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ゲート前も大きく動いた
今週前半の様子

CRRC製CLI-125系3本の運用開始で激動の中にあるジャカルタ首都圏の車両運用。既報の通り、この一斉運用開始で直接的なチョッパ車からの離脱は発生していませんが、そもそも車両余りの状況にあった中、さらなる整理が進んでいます。まず、ゲート前から。こちらは順当に全検(P48)の205系ハエ14、要検(P24)のM32は月末までに出場し、205系ハエ25が6月の全検(P48)編成として入場です。奥のM3は車輪削正後でしょうか、この後姿を消していました。なお、既報の通り、デポック電車区にはハエ24編成が12連で全検(P48)入場しています。




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今週中頃のゲート前

そして、数日後。週末ではなく中頃なのは今週末、犠牲祭の為、金曜から月曜まで連休の為です。工場業務もこの期間はお休み、私も田舎ですので…。手前はM11で車輪削正明けです。で、注目は奥の7000系7123F。ついに来ましたね。5月で要検(P24)のタイミングでしたが、先月の7122Fと同じくGCUでの半年延命が確定しました(7122Fは5月上旬にデポック電車区でGCU施行となりました、詳細は後日別記事で)。果たして、7122F同様に前面再塗装はあるのでしょうか。最後に前面ロゴあり、黒ナンバーの正しい姿を拝ませてもらいたいですね。

政府との公約であったチョッパ車の大量離脱がストップし、ひとまずは輸送力の増強に方針を切り替えたKCIですが、7122FがGCUへの方針転換でまさかの延命、そして7123Fも延命という中、余剰気味になりつつあるサークルP編成。8618Fは度重なるSIVトラブル(5月24日のプリオク線終電後に回送)で現在、運用離脱中、05ー110Fも5月中旬頃から運用実績がない中で、最近は6123Fや、ただの205系もプリオク運用に入っており、もはやサークルP編成がなくても、回ってしまう状況になっていました。そんな中、6月4日の昼過ぎに05ー110Fがマンガライ~デポック間で回送されており、運用離脱フラグが立っています。月検ならば、マンガライで出来てしまいますので、故障修理でもなく、事実上の廃車回送と見て間違いないでしょう。ただ、レトロフィット向けに、より状態のよい車両をINKA側から求められていることもあり、もしかすると、既にINKA配給した車と差し替えで、レトロフィット対象になる可能性もありますので、動向に注視です。使わない車両を並べておけるほど、デポック電車区に空きはもうないですので、近く何らかの動きが出そうな予感です。

というわけで、運行開始は天気が悪すぎて撮影どころではなかったCLI-125系3本を貼って今週はお開きとします。

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1001F
今週末までに差し替えは無く、ずっとボゴール線の固定運用でした

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2001F
こちらも今週末までに差し替えなく、ボゴール線での固定運用

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朝がなかなか晴れず苦戦しましたが、ブカシ運用の3001F

ご覧の通り、パンタは試運転末期に見られた半減仕様になっており、また上げるパンタも各編成統一されていることがわかります。最新式のVVVF車ですので、加速時に電気を食うのは織り込み済みですが、やはり運用開始当初は、電圧降下を恐れてゆっくり加速していた印象でした。電圧降下で車内が真っ暗になっている画像が上がっていましたが(笑) その後、限流値を下げたのか、単にフルノッチ入れなくなっているのか、問題は解消している様子です。ブレーキにはまだ慣れていないようで、トップスピードでの入線をあまりしておらず、担当する運転士によってはCLI-125系充当列車には遅れが発生しています。

それ以外では大きな問題も無く、拡幅車体がラッシュ時に威力を発揮しています。ボゴール線の12連が増えていることもあり、朝の通勤が以前に増して、ややラクになりました。11本が投入完了すれば、かなりの輸送改善になること間違いありません。今後の活躍に期待です。

CLI-125系の営業開始の様子は動画でもお楽しみください。



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