
先週末のゲート前
賑やかですね
2週間ぶりのゲート前です。8月5日の脱線事故当該の203系マト69編成は、即日で運輸安全委員会の調査を受け、その後、走行に問題はないと確認されたことを受けて、8月10日夜にマンガライ~デポック間で自力回送されています。いずれにしても今月末で要検(P24)切れでしたので、このタイミングでわざわざ留置容量が切迫しているデポック電車区に回送したということは、要検(P24)又はGCUを受けるものと思われます。というわけで、先週末のゲート前の顔ぶれがガラッと変わりました。7月上旬頃からずっと留置されていた205系H2編成は、故障修理と同時に全検(P48)入場となり、既に外板整備も済ませた状態で姿を現しました。週明けにも運用復帰しそうです。

ずっと定位置で寝ていた05-110Fですが
さらに、なんと。プリオク線運用時以外は、マンガライ電車区の定位置で留置されるのが常であった05-110Fが先週半ばから、Balaiyasa Manggaraiの建屋に取り込まれています。同編成も今月がGCU期限であるための再検査と思われ、GCUを再び通され半年延命となるのか、延命なしと判断されるのか注目されます。

手前の6000系は6118F

手前の6000系は6118F
6118Fは検査周期となんら関係ない為、冷房修理か車輪削正といったところでしょう。

珍しくKAI敷地側にも留置中

珍しくKAI敷地側にも留置中
さらにさらに、いつものゲート前ウォッチングの画角からは見えないのですが、旧マンガライの森側に7000系が1本留置中。番号が見えないのですが、7122Fと思われます。6118Fの入れ替え完了後に建屋内に取り込まれるでしょうか。こちらはまだGCU期限までにゆとりがあるため、入場理由が気になるところです。05-110から何か移植ってことはあり得ないでしょうから。
さて、先週の大ニュースと言えばこちらでしょう。

ついにこのときが来てしまいました
さよならディディック社長
そして、ジョンロベルト‼
さて、先週の大ニュースと言えばこちらでしょう。

ついにこのときが来てしまいました
さよならディディック社長
そして、ジョンロベルト‼
プラブウォ新政権下で着々と準備が進められていたKAIの幹部人事。ディディック社長は既に任期を迎えていましたが、当面の間任期延長という状態が続いていました。同氏は財務畑の出身で、LRT Jabodebek、そして高速鉄道と、政府から半ば押し付けられた無理難題(債務)を切り抜け、成功に導いてきました。そして、妙に鉄道ファン向けのイベントにも積極的で、現地鉄道マニアコミュニティと良好な関係を築いてきました。駅での撮影が解禁されたのも、ディディック社長のおかげです。8月12日付けで社長、副社長以下のダイレクタークラスの全面刷新が実行され、日本からの中古車両導入時代を知る人間が、本社幹部からほとんどいなくなるのではないかと思います。

新社長はPT LENからの横滑り

新社長はPT LENからの横滑り
8月12日付けで就任したボビー・ラシディン新社長は前のPT LENの社長。経歴を見るなり、通信分野の技術系出身者のようです。注目すべきは副社長以下の顔ぶれで、ほとんどが外部出身者となっています。今回から幹部任命権が、プラボウォ大統領肝いりで設立された国営企業HDであるダナンタラにも委ねられていることから、かなり政治臭い人事と言えそうです。少なくとも、大統領は国営企業省に対して、大規模な倹約令を出していることから、鉄道ファン向けのイベントは今後、縮小傾向になることは間違いありません。現に、季節のラッピング罐は昨年末から数が大幅に減少しており、80周年にも関わらず今年の独立記念ラッピングはわずか4機。毎年恒例の駅の装飾すらままならない状況を考えると、この先、5年間はネタに乏しい冬の時代になると言えそうです。日本との関係性も、正直この顔ぶれを見ると、かなり怪しい感じがします。
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