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正面ロゴが無いとなんだか引き締まりませんが、これも記録

ツイッター版でお知らせしている通り、4月22日にジャカルタコタ駅にて電化100周年記念セレモニーが開催されていますが、これに合わせて東急8500系8618Fが、かつて8613Fが登場時に纏っていた通称「JALITA」カラーに復刻されています。近年、KAIではCC201を始めとする一部機関車に対して、現地鉄道愛好者コミュニティと連携し、リバイバル塗装を施していますが、今回、初めて電車がリバイバルカラー化されました。ご承知の通り、8618Fは保有者がKCIではなく、KAIとなっていることからも、実現のハードルがやや低かったのではないかと思われます。当初の予定ではKCI所有の205系などにもSS色を施すなどの予定があったようですが、そちらは撤回されています。




JALITAカラー化に際しては、全面広告車と同様のラッピング処理によるものとなっており、デポック電車区で4月13日から作業が作業が開始されていました。実はこれより先に地元鉄が、従来の塗装を完全剥離し、前面もステンレス地の上から赤ラッピングを施した「完全JALITA」として作業が始まったというコラ画像を投稿し、物議を醸していましたが、わざわざ全検(P48)入場時に金をかけて再塗装したものを、ヲタの希望の為に全部剥がすわけもなく、この通り、本来、前面のステンレス地になる部分は、グレーのステッカー処置になっています。こうしてみると、JALITAのこの前面、結果的に16年後に登場することになったCLI-125系・225系の側面デザインの登場を予見していたのごとく、今の時代にぴったりなカラーです。遠目に見ると、高速鉄道の前面塗装のようにも見え、時代を先取りしていたんだなぁと。

また、リバイバル化は側面帯も対象になっており、05-108Fの離脱によって消滅していた黄色+赤帯がまさかの2か月ぶりに復活しています。KCIカラーとしてすっかりおなじみになった赤+黄の旧帯ですが、初登場は2009年のJALITAだったんですよね(但しJALITAの場合、黄色と赤の境の白が無い)。8613Fは、初のKCI保有の第一編成ということで、このように気合の入った前面デザインになったものと思われますが、前面のインパクトが強すぎて、側面帯の存在は忘れられがちです。特に、この頃はまだ細帯でしたので、そこまで目立たなかったというのもありますが。側面に黄色が採用されたのは、こうしてみると不思議な感じで、前面JALITA+側面現行帯が一番しっくりくるのでは、と思うのは私だけでしょうか?

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側面も張り替え過渡期の貴重な光景
側面の黄+赤は太帯で再現

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張り替え作業中の側面

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既存の赤帯の上からもう一度、
赤のステッカーを貼っているんですね

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8518側はまだこんなハイブリットな状態…

もともと、デポック電車区での張り替え作業完了後も、22日のイベントまでは走らせないとのことでしたが、13日の深夜に205系ナハ2+ナハ4編成の運転台ガラスが投石で破損しており、修繕が間に合わないことから、急遽ピンチヒッターで朝ラッシュ時運用に8618Fが登板することになりました。そんなわけで、こんな中途半端な姿で運用に入る結果になってしまったわけですが、ボゴール側先頭車となっている8618側からラッピング作業か始まったのはファインプレーでした…。

完成版の姿は100周年イベントで、しっかりとお披露目されています。こちらはまた別記事でお知らせしますのでお楽しみに。


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