さて、冒頭の画像の通り(このところの多忙につき、当ブログも全くアップデートが追いついていないのですが…）、独立記念日に合わせて205系がジョグジャ地区に再配置され、連休の行楽需要に応える為、8月16日から18日の間、ジョグジャカルタ地区では増発運転を実施しています。
2月1日ダイヤ改正では、全日において上り12本、下り15本に運行本数を大幅に増やし、運用数も1本増加し、定期ダイヤで4運用体制となりました。しかし、ジョグジャ地区にはKFW4連10本配置で、通常は8連5本に組成されていることから、予備車が実質1本しかなく、検査入場時には予備無しという状況でした。特に今年4月頃から本格的にKFWの全検(P48)がBalaiyasa Yogayakartaで実施(月に4連1本ベース)されています。そのため、4運用中1運用は朝のみの運行で、午後に月検査を実施するという体制が取られてきました。この月検査運用も、実際は午後まで空スジが引いてあり、KCIとしては終日4運用で回したいということが見て取れます。ただ、こうするには配置数を増やすしか手立てがありませんでした。
しかし、ジャカルタ地区では新車投入でようやく車両に余裕が生まれており、独立記念日の増発に合わせる為、7月30日から8月10日にかけて、デポック電車区からM20編成、M4編成が配給輸送されており、M4編成が8月15日にパルール～ソロバラパン～ジョグジャカルタ間で試運転を済ませています。これにより月検査運用の空スジが営業となり、上り15本、下り16本への増発が実現しています。ただ、独立記念日に日本車を入れるのは、やはりよろしくないという判断で、この連休中、205系M4編成は庫内で通電状態の予備車という立ち位置で、営業に入ることはありませんでした。国旗も掲出して、準備万端だったのですけどね…。