
待望のMRT公式グッズショップがオープン
公式インスタ等からお知らせされている通り、去る5月8日、MRTブロックM駅構内(南口改札脇)にMRTJ公式グッズショップ「MRT Merch Market」がオープンしました。日本帰国時のジャカルタ土産選びに難儀する日本人観光客、在住者らにとってこれは朗報です。公式グッズショップと言えば、2017年1月にジュアンダ駅下にKCI公式グッズショップ「CーCorner」がオープンしていますが、KAIの高額な賃料から採算が取れず、一時はボゴール、タナアバンと店舗を拡大したものの振るわず、2019年までに全店が閉店し、現在は在庫処理の如く、オンラインでの販売を継続しています。対面店舗閉鎖後は新商品の発売もストップしてしまっています。今回、店舗はMRTの駅務室の空きスペースを区切って設けられており、賃料も、設置費も発生せずに低コストでの運営が伺えます。一過性のものに終わらず、末永く続くことを期待します。

店舗外観
商品はかつて、関係者向けに配られていたマルティのぬいぐるみや、路線図Tシャツ等の他、今回、インドネシアの人気ウェブコミック、Tahilalatsキャラクターとのコラボ商品も用意されており、MRTJとしては、こちらが目玉商品という位置づけでしょう。Cコーナーが、ちびっ子&大きな友だち向けに全振りしていた商品展開に対し、MRTは20代、30代女子をターゲットとしており、鉄道利用者層の違いが反映されています。

イチオシはキーホルダー・ストラップ型乗車券
実はこのキーホルダー型乗車券、先日のレバランでブンダランHI駅限定で窓口発売されており、量産化が期待されていましたが、案外早い登場となりました。形によって値段は異なり、80000ルピアから100000ルピアの値札が付いており、区間に関わらず2回分の乗車が可能(レバラン限定仕様と同じ)。ただし、今回から2回乗車後は、トップアップして通常の電子マネーやKMTと同様に継続利用が出来る。割高ですが、お土産にもなると思えば、こんなもんでしょうか。
既報の通り、MRTJは自社でのSony Felica採用のIC乗車券を1年前(プリペイド式のMMT、1回券のSingle Trip)から発売を取りやめており、MMTの使用猶予期間も2024年10月までとなり、完全にサービスを終了しました。現在、MRTJに乗車するにはKCIのKMT又は銀行発券の各種電子マネーが必要です。在住者はこれらカードを当然持っているので問題はないですが、旅行者がいきなりMRT駅に着いたときに、駅でカードが買えないという大問題を抱えています。アプリから1回券を買えと誘導されますが、支払方法も含め、あまりにも煩雑です(入場用QRと出場用QRが2種存在し、トラブルの元)。よって、ブロックMでキーホルダー乗車券を買えるようになったというのは、これまた朗報です。
しかし、今後、自社でのカード発売はしないと言っていた割に、急転直下の方針転換とは、相当利用者からのクレームが大きかったものと思います。カードではなくて、キーホルダーなのでという、あまりにも苦し紛れな言い訳がされそうですが…。なお、Felicaの契約はもう切れている為、Felicaでも、既存の銀行電子マネーでもない、第三勢力のNFCが入っており、その正体が明かされる日が待ち望まれます。駅でのトップアップシステムも新たに導入したとのことで(従来のFelica用のものは廃棄なんでしょうか)、現在、主要駅4駅でしかこのトップアップは出来ません。これはフェーズ2Aの自動改札機やNFCパッケージの入札にも関わる話ですので、引き続き動向に注目してまいります。
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