線道路を早く整備しろ‼

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Google Mapより

カラワン駅から5㎞圏内に日系ショッピング施設が2軒あり、一つは三菱地所グランドアウトレット、もう一つはイオンモールデルタマスです。いずれもジャカルタ最大規模を売りにしている巨大施設ですが、従来、足は高速道路しかなく、ジャカルタ中心部からは1時間半ほどを要していました。もっとも、中心部でも用が済ませるイオンモールにわざわざ来るかと言えばそんなわけはなく、イオンの方はチカラン、カラワン住民の買い物スポットであることに間違いはありません。物理的にも道路が無いので、直線距離では5㎞にも関わらず、遠回りをさせられて15㎞くらい、所要30分とかなので、道路が整備されるまでは、イオンの客の入りに変わりはなさそうです。

恩恵に授かれそうなのは、三菱地所のアウトレット方。実際、ジャカルタからの週末ショッピング客を当てにしているようで、高速鉄道の時間に合わせて無料シャトルバスを用意しています。こちらは、道路が悪いながら、一応直線距離で結んでおり、4.3㎞。途中、Uターンなどがありますが、15分所要程度なので、まあ許せる範囲でしょう。

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駅発の方が圧倒的に多いという謎ダイヤ
モール発は夕方の高速鉄道に合わせてしか設定されておらず、
夕方まで買い物をしていろということなんでしょう

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三菱地所グランドアウトレット行きのシャトルバス
というか、ハイエース(笑)

ちょうどよいバスがなくとも、GrabやGocarのオンライン配車も客待ちしていたので、最悪それで行けばよいでしょう。ちなみに、このモール、ジャカルタ市内中心部のプラザスマンギからも無料シャトルバス出しているそうなので、それが廃止されない限りはその方がお得です。高速鉄道、もう少し安い運賃になるかな、と思っていましたが、往復30万はちょっとという気もします。まあ、でも距離からしたらそんなもんでしょうし、チカラン・カラワンの日系工業団地住まいの駐在日本人がジャカルタ中心部まで車で出るコストを見れば、圧倒的に高速鉄道の方が安いです。聞くところによれば、少しでも節約、そして渋滞回避のために、ブカシティムールでLRTに乗り換える日本人駐在員のオジサン方も結構いるようで、だったら今後はカラワンから高速鉄道という人も出てくるでしょう。

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時速300㎞/h通勤する人も今後増えてきそうですね

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イオン、線路の真横にあるのに、駅の位置が悪かったですねぇ

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ちなみにスマレコンのアウトレットもあるそうです
シャトルバスの本数、めちゃくちゃ少ないですがw

というわけで、開業初日とはいきませんでしたが、12月26日にカラワンまで往復してきました。最近、久しく高速鉄道自体乗っていませんでしたので、気分転換になりました。にしても、22日昼までチケット販売されていなかった列車なはずですが、ほぼ満席、残席わずかでの前日購入でした(冷汗)もちろん、ほとんどがバンドンまで乗り通す客で、カラワンで降りたのなんて10人やそこらでしたけどね。ハリム駅のテナントも今や、ほぼ空きが無くなり、カフェやレストランがどこも大盛況でした。空港の感覚で、1時間以上前に集まってくる人たちなので、ビジネスチャンスではあります。スタバもサブウェイも満席でした。

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待合室は毎度の大混雑
改札のアナウンスかかるまでカフェにいるのが吉です
LRTから乗り換えると、そのまま待合室に誘導されてしまうので、
時間がある人は一旦、階段で地上階に下りましょう

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これだけ本数があるので当日買う人も結構いますね

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いつの間にかサブウェイも出来ていました

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吉野家は、いかにもテナント代が安そうなバス乗り場の方に
追いやられていました(笑)
そしてガラガラ

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注目はこちら
ロコカフェがハリム駅にオープン、開業ほやほやです
こんなに気合の入ったロコカフェ、初めて見ました

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そういえば、テガルアールがネーミングライツで
テガルアールスマレコンになりましたね
駅がスマレコンの開発エリアにあるので妥当なところでしょう

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乗車

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わずか15分で到着
カラワンの副本線に入るのは初

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駅の南側は保線基地になっています
建設中は緑亀が止まっていましたね

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建屋の中には保線機材の姿が
運が良いと赤亀が留置されていたりするんでしょうか

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駅前は車寄せと駐車場のみ
あとは田んぼです

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出発ロビー(待合室)

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バンドン方面は築堤の下の通路を通り2番線へ
ハリム方面は手前の階段を上がるだけ

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1番線
タイミングが合えば、反対方向の通過列車を撮影出来ますね
8:59のハリム行き入線直前に下り通過、来ますかね??
それが可能ならば、360km/hでの通過を手軽に見れる唯一のスポットということになります

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ハリム行きの入線
アウトレットには興味ないので、とんぼ返りでジャカルタに戻ります

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