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今週末のゲート前

H1編成が全検(P48)入場して3週間弱経ちますが、まだ取り込まれたまま。ゲート前には欠車205系のみが留置されているという状態でした。この車両、見える範囲でサハ204‐29、MM'332でハエ14編成のものです。ハエ14編成は長らくクハ205‐122が欠車し、この建屋脇に長らく留置されていましたが、このところ姿が無く、もしかするとようやくの元組成復帰となるのでしょうか。




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削正線にはナハ35+ナハ44が編成で取り込まれている様子

こんな感じで電車の方に大きな動きはないのですが…。

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おや(というか、今度は旧塗装のK2が…)

例のPriorityへの改造途中で放置されたK2 91 XXが姿を消しています。これは工場内に取り込まれたのではなく、1月8日終電後に未改造のK2、4両(K2 0 85 08 PWT, K2 0 82 43 SMC, K2 0 82 20 SMC, K2 0 82 47 SMC )と共にBalaiyasa Tegalへ配給されています。Balaiyasa Tegalに取り込まれたということは廃車ということではないようですが、どうもPriorityへの改造は諦め、ハイグレード食堂車化されるという噂が立っています。もちろん、Java Priority用の食堂車になる可能性もあり、目が離せません。


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オフレールされる7117F

さて、今回カテゴリにデポック通信も併せて付けていますが、年末大掃除後のデポック電車区の様子も併せてお伝えします。ご承知の通り、デポック電車区では恒例となる年度末(インドネシアの会計年度はカレンダー通りの12月末〆です)の廃車整理が実施されており、CRRC新車の受け入れ準備を行っています。。130両程度をオフレールしないことには、12連11本分の留置スペースは確保出来ないため、続々とオフレールが進むのかと思いきや、実は年末までに作業は終了し、30両程度をオフレールしてクレーンも撤収してしまいました。もっとも、約130両は書類上は既に廃車されており、オフレールするかしないかは、予算次第ですので、ひとまず、初回契約分の12連3本(第一陣で何本到着するのかは、不明)を空けたような格好です。

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まだ旧帯ピカピカな田窓6000系の姿がありますが…
プレートが外され、手書きで6611の文字が

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もうおわかりですね
(もう1両はたまたま橋の下にいて、今回のオフレール対象外でした)
証拠隠滅の為に運輸省番号ごと塗りつぶされています

これら2両(6407,6607)の2両は車番差し替えを実施した6126F、6111Fとして処理されます。今回オフレール対象になったのは6611(6607)の1両のみで、6426(6407)はこの通り、まだ橋の下にいました。

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オフレール場所に押し込まれる7117F
新INKAのモーターカーもようやく間近で拝めました

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旧塗装同士の編成美

ところで、このINKAモーターカー(実際はDL)、23年導入ながら塗装が旧塗装です。というのも、これKCIがINKAに発注したのは2018年末とかで、当時まだ新塗装化構想が出る前。どんだけ納期引っ張ってのよ(コロナがあったとしても…)という感じですが、旧塗装で発注してしまっているため、出荷時もどうぜんこの塗装。この廃車入れ替え作業が終了すれば、旧塗装車との共演はほぼ見られない(05‐108Fの廃車時にチャンスはあるかもしれませんが)わけで、貴重なシーンでした。

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搬出場所へ

前回のデポック通信時には、満杯の廃車置き場でしたが、すでに搬出作業が始まり3日目のこの日。ヤード西端の13・14番線は既に半分まで廃車が減っており、かなりのペースで作業が進んでいることがわかります。

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クハ203‐2は橋の下に(今回のオフレール対象外)

もっとも、橋の下にはまだ廃車体ゴロゴロしていますが、ふたを開けてみれば13・14番線に溜まっていた車両を一掃したのみで、残る他の車両は手つかずのまま終了しました。

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線路に垂直方向に並べてあるだけに見えますが、実はこの右側、木に
隠れたところにさらに線路と平行に並べてあります


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先頭車のつり上げは見れませんでしたが、
中間運転台が上がりました(笑)

編成8両でオフレールされたのはこの7117Fのみと思われ、他は13・14番線に留置されていた車両を順に吊り上げたというかたちで、単にスペースを空けたいということがよくわかります。特筆すべきは、ジュアンダ事故車のうち、解体されずにブキットドゥリ電車区で保管されていたMM'337が深夜に配給されてきており、今回オフレールされたことでしょうか。この2両がCRRC置き換え対象数にカウントされたことで、他編成の延命or廃車の判断に何か影響が出るでしょうか。

今回オフレールされたのは以下の通り。
6111Fの一部
6125Fの一部
マト52編成の一部
MM'337
7117F
05‐109Fの一部
計約30両


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作業終了後の廃車置き場
スッキリ綺麗になりましたね

これでCRRC新車がいつ到着しても問題ない状況になりました。4月頃までには営業運転に投入する予定だそうで、1か月以内に1本目が着岸しそうな気配です。待望の12連新車、楽しみです。


なお、話題は変わりますが、12月のデポック電車区全検(P48)入場のメトロ6000系6129Fですが、制御装置故障の為?出場出来ておらず、1月上旬時点で、この廃車置き場に留置されている模様です。他の検査メニューは完了しているため、そのまま廃車ということはあり得ませんが、VVVF装置等の故障の場合、代替品を調達できるとは思えず、出場はかなり長引くものと思われます。一番状態の良いはずの6000系後期B修(5M5T)車ですが、このところトラブルが絶えず、6131F、6132F(暫定8連で運用中)に次いで3本目の故障となりました。こうなると、DawonsysからVVVF発注して、大規模修繕しないとまずくなってくるのでは、と思います。また、6129Fと入れ替わりで東急8618Fが建屋に取り込まれ、1月分の全検(P48)入場となっています。電車100周年記念でJALITAカラーになることが予告されていますが、出場時に塗装でJALITAカラーにするのか、KCI一般色で出場し、後からラッピングでJALITA化するのか、気になりますね。

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