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先週末のゲート前

特に動きがないことから2週間ぶりのゲート前です。数週間に渡って臨時入場していた205系M6編成は無事に運用復帰しました。が、今度はそれと入れ替えにメトロ6000系6121Fが…。どうも、これも車両トラブルのようです。6123Fも不具合でボゴール電車区に取り込まれており、7122Fも何らかの理由で運用に入っておらず、ハエ18は踏切事故当該で修繕中…。いい加減、CRRCを営業投入しないと車両足りないんじゃと思うのですが、一向に気配がありません。なお、6121Fの他に空港特急が2本も入場しており、嫌な感じです。これ、また205系の車輪交換が長引くパターンでは??



なお、今月の全検(P48)はBalaiyasa Manggaraiがハエ14編成、デポック電車区がH23+H4編成です。時期的にまだ姿は見えないですね。

というわけで、今週もネタ無しに見えた今週末ですが、昨日の投稿の通りINKA製の新車、CLI-225系の試運転が15日で一旦終了しており、CRRC製の新車、CLI-125系の動向に注目が集まっていましたが、案の定というか、遂に第3陣(2次契約分第1陣)の4001F、5001Fの本線試運転が16日からスタートしました。空きスジや乗務員、検車係の手配上、同時に試運転を実施するのは無理なようですね。4月27日までにデポック電車区搬入が完了していたにも関わらず、INKA試運転を優先していた為に、本線試運転までかなりのブランクとなりました。第2陣2001F、3001Fは搬入して数日後には本線試運転が始まっていたのとは対照的です(管理人が日本~ソロにいる間に集中的に実施された為、全く撮影出来なかった…)。やはり、初回試運転は極力撮るべきだと思いますので、撮影してきました。

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初日1本目は5001F

この試運転、驚くべきことに初回からジャカルタコタ~デポック2往復、デポック~ボゴール4往復が日中に1セット、夜間にジャカルタコタ~デポック1往復、デポック~ボゴール2往復ずつというガッツリとした走り込みで、5月16日から18日まで3日間連日で設定されました。しかもこれ、4001Fと5001Fが交互、ではなく、同日に2本ともが20分~30分続行で走るという(第2陣のときも同様の設定でした)もので、CRRCの無尽蔵とも言えるリソースには驚かされるばかりです。1編成あたり10名弱乗っているはずですので。CRRC青島四方の広大な敷地内にはエンドレス試験線があり、走行試験のほぼすべてをここで完了出来てしまう為、納品後、現地で即走らせられるというのが最大の強みですが、狭軌用の試運転線が建設されているとは聞いておらず、どういった試験手順を踏んでいるのかは不明です。おそらく、高度なシミュレーション技術を持っているのでしょう。試運転にはなんだかんだで、細かい不具合が出るのが常(INKA新車は今、まさにその状態ですね)ですが、一発で合格してしまうというのだから凄まじいですね。

初日は平日ですので、4001Fの通過を待たずして怪社へ。

ですので、土日にリベンジです。日曜の方が天気が良かったので日曜分を主に上げておきます。

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この日も5001Fからスタート
ちなみに土曜日からパンタ半減での試験になっています

この日、5001Fの出庫が何故か遅れており、なんと4001Fと連続出庫というパレード状態でした。まあ、その分、4001Fは2番線に入ってしまうので、入線は撮れないのですが。

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上げているパンタは土曜日と同じようです
(営業時も半減でいいですよね)

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間髪入れずに4001Fも入線
これが新たなる日常風景‼

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ちなみに、4001Fは運輸省番号貼り付け済

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担当者が3名も付いています

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全号車に貼っていなかったので詳細は不明ですが、
数両毎?3名のチームが張り付いているようです
日本のメーカーには出来ないですよ…

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1号車から3号車まで何ですが、全て担当者が異なりますね

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停目が限界ギリギリにあるので並びは撮れず…
5001Fが先に出るのでその際に証拠写真だけ

もしかして、ボゴールで並ぶかも?という淡い期待で後続電でボゴールまで行ってみましたが、試運転は4番線固定になっているようで5001Fが折り返し発車してから4001Fが入線しました。というわけで、何ら成果なく北上。マンガライ駅先は初日に撮っているので北の北まで行ってしまいます。どうせもう光線もくそも無いですので。

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コタから折り返しの5001F

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土曜日との比較
上げているパンタは同じですね

どうして、インカーブ側でばかり撮るのかと言えば、今回の試運転は各駅停車、全駅でドア扱いという、KCIの乗務員(PPKA)訓練も兼ねたものになっているからで、その様子を確認できるからです。また、今回、営業スジで走っていることから本気の加速、減速を見ることが出来ました。出発動画はツイッター版にそのうち上げておきますので、合わせてご確認ください。

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当然ドアも開くので車内を覗くことが出来ます

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ちなみに4001Fでは異なる位置のパンタを上げています
何か理由があるのでしょうか

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なお、並びはここで手堅くいただきました
今後は飽きるほど見れるわけですが

さて、ここでしばらく間が空くので、この間に私はお昼休憩ということで、メシと仕事を片すためにWifiカフェへ。すると、なんと5001Fが既にマンガライに入ったって?? スジではボゴール行きなのですが、遅延も不具合も出ていないのにかかわらず、デポックで折り返し、再びコタへ折り返したということが土曜日にもありましたので、日曜日もその腹積もりでいると、やはりデポック折り返しで、どうもこれがデフォルトになっているのかも。本当に動きが読めないですね。1001Fのときも、毎度毎度、突然のマンガライ折り返しにやらて、中央線内でほぼ撮れていませんでしたからね。

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5001Fの2往復目
これも今後飽きるほど見られる光景で、わざわざ撮る必要あるのと思いますが

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車掌(PPKA)のドア扱いの様子を観察

皆様、既にお気づきかと思いますが、CRRC新車CLI-125系は従来の日本車やINKA新車CLI-225系と乗務員扉の蝶番の方向が逆になっています。日本車では乗務員扉は運転台側に開き、客室側にドアスイッチがあるのが当たり前ですが、CLI-225系のオリジナルは、ワンマン運転の地下鉄車両の為、ドアスイッチは運転台に設置してあり、側面にドアスイッチは設置されていないものと思われます。KCI対応の為に後付けで設置しているわけですが、ドアも設計し直しは余計な時間と経費がかさむわけで、これが両者の妥協案ということなのでしょう。日本だったら組合が黙っていない案件ですが、アルバイトのPPKAは口出しできる立場になく、これに合わせていくしかありませんね。今後、ホームに降りてのドア扱いは難しくなるでしょう(体勢的に)。


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4001Fの2往復目は順光で

時間的に午後2月目の上りは順光になることから、撮影しようとするとことごとくマンガライで折り返しになるという罠にはまり続けてきましたが、今回は無事にコタまでやってきました。これも別にこれから腐るほど撮れるようになるわけですが。INKA車のように試運転中のステッカーでもあれば良かったのですがねぇ。ちなみに4001F、初日、2日目は午後は雨というか、大雨だったのでコタ寄りから2両目あたりに早速フラットを作っていました(笑)


なお、これとは別に5月14日深夜にはCLI-125系1001Fがブカシ線チカランまでの入線試験を実施しており、これでもう運用入り出来ない理由は何もないのですが、例のごとく運輸省がイチャモンつけてごねているとか、KCIからCRRCへの支払いが滞っているから引き渡し出来ないとか、毎度毎度のゴタゴタです。果たして運用開始はいつになるのでしょうか。


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