
富士山バックに朝日を受けて東へひた走る05系
7月23日終電後、レトロフィット(B修)によるINKA入場のため、メトロ05系109Fほか計5両がデポック~マディウン間で配給されています。レトロフィットを巡っては、対象車両数12連2本(24両)の配給が昨年3月までに完了していますが、ここにきてさらなる設定となりました。なお、レトロフィット対象数は従来通り、24両のままで変更はありません。これは、既にINKAに入場している24両のうち一部に台枠強度等をクリアしていない車両があることに因んでおり、車両の差し替えが発生する見込みです。もともと、元の24両全車が合格しないことを見越して、台枠の状態の良い05系はオフレールせずにデポック電車区に温存していました。
あれからもう1年以上ですか…
配給されたっきり動きなく、果たしてどうなっているのかと心配されている方も多いと思いますが、経年車でかつ、ジャカルタ首都圏で酷使されていたことから、車体の状況をINKAにて徹底的に調査しており、本格的なリニューアル開始はこれからです。そもそもINKAマディウン工場はまずは、新車、CLI-225系の製造に注力しており、同時並行的に客車612両の残数も引き続き生産ラインにのっていますので、新車の方がひと段落しないと、レトロフィットを開始出来ないという事情もあります。しかし、CLI-225系は7月に3本目が出場、マディウン工場製造分は残すところ8月出荷分の第4編成のみとなります(これも8月15日、8月21日に発送済)。ということは、ぼちぼち電車の生産ラインが空き始めており、レトロフィットにも本格着手という頃合いでしょう。

これまで05系の配給、ことごとく天気が悪かったので、
ようやくのリベンジです

運用離脱から6年経過し、ボロボロの05-009
2018年9月に全検(P48)出場したものの2019年3月で故障離脱

2022年に書類上からも除籍済
レトロフィット後、何番を名乗るのか注目です

これまで05系の配給、ことごとく天気が悪かったので、
ようやくのリベンジです
今回配給編成は以下の通り。
・CC206 13 70 CPN, 05-208, 05-308, 05-708, 05-805, 05-009, KMP3 0 09 02 KTA, K2 078 08 PWT, K2 0 81 14 PWT, K2 0 86 35 PWT, B 0 14 04 ML
109Fとはいうものの先頭車だけで、完全な寄せ集め編成です。直近まで運用されていた108Fの中間車が多い一方、どうして108Fで揃えずに、009のような見た目ボロボロの車両を入れているのかと思われるかもしれませんが、重要なのはハコのみ。ハコの状態で見ると、008より、009の方が良かったということなのでしょう。

運用離脱から5年も経過している05-805
2019年2月に全検(P48)出場したものの2020年3月に故障で離脱
・CC206 13 70 CPN, 05-208, 05-308, 05-708, 05-805, 05-009, KMP3 0 09 02 KTA, K2 078 08 PWT, K2 0 81 14 PWT, K2 0 86 35 PWT, B 0 14 04 ML
109Fとはいうものの先頭車だけで、完全な寄せ集め編成です。直近まで運用されていた108Fの中間車が多い一方、どうして108Fで揃えずに、009のような見た目ボロボロの車両を入れているのかと思われるかもしれませんが、重要なのはハコのみ。ハコの状態で見ると、008より、009の方が良かったということなのでしょう。

運用離脱から5年も経過している05-805
2019年2月に全検(P48)出場したものの2020年3月に故障で離脱

運用離脱から6年経過し、ボロボロの05-009
2018年9月に全検(P48)出場したものの2019年3月で故障離脱

2022年に書類上からも除籍済
レトロフィット後、何番を名乗るのか注目です
いずれも配給前に残っていた床下機器もほぼ撤去されており、空気だめ以外はほぼすっからかんになっています。なので、南線経由で配給しても問題なしと判断されたものと思われます。前回までは北線経由でしたが、INKA配給が先例を作ってくれたおかげで、勾配区間でも配給通過OKとなったのはよかったです。デポック電車区の片隅で、ゾンビのように生き延びてきたこれら車両が美しく蘇り、再び営業線上に戻ってくることを楽しみに待ちたいですね。
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