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真昼の方転ではろくに撮影出来ませんが…
ワイパーからの雨垂れ跡が酷いですね

6月27日、デポック電車区で昨年8月から休車が続いていたメトロ6000系6131Fがデポック~マンガライ~タナアバン~カンプンバンダン~ジャティネガラ~マンガライ~デポック間で方転回送を実施しました。ちなみに6131Fの最後の運用は昨年8月7日だったようです。メトロ6000系VVVF5M5T車をめぐっては、去る6月20日に6124Fが踏切事故で6124号が大きく損傷しており、復旧方法が注目されていましたが、6124Fと編成向きの揃っていなかった6131Fが方転回送を実施したことで、復旧方法が確定的となりました。





こちらの記事もご参照下さい

上記記事で①~④までの予想を立てましたが、KCIはまたしても斜め上を行く回答を出してきまして、全てハズレという結果に…。6124Fと同じ三菱機器を搭載する6132Fを頑なに活用したがらない理由とは…。(この週末の三連休、金・土・日の3連休に久々に運用入りしていました)

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6031を先頭にジャティネガラに入線
6031号はこの後、再び長い眠りにつきます

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外観から床下機器に変化は見られません

一方、日立機器を搭載する6131Fは既報の通り、同じく日立編成の6129Fと共に休車になっていました。これにて日立編成は全滅という状況でしたが、こうしてみると営業には不安要素があり、離脱させているものの本線走行自体は可能なのですね。一部機器を6124Fから移植したのかと思いましたが、外観に変化はなく、6124Fが工場棟に押し込まれている様子もありませんでしたので、編成向きを揃えて、6124号と6131号を交換し、6124Fを復活(6131ー6024F)させるということが決まりました。

実際、方転しデポック電車区到着後、ただちに入れ替え作業が実施されており、6124Fの6124号を脱車後、6131号を連結し、新組成が組まれています。近日中に試運転が再び設定されることになるでしょう。


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長期留置がたたって、塗装も一部が浮き出しています

しかし、この動きを見てみると、KCIとしては6124号の損傷した先頭車を復旧させる意志はあるように見えます。というのも、もし、6124号の復旧を諦めているのなら、6131号を6124号に改番し、旧6124号と6131Fの残りは除籍するというのが自然な流れだからです。6131Fは今後の機器更新が6129Fと共に検討されており、部品取り禁止の張り紙が掲出され、デポック電車区で休車となっていました。長期休車だった編成をたたき起こすくらいですから、6124号にも1年後、2年後になるのでしょうが、何らかの動きが出てくるような気がします。

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部品取り禁止
(機器更新予定)
これの計画との絡みも気になるところです

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タイムリミットは来年3月でしょうか
(ちなみに昨年8月の月検を8月5日受けており、その直後の離脱、休車だったようです)

もし、6124号を復旧させるつもりがないなら、何らかの理由で積極的に運用に入れない6132Fの中間車と丸ごと入れ替えてしまい、6124号、6024号それに何故か走行距離の伸ばしたがらない6132Fの中間車を除籍するのが手っ取り早いからですね(前回は6124号を復旧させないと言う前提で、予測を立てたので全部ハズれたわけで)。もっとも、今後、6124号の復旧は無理と判断されれば、結局、このような手配になる可能性も高く、状況は流動的ではあります。6131Fの検査期限は2026年3月ですから、それまでに答えが出されることになるでしょう。

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