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日中試運転を本格再開

4月下旬より試運転がが断続的に実施されていたINKA製新車CLI-225系1001Fですが、政府との公約通り8月17日からの運用投入を目指して、走り込み試験が8月7日から開始しています。CLI-225系は6月頃に運輸省試験を合格しなかったと伝えられており、政府から独立記念日までに必ず営業開始するように通告されています。これまで実施されていた試運転は、いずれも性能確認を目的としたもので、日中ないしは夜間に1往復程度走るに限られていました。初号編成の運輸省試験実施には通算4000㎞の走り込みが必要で、土壇場での走り込みスタートです。果たして8月17日にデビュー、ないしはお披露目が実現するでしょうか(できなかった場合、INKAは政府から大目玉でしょう…)。




最近は、もっぱら夜間試運転がメインでしたので、日中の試運転はなんだか久々の感。さらに、今回は日中に初めてボゴールに入線。何故かCLI-225系の試運転はほとんどがデポック~ジャカルタコタ、ないしはマンガライ~ブカシ間に限られ、連続登り勾配に耐えられないのではと噂されていましたが、こうして恒常的にボゴールに乗り入れとなり、不安材料は払拭されたことになります。

短期間で走行距離を稼ぐ必要から、ラッシュ時を除いた日中及び夜間に連続して設定されており、日中にボゴール~マンガライ間3往復、ボゴール~デポック間1往復、夜間にボゴール~マンガライ間1往復、ボゴール~ジャカルタコタ間1往復が設定されており、CRRC製新車CLI-125系の走り込み行路とは異なるものになっています。

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ついにボゴールへの入線が解禁
サラク山がガスで見えなくて残念…

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全く違和感のない205系との並び

また、この試運転開始に際して、側面デザインが2001F以降のダイナミックウェーブと揃えたものに変更されています。ただ、初日時点でボゴール方の半分程度が張り替えられており、前後でデザインが異なる状態での試運転となりました。この走り込み試運転に備えて先立って実施された夜間試運転時には、一部の車両がドア部分を除いて、ノーラッピング状態での走行が確認されています。

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まだ旧デザインのままのジャカルタコタ側先頭車1001号車
記録の為に側面から撮影

せっかくなので、マンガライからの折り返しを待って1012側からも撮影してみました。違いがわかりますでしょうか。

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側面ラッピングは修正されていますが、
ヘッドライト周りの処理は四角のまま
(1001号は落成時から丸形です)

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ダイナミックウェーブに変更されている号車

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新デザインと旧デザインの境目

そして、午後の上りを旧塗装見納めとして1001側から記録撮影。

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両サイドとも旧デザインで良かったです

なお、9日の実施分では朝の2往復目くらいから大幅に遅延しており、デポック~マンガライ間を1往復山切りして、所定ダイヤに戻すという荒業が見られました。何らかの車両不具合があったようで、期日までに4000㎞を達成することが出来るのか心配です。運輸省認可後、すぐの営業を想定している為、車掌の現車訓練も合わせて実施されており、運転台は前後共に職員だらけになっていました。


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