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意外にもこれを撮るのは初ですね

いよいよ始まった断食月。となれば、レバランももうすぐそこです。先日、年末年始輸送安全総点検が実施されたばかりですが、毎年約10日づつ早まるレバラン、年末年始とくっついてしまうのも時間の問題となってきました…。というわけで、KAI幹部による毎回恒例のジャワ全島巡検が約3か月ぶりに実施されました(間隔短っ‼)。そして、幹部巡検と言えばお馴染み、Kereta Inspeksi(KAIS)。ただ、もはや年中行事過ぎて今更撮る必要もなく、最近はほぼスルー状態だったのですが、そう言えばまだこれを撮っていないな、と。出勤がてら撮影です。実は年末年始のときは、ジャティネガラ早発にやられてしまい、撮り逃していました。




2018年から2020年にかけて相次いで落成した日車KRDこと、MCW302系改造の巡察車、Kereta Inspeksi 2,3,4。かつての巡察と言えば、第一事業部所属のWijaya Kusuma、第二事業部所属のRail One(Kereta Inspeksi 1)を充当していましたが、これらはスマトラへ転出し、さらにKereta Inspeksi2は一般格下げ車となり、KAWIS所有のKereta Istimewaに再改造されています。よって、2020年頃から全島巡視はKereta Inspeksi3及び4の2本体制となり、スジもほぼ固定化し、ガンビルを9時前後に続行して発車し、それぞれが北本線経由、山(バンドン)線経由でスラバヤ方面を目指すというものになっています。2022年末には液体式気動車メンテナンスの牙城であったタナアバン機関区が廃止され、これらMCW302はチピナン機関区に転属し、送り込み経路がタナアバン~マンガライ(折り返し)~ガンビルから、ジャティネガラ~ガンビルに変更になっています。それで、朝ラッシュ時に割り込んで入るため、少しでも定期列車の邪魔をさせないということなのでしょう、2023年のレバラン前巡検時から、Kereta Inspeksi3,4を併結しての送り込みが実施されています(ガンビルで分割)。


おそらく、これが初の8連運行です
後追いだけはこのときに撮っていました

以来、この併結体制が恒例化し、ネタ列車としての地位を確立しています。ただ、時間的に完全に逆光であることから、なかなか撮影に難儀する列車です。曇りの日に割り切って撮るくらいしか方法はなく、なかなかチャンスに恵まれずにいました。が、マンガライの高架下が線路切替後は全天候型撮影地と化しており、記録写真くらいは撮れるだろうと狙ってはいたのですが、先述の通り前回は早通で爆死。ようやくのリベンジ成功です。

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気になっていた連結部

ところで、みなさん気になっているのがこちらでしょう。Kereta Inspeksi4が5両編成の為、改造時に併結を想定しておらず、先頭部にジャンパ栓がありません。よって、どうやって併結するのかと思っていましたが、総括制御していないんですね。どうも、先頭側のKereta Inspeksi3で牽引しているだけのようですね。距離も近いし、問題ないと言うことなんでしょうか。

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後追い
前後で顔の違う列車って、インドネシアではかなりレアな存在です
8両編成の気動車というのも、もはや唯一無二の存在です


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