
新時代、到来
KCI公式からもお知らせされている通り、昨日、6月1日から待望の新型車両、CRRC製CLI-125系初回契約分の3本が一斉に営業投入を果たしました。1001Fがボゴール線1155列車から、2001Fが同じく1128列車から、3001Fがブカシ線5707列車から運用を開始しており、初日から全列車終日運用に就き、トラブルなく初日運行を終えました。3001Fはこの運用に備え、前日のうちにデポック~マンガライ間間で回送されています。全列車に当面の間、最低1名のCRRC技術者と、電車区の検車担当が複数名添乗し、もしもの場合に備えています。
2019年3月末から続いてきたオール日本車の時代はこれで終焉です

日中はずっと曇りでしたので、撮影は夜から
パンタは半減状態での運用入りとなりました

出庫時刻からしても記念すべき初運用となった1001F
MDは日付未記載なのですね
車両外観はもう、飽きるほど紹介していますので、今回は車内メインに紹介ということで、日中は鉄ヲタと野次馬で揉みくちゃの様相でしたので、落ち着きを取り戻すであろう夕方以降に出撃しました。それでも、各号車数名の鉄ヲタと新車目当ての家族づれ等で騒がしかったですが(笑) ボゴール運用はとにかく満員御礼の為、ブカシ線末端部まで足を延ばすと、さすがに座席に少し空きがある程度にはすいていました。

ブカシ運用の3001Fに乗車

幅の狭い日本車とホームの隙間がありすぎたので、
これでちょうど良いくらいですね

車内
木目調の床面保護シートが剝がされた状態で初のお披露目ですね

座席柄はジャカルタの伝統乞食魔除け人形、オンデルオンデルのモチーフです

貫通扉が全車省略されている(連結部も立ち席スペース)為、
2号車、11号車にはこの先女性専用車との注意書きがあります

KCIこだわりの中吊り広告枠は1両あたり2基のみの設置

ドア周りの意匠もKCIのこだわりポイント
ここだけ写すと一見、日本の通勤車のように見えます

相変わらず混んでいたので、記念撮影だけ
運番表示部分は当面、編成番号を出す模様

ブカシ運用の3001Fに乗車

幅の狭い日本車とホームの隙間がありすぎたので、
これでちょうど良いくらいですね

車内
木目調の床面保護シートが剝がされた状態で初のお披露目ですね

座席柄はジャカルタの
中国の地下鉄標準車体であるため、幅が3000㎜とワイドボディである一方、車体長は19.5mとやや短いため、車橋部の座席が一部省略されている他、ドア間座席が見るからに短めで、果たして何名がけなのか気になっていましたが、中国側の想定は6名でしょうね。バケットシートではなく、明確な区分がないので、おそらくラッシュ時などにはおばちゃんたちが無理やりに詰めて7名がけになるとは思いますが。

一方で機器箱の無い側の車端座席は
微妙に長い…

一方で機器箱の無い側の車端座席は
微妙に長い…
逆に予想外だったのは車端座席で、上記画像タイプの座席は日本車の3名掛けより長くなっており、4名座るにはやや狭く、3名ではゆったりし過ぎな感じです。ラッシュ時にはこれもおばちゃんたちが無理やり詰めて4名掛けになるとは思います(笑)

機器箱側は2名掛け、特にそのうち片面はフリースペースで
跳ね上げシートになっています
(実態は消火器との干渉を避ける為?)

機器箱側は2名掛け、特にそのうち片面はフリースペースで
跳ね上げシートになっています
(実態は消火器との干渉を避ける為?)
座り心地は、意外にもクッションが効いており、全く問題ありませんでした。当然、205系世代には劣りますが、LRT Jabodebekより数十倍マシな座席ですね。

貫通扉が全車省略されている(連結部も立ち席スペース)為、
2号車、11号車にはこの先女性専用車との注意書きがあります

KCIこだわりの中吊り広告枠は1両あたり2基のみの設置

ドア周りの意匠もKCIのこだわりポイント
ここだけ写すと一見、日本の通勤車のように見えます
ちなみにドアの窓には2024年10月製造と記載があり、本当にギリギリの工程だったことがわかります。10月下旬には青島四方で乗務員の現車講習が始まっていましたからね。

ドア上LCDのアニメーション

乗車中の号車の表示されます
いずれ、駅の階段の位置なども反映されるのでしょうか?

ドア上LCDのアニメーション

乗車中の号車の表示されます
いずれ、駅の階段の位置なども反映されるのでしょうか?
連結面のLEDだけでなく、ドア上にもLCDが設置されており、これでもかというくらいの案内サインです。しかも、しっかり正しい行先と現在位置に則った表示をしています。一方で、自動放送は従来通りの音声、案内内容です。ただ、よほど精度の高いGPSを使用しているのか、いつもありがちないい加減な放送を脱しています。
マンガライでそのまま2001Fに乗り継げる時刻だったので階段を上がって、再びCLI-125に乗車し帰路へ。
マンガライでそのまま2001Fに乗り継げる時刻だったので階段を上がって、再びCLI-125に乗車し帰路へ。

相変わらず混んでいたので、記念撮影だけ
運番表示部分は当面、編成番号を出す模様
なお、CLI-125系導入と引き換えの代替え廃車は既に2024年末までに完了していることから、この3本の運用開始に伴うチョッパ車からの運用離脱は現時点で発生していません。まずは、輸送力回復の為に、205系の再12連化が進められ、暫定8連のハエ24編成、M52編成、M65編成が5月末から一時的に運用を離脱し、6月1日からM52編成が12連化され、運用復帰しています。これに伴いM65編成は消滅。メルヘン顔のクハ205/204-149は再び中間運転台に封じ込めとなりました。ハエ24編成は6月のデポック電車区全検(P48)編成となり、6月1日に入場、同時に12連化される見込みです。
おまけ

CRRC投入に伴う見納め編成はチョッパ車ではなく、M65編成でした
最後までロゴが付くことなく、再びの中間運転台ですね
5月24日撮影

再び封じ込めに
6月1日撮影

CRRC投入に伴う見納め編成はチョッパ車ではなく、M65編成でした
最後までロゴが付くことなく、再びの中間運転台ですね
5月24日撮影

再び封じ込めに
6月1日撮影
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