
コタ駅入線直前に脱線した203系マト69編成クハ202-109
8月5日、朝7時20分頃、ボゴール発ジャカルタコタ行き1197列車がジャカルタコタ駅入線直前の分岐器(ダブルスリップ)付近にて脱線しました。低速走行中かつ、先頭台車が脱線していることもあり、すぐに非常停止の手配が取られ、大事故には至りませんでした。しばしば発生する「軽微な」事故の部類に留まったのは幸いと言えるでしょう。脱線したのは1両目のクハ202-109先頭台車及び2両目のサハ203-118の先頭側台車の2台車です。よくありがちな泣き別れにはなっていないように見えますが、分岐器側の問題だったのか、輪重抜けだったのか、いずれ調査結果で明らかになるでしょう。KAIでは8月1日もアルゴブロモアングレックの脱線事故があったばかりで社長も頭が痛いのではないでしょうか…。
しかし、球数が少ない割にこの手の脱線事故に203系が巻き込まれることが多いのが不思議ですね。マト69編成は8月末が要検(P24)期限ですので、このまま引退してしまうのか、車輪削正他の修繕と同時にGCUを通して半年の延命が図られるのか注目です。かつて脱線当該のマト52編成が無傷のクハやモハもろとも編成で離脱させられてしまっただけに、運輸安全調査委員の判断次第では引退という可能性も無きにしもあらずと言えそうです。

9時前には先頭台車のジャッキアップが始まりました

脱線している2両目の先頭側台車
ちょうど出勤途中、最寄駅から乗車して少ししたところで、本日に限りマンガライで運転を打ち切りますとの車内放送が入り、乗車している編成が故障でも出たのかと思いきや、ヲタ掲示板にさっそく脱線事故の様子が回ってきて、こりゃラッシュのダイヤがズタズタになるなと…。折り返し運転の為、マンガライ手前で15分近く待たされ、ようやくマンガライ9番線に入り、ここで運転打ち切り。私の乗車していた電車の少し前が脱線事故当該でしたので、一番渋滞がヤバいところに突っ込んでしまったようで…。
9番線の下り方には出発信号機がなく、原則折り返しは出来ませんが、こうなると逝っとけダイヤですね。手旗で折り返すのでしょう。その後の様子を見ていると、使用休止中の5・6番線も降車専用ホームとして活用されていました(折り返しはテベットから客扱い開始)。また、救援車両となるDjokotingkirをブキットドゥリからコタに送り込んだ後は中央線内も一部電車はジャヤカルタ、ガンビル(客扱いはゴンダンディアまで)行きとして運転を再開しました。ただ、本数は通常の半分程度ですので、阿鼻叫喚の大混雑。そもそもジャヤカルタまで行っても現場は見れないので、環状線でぐるっと回って、タンジュンプリオク線でコタに到達しました。

コタ客車区からの渡り線を塞いでしまっています
9番線の下り方には出発信号機がなく、原則折り返しは出来ませんが、こうなると逝っとけダイヤですね。手旗で折り返すのでしょう。その後の様子を見ていると、使用休止中の5・6番線も降車専用ホームとして活用されていました(折り返しはテベットから客扱い開始)。また、救援車両となるDjokotingkirをブキットドゥリからコタに送り込んだ後は中央線内も一部電車はジャヤカルタ、ガンビル(客扱いはゴンダンディアまで)行きとして運転を再開しました。ただ、本数は通常の半分程度ですので、阿鼻叫喚の大混雑。そもそもジャヤカルタまで行っても現場は見れないので、環状線でぐるっと回って、タンジュンプリオク線でコタに到達しました。

