DSC_0681_R
ハエ14編成が通電中
奥はM32編成

先週末のゲート前。5月のBalaiyasa Manggarai全検(P48)入場編成、205系ハエ14編成が姿を現わしました。土曜、日曜といずれも通電して構内転がしをしていましたので、週明けにも出場試運転でしょうか。5月の要検(P24)入場のM32編成は24日の昼間に見たところ姿を消しており、午後には戻ってきていましたので、この日に出場試運転を実施したものと思われます。日曜日にはM32編成が姿を消し、H1編成がこの位置に来ていましたが、何らかの車両故障の様子です。





DSC_0683_R
欠車205系は3両が留置中

DSC_0684_R
削正は空っぽ

そんなわけで、今回はこちらのネタを。この週末はあまりにも天気が悪く、撮影どころの話ではありませんでしたので近場ネタを買い物がてら回収です。

DSC_0792_R
5月8日から供用開始したタンジュンバラット駅の橋上駅舎

既報の通り、5月8日からタンジュンバラット駅のTOD開発のソフトオープンに合わせて橋上駅舎が供用を開始し、構内踏切が完全に廃止されています。ボゴール線内のKAIを中心とした国営企業グループで実施しているTOD一体化の駅リニューアルはポンドックチナに続いて2例目で、無駄に遠回りさせられる動線、迷路のような駅ビル、解放部が少ない蒸し暑い駅舎という設計はそのまま引き継がれています。そういう意味では、運輸省案件だったスルポン線内各駅の橋上化がマトモに見えてきます。運輸省案件で橋上化、後からアディカルヤが駅ビル兼アパートメントを建設したチサウクは良く出来ています。


あれから8年ですよ…
アパート1棟建てるのにどれだけ時間かかっているんですか…

古くからの読者の方なら、ご存じの通りタンジュンバラット駅のTOD開発は2017年8月に着工。当時はTOD開発の旗艦駅として選定され、いち早く完成するはずでしたが、結局、収益源のアパートメント(MAHATA TANJUNG BARAT)の売れ行きが振るわず、建設資金不足で中断、さらにコロナ禍を経てようやくの完成(公式からは全戸販売済と出ています)。もっとも、ほとんどは中国系転売ヤーによる買い占めですから、夜観察しても、アパートメントには半分も電気がついていません。これはポンドックチナにしても、どこのアパートメントにしても同じですが。なんたって、売り出し当時200万円で売っていた部屋が、今、500万円超えで転売されているのですから、売れれば一攫千金です。まあ、今回は完成しただけマシと言ったところで、結局、買ったところで10年たっても販売率5割も行かず、資金ショートで開発主はトンずらで保証もないというとはそこらじゅうで発生していますので、転売ヤーたちももギャンブルです。

DSC_0794_R
近日中に橋上駅舎供用開始の横断幕が出てから、早かったですね


当然、既存利用者にとっては単に不便になるだけなので苦情が殺到
KCIとしてはとんだとばっちりで、開発主のKAIが対応しています

橋上駅舎の供用開始は5月上旬に車内案内と横断幕で告知され、「近日中に」切り替わるのでご注意くださいとのことで(公式ガセと批判されるのを回避するためか、最近この言い回しがどこでも増えていますね)したが、ある日突然切り替わるので、初日は相当の混乱を来たしました。5月8日の朝の車内放送自体、既に切り替わっているにもかかわらず、引き続き「近日中に」切り替わりますと放送していたので、関係者にとっても寝耳に水だったのでしょう。

何が問題かと言えば、西口改札口を廃止し、さらに構内改札が廃止された(対照的にポンドックチナは東西の旧駅舎改札及び構内踏切も残しているのでクレームは出ませんでしたね)為、西側からの利用者は、歩道橋を渡って一旦、旧駅舎の前を通って、さらに駅ビルに入って階段、エスカレータの上り下りが発生するという二度手間に加え、わざとテナントスペース前を通すという動線から、入場改札がボゴール側の端にあるという、200m以上遠回りさせるということです。さらに、イオンモール側の東改札こそ残されていますが、改札すぐ横の構内踏切が廃止されたために、下りホームへは新しい橋上駅舎経由で渡らないとなりません。全く利用者のことを考えていないのはいつものことですが…。西側から利用する際は、歩道橋経由で一旦、東口に回って入場したほうが早いですね。

で、批判が殺到してから、急遽、従来の横断歩道と橋上駅舎を繋ぐデッキを建設しますという下記の横断幕が追加で設置されました(笑)これを作るには旧西口改札を解体しなければならないので、それで今回は完全廃止に踏み切っているのでしょうけど。完成まではまあ、また1年以上かかるのでしょう。

DSC_0798_R
橋上駅舎からそのまま既存の歩道橋まで接続させるようです

DSC_0805_R
改札内コンコース


DSC_0806_R
マンガライ方の改札は出場専用

DSC_0811_R
アパートの中を通ってようやく外へ
全く駅とわかりませんね、これ

DSC_0813_R
KAIが用地を提供して一応、この前だけ歩道があります
それより、バス、タクシープールを作りなさいよ

DSC_0816_R
従来の駅前はオレンジ色のTJ電気バスが止まっているあの付近
歩道橋も見えるので、位置関係はわかるかと

DSC_0817_R
閉鎖された旧駅舎
近く解体が始まるでしょう

さて、元来た道を戻ると、メインの新しい駅舎入り口は、先ほど出てきた通路ではなく、さらにボゴール方にあることが判明。今度はそちらから入ってみます。

DSC_0827_R
見てくれだけ立派な入り口
利用者は誰もおらず

DSC_0821_R
エスカレーター下付近に
アパートメント入り口がありました

DSC_0824_R
一応、車寄せはありますが、どうして行き止まり?

DSC_0823_R
どう見てもマイカー用、駐車場出口な感じですね

DSC_0829_R
エスカレーター中ほどから

DSC_0836_R
ご尊影
着工時と全く違うお顔ですがw

DSC_0834_R
テナントはほぼ皆無

DSC_0839_R
唯一、開いていたのはKopi Kenangan
そう長く持たないでしょうね…

DSC_0840_R
Teh Pociとランドリーはまだ開業前

DSC_0842_R
通路はずっと奥にさらに続いており、
バス停の案内もあるので、将来的にはボゴール方の一番奥にバス停が
移設される模様

DSC_0846_R
改札の前にはインドマレットが出店準備中
ポイントカフェ併設だと良いですね

DSC_0851_R
で、こちらが入場専用改札

DSC_0854_R
再びホームへ降ります

DSC_0856_R
閉鎖された構内踏切と東口改札を車内から撮影
これに先立ち、アルファマートは半年くらい前から閉店していました
この店舗、露天商追放後の駅ナカコンビニ1号店に近い存在だったので残念


DSC_0048_R
歩道橋から駅舎を見る
ぽっくり穴の開いているところが、デッキの準備工事なんでしょうか


DSC_0046_R
イオンがCSRで作ったデッキの方がどう見ても使い勝手よさそうですよね


DSC_0050_R
ただ、あくまでもKAI敷地内に限るの自称TODなので
せっかく、イオンが橋を作ってもKAI側が対応していないのが残念過ぎます

◆収支がかなりマズイ棒◆
1日1回のTETSUDO.COMバナークリックにご協力下さい
banner_468_60_1

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット