
北海道のような平原地帯を行く
7月29日終電後から30日にかけて、205系武蔵野線M20編成がジョグジャカルタ地区への転属のため、デポック~カンプンバンダン~ソロジェブレスで配給輸送されました。ブレーキ力確保の為、現在KAI
の内規で電車の本線配給(ブレーキを殺しているため)は原則6両までとしており、サハ2両欠車でサハは後日別送という手配になっています。緩急車を増やせば理論上可能と思いますが、ブレーキ軸数確保の為に緩急車が多くなり、そうなると線路有効長の関係も出てくる為、経路からして6両が限界でしょう。なお、05系のINKA入場配給経路を踏襲し、今回は南線経由となっています。南線経由の205系配給は初。
の内規で電車の本線配給(ブレーキを殺しているため)は原則6両までとしており、サハ2両欠車でサハは後日別送という手配になっています。緩急車を増やせば理論上可能と思いますが、ブレーキ軸数確保の為に緩急車が多くなり、そうなると線路有効長の関係も出てくる為、経路からして6両が限界でしょう。なお、05系のINKA入場配給経路を踏襲し、今回は南線経由となっています。南線経由の205系配給は初。

冷房のみならず、パンタグラフ、ベンチレーターの箱まで撤去という入念さです
そして、床下にも注目
当初は勾配区間での列車分離と制動力不足を懸念して、以前のように北線経由での施行予定だったようですが、INKA新車、05系レトロフィットという先例から、南線経由でも安全という認識になったようで。ただ、南線経由であれば、冷房を撤去せずとも通過可能と思いますが、一応、運輸省規則を守りましょうということでしょうか。INKA新車の場合は、冷房、パンタも運輸省規格内に収まっており、一部のオランダ時代から残る極小トンネル及び鉄橋以外はそのまま通過可能(ブルンブン~ソロジェブレス間は通過不可、それでKAIの認可を取って南線経由で施行)です。

特急列車も大きく速度が落ちる連続上り勾配区間を時速20㎞/hくらいで
ゆっくり通過

低床ホーム対策を実施しています
まあ、でもCRRCの第10・第11編成、INKAの第3編成を受け入れても、なんだかんだでデポック電車区に入り切ってしまいましたね。しかし、さすがにこれ以上はキャパオーバーであり、今回は2編成がジョグジャカルタに転属予定で、全検(P48)期限が迫っているKFW運用を代走します。また、将来的には増発も視野に入れられているようで、M20編成はジャカルタに戻らず、永久にジョグジャ配置となる可能性もあります。

ナハ39・34編成に別れを告げてデポックを発車

野を越え、山を越え、ほぼ丸一日かけてジョグジャを目指します

特急列車も大きく速度が落ちる連続上り勾配区間を時速20㎞/hくらいで
ゆっくり通過

低床ホーム対策を実施しています
車両限界は屋根上のみならず、床下も日本規格より小さいのはご承知の通りかと思いますが、これまではなぁなぁで走らせていたわけです。ただ、この辺も新車導入を機に厳しくなっており、運輸省規定よりも明らかに飛び出していたVVVFインバーター装置の冷却用の箱が撤去されています。2020年に輸送したときは、そのまんまでしたよね。いくら、南線が複線化・線路改良でオランダ時代のトンネル、橋梁がほぼ無くなったとはいえ、低床ホームが一部の小駅にまだ残存している(旧ピッチで高床化を進めてはいますが)為の対応です。

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アクリル板で仮の蓋をしています

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アクリル板で仮の蓋をしています
なお、検査表記では7月1日に月検を実施していますが、7月に入ってから運用実績はなく、M20編成は6月上旬~中旬ごろにジャカルタ首都圏での運用を終了していました。機器類の原状復帰、またサハ2両の到着を待ってからジョグジャカルタ地区での運用復帰となります。ジョグジャカルタ~パルール間に残っていた低床ホーム及びその残骸も205系運転再開に合わせて廃止されている模様です。同区間の車両限界の確認の為、配給の設定が遅れていたようです。

ナハ39・34編成に別れを告げてデポックを発車

野を越え、山を越え、ほぼ丸一日かけてジョグジャを目指します
今回の組成は以下の通り。
SLO←CC 206 13 75 CPN, 205-5, 205-5034, 204-5034, 205-5010, 204-5010, 204-5,B 0 54 03 JAKG, KMP3 0 65 17 JAKK, K3 0 09 25 JAKK, B 0 07 11 JAKG, B 0 08 18 JAKG →DP

大統領専用車の任を解かれてから
大活躍のB 0 54 03
緩急車は先日のCRRC配給最終回とほぼ同じ(大統領自動車輸送専用車が引き続き連結‼)ですが、やはり勾配区間での安全性を考慮してか、K3 0 09 25 JAKKが1両増結となっています。INKA配給、05配給でも緩急車が5両でしたので、南線経由の場合、今後はこれがデフォルトになるのでしょう。
SLO←CC 206 13 75 CPN, 205-5, 205-5034, 204-5034, 205-5010, 204-5010, 204-5,B 0 54 03 JAKG, KMP3 0 65 17 JAKK, K3 0 09 25 JAKK, B 0 07 11 JAKG, B 0 08 18 JAKG →DP

大統領専用車の任を解かれてから
大活躍のB 0 54 03
205系配給を映像でもお楽しみください
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