
赤い識別線がアクセントに
7月19日にBalaiyasa Yogyakartaにて報道公開されていた機器更新第1号となったCC201 89 16 SDT(元スマトラ罐BB203 45)が7月31日から運用を開始しています。当初は所属先の第8事業部管内の普通列車にて足慣らしをしていましたが、8月上旬頃より、長距離の特急・急行運用にも充当されています。しかし、8月下旬時点でジャカルタへの乗り入れは実現しておらず、ジョグジャカルタまで足を延ばしての撮影となりました。
Lokomotif CC 201 Sudah Uzur Direkayasa dari DC/DC ke AC/DC
報道公開時のリリース内容はこちらからご確認ください

1本線が入るだけでも、だいぶ印象が変わりますね
こちらの記事もご参照ください

ルーバーにより、発電ブレーキが増設されていることがわかります
報道公開時のリリース内容はこちらからご確認ください

1本線が入るだけでも、だいぶ印象が変わりますね
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CC201 89 16 SDTは昨年12月に南スマトラからジャワ島に転属した6両(CC 201 89 16,CC 201 89 15, CC 201 83 40, CC 201 89 12, CC 201 83 46)のうちの1両で、転属後シドトポ機関区構内の入れ替え用に供されるのみで、営業運転には一度も投入されていませんでした。

タンジュンプリオク駅の一番改札寄りに留置されていた罐ですね
側面のルーバーに注目

参考までに営業運用に投入されているCC201 89 17を比較用に
置いておきます

タンジュンプリオク駅の一番改札寄りに留置されていた罐ですね
側面のルーバーに注目

参考までに営業運用に投入されているCC201 89 17を比較用に
置いておきます
この6両のうち、3両、CC 201 83 40 BD、CC 201 89 15 SDT 、CC 201 89 16 SDTは転属以来、構内入れ替えの非営業用となっており、その中でも特にCC 201 89 16 SDTは状態が悪いのみならず、物理的にジャワ島での営業には入れない理由がありました。それがこの側面ルーバーの有無で、1989年にBalaiyasa Lahatで出力増強の為にBB203からCC201Rに改造される際、発電ブレーキの搭載が見送られていました。ちなみに、12月に転属した6両の中で、唯一発電ブレーキの無いのはこの1両のみで、他の非営業用の2両はもともと発電ブレーキを搭載しているグループでした。

ルーバーにより、発電ブレーキが増設されていることがわかります
なお、リニューアル内容は発電ブレーキの増設のみならず、冒頭のプレス記事にある通り、交流発電機への換装、電子制御化、モニタリングシステムの設置と、CC206と同等のシステムにアップグレードされており、CC201の機器更新第一号として紹介されています。更新に際しては、パイロット事業としての性格の強さからか、事故廃車等からの機器流用がかなりを占めており、2024年1月のチチャレンカ駅での衝突事故当該のCC206 13 97 BD、CC201 77 17 CNの部品も活用されています。改造時の様子を見ると、上回りのハコの一部がリバイバルカラーになっており、衝突時に無傷だった部分が活用されています。また、台枠は改造時の記載から、CC201 92 03と言われています。本来のCC 201 89 16は機器関係と台車、燃料タンクに留まるようで、もはやサイボーグとも言える状態です。
とはいえ、この事業もGEの監修下で実施されているようですので、今後、他のCC201、特にスマトラから転属し、営業に就けていない罐にも波及していくのか注目です。
とはいえ、この事業もGEの監修下で実施されているようですので、今後、他のCC201、特にスマトラから転属し、営業に就けていない罐にも波及していくのか注目です。
おまけ
◆収支がかなりマズイ棒◆
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