コタ客車区からの渡り線を塞いでしまっています
9時半過ぎに着いたのですが、このときにすでに復旧作業が始まっており、事故発生直後、大きく線路から外れていた先頭台車はジャッキアップされ、まもなく載線という状況。毎度ながら復旧作業のスピードは速いです。このとき、10両連結されたままですが、私がコタを出た直後に8両目と9両目の切り離し作業が実施され、まずボゴール側の8両が10時過ぎに自走でマンガライまで回送されています。その後、11時頃までに残る2両もDjoko Tingkirの牽引でマンガライまで回送され、線路の原状復帰が完了しました。事故の影響でコタ駅から発車出来なくなっていた編成が1244列車として、11:50頃に再開後1番列車として通過しました。
なんだかんだで中央線はジャヤカルタまで運転出来ていたので(新設したシーサスポイントが大活躍で‼)、最ピーク時の混雑がヤバかった以外はまあ、なんとかなったのですが、問題はジャカルタコタ客車区からガンビルへの特急列車の出庫が出来なくなったことです。これもあり、とにかく現場から事故車両を移動せよとKAIからの指令が出たものと思われます。
このため、せっかく今日から定時発車に戻るかと思われていた8:20発のアルゴブロモアングレックは今日も2時間遅れでの運転。しかも、編成はチピナン客車区に入庫しているビマ編成を充当するという奇策ぶりでした。どうせ1日の事故後、コンパートメントは払い戻しになっているので、コンパートメントが1両少ないビマ編成を充てても無問題ということでしょうか。8:50発のアルゴドゥウィパンガもコタからの出庫が出来ないため、これもチピナン入区のバタビア編成を充当し、約1時間半遅れでの発車となりました。ちなみに、バタビア編成はK1+K3 SSNGですので、K3がアルゴに入るという異例中の異例でした。差額は払い戻しとなったのでしょうか??これ以降の列車は、事故現場の復元作業が進んだことから、コタ客車区からの出庫が可能となり、コタ~カンプンバンダン~ジャティネガラ~ガンビルの迂回運転での送り込みとなっています。パラヒャンガン138・137列車は全区間運休となり、後続列車への振り替えとなりました。

臨時ホームで並ぶJALITAとマト69
なんだかんだで中央線はジャヤカルタまで運転出来ていたので(新設したシーサスポイントが大活躍で‼)、最ピーク時の混雑がヤバかった以外はまあ、なんとかなったのですが、問題はジャカルタコタ客車区からガンビルへの特急列車の出庫が出来なくなったことです。これもあり、とにかく現場から事故車両を移動せよとKAIからの指令が出たものと思われます。
このため、せっかく今日から定時発車に戻るかと思われていた8:20発のアルゴブロモアングレックは今日も2時間遅れでの運転。しかも、編成はチピナン客車区に入庫しているビマ編成を充当するという奇策ぶりでした。どうせ1日の事故後、コンパートメントは払い戻しになっているので、コンパートメントが1両少ないビマ編成を充てても無問題ということでしょうか。8:50発のアルゴドゥウィパンガもコタからの出庫が出来ないため、これもチピナン入区のバタビア編成を充当し、約1時間半遅れでの発車となりました。ちなみに、バタビア編成はK1+K3 SSNGですので、K3がアルゴに入るという異例中の異例でした。差額は払い戻しとなったのでしょうか??これ以降の列車は、事故現場の復元作業が進んだことから、コタ客車区からの出庫が可能となり、コタ~カンプンバンダン~ジャティネガラ~ガンビルの迂回運転での送り込みとなっています。パラヒャンガン138・137列車は全区間運休となり、後続列車への振り替えとなりました。

臨時ホームで並ぶJALITAとマト69
ビマ編成使用のアングレック、バタビア編成ドゥウィパンガのガンビル送り込みをジャティネガラで観察し、マンガライに戻るとちょうどマト69編成が5番線に入ってきました。ちなみに6番線にはマンガライ止まりの8618Fが降車終了後、ドアを閉めて停車中。回送でテベット方面に発車(テベットから客扱い)していきました。このホームの階段が解放されるのって、もう何年ぶりでしょうか。臨時ホームとして今後も、異常時には積極的に使ってもらいたいですね(直近のKCIのレギュレーションだと、5・6番で折り返す際は上りも旅客案内はテベット行きとしていましたので…)

これが遺影とならないことを祈ります
8月2日撮影

これが遺影とならないことを祈ります
8月2日撮影
◆収支がかなりマズイ棒◆
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コメント
コメント一覧
ほんとここの転線脱線多いですよね...
この前マト52も事故ったばかりですし
電装解除車の使用停止がなされても
サハクハの組成は今後どうなることやら...
生き残ったマト51モハが混じるマト69...
復活してくれることを祈ってます(*´꒳`*)
今度KATOから出る
インドネシア仕様の205系も楽しみですね
いつもコメントありがとうございます。
ダブルスリップは鬼門ですね。にしても、203系100番台の脱線が多いのが
気になります。ブログで検索して引っかかるだけでも、2018年9月、2022年2月、2022年11月と、いずれも100番台のクハかサハが脱線しています。軸重抜けしやすいのでしょうか。