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BB203がジャワ島管内を走るのは23年ぶり
撮影:Andi君

2月下旬までに南スマトラ向けのプログレスレール(旧GM)製のCC205、全54機の投入完了を受けた機関車転配の動きは、2月下旬のCC206、12機の到着をもって終わったかのように思われましたが、驚きの続きがありました。現在、ランプン口の定期石炭貨物はCC205に統一され、CC202を一掃していますが、押し出されたCC202はパレンバン口の石炭貨物に充当されていたCC206を置き換え、CC206をジャワに戻しているというのは、既報の通りです。それが、なんと続いてパランバン口に残っていたCC201をも北スマトラ、メダンに転属させ、今度は北スマトラのBB203及びBB303をジャワに押し出すという広域転配までもが発生しています。





こちらの記事もご参照ください

BB203はジャワでお馴染みのCC201と見た目はそっくりそのまま、機能的にもほぼ同じの電気式ディーゼル機関車ですが、BBが示す通り、外観は3軸台車のC・C配置ながら駆動軸はうち2軸となっており、出力が低いことから、ジャワ島管内に残っていたBB203は2000年代初頭までにCC201に改造されています。BB203のまま残っているのは、速度を出さず、編成も短いスマトラ島管内のみで、もっぱら旅客専用となっていました。ただ、それも極力、CC201化を進めたいということなのでしょう、まず、2月下旬に南スマトラから北スマトラに4機(CC2018338, CC2018343, CC2018913, CC2019301)が転出し、この玉突きで、北スマトラからジャワにBB2037802, BB2037805, BB3037806, BB3037807が転入することになりました。これで、北スマトラに残っていたBB303牽引の普通列車も消滅ですかね。

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POSKOからBB303が消えても、まもなく10年
まさか再び本線上をBB303が無動とはいえ走るとは思いませんでした
撮影:Andi君

今さらBB罐をジャワに持ってきて、というかBB303なんて古典罐の部類で、KAIの大嫌いな液体式だぞ…という感じですが、これらは旅客運用間合いで構内入れ替え用に従事しているCC201を置き換える目的があります。基本的に構内入れ替え専属になりますが、BB203の方は冒頭画像の通り、JICTからチピナンまでBB303の配給がてら自走しているところを見ると、本線走行は可能なよう(前回取得している運輸省許可が切れるまでかもしれませんが)です。しかし、壊れたらそこまで、と、ジャワ島の液体式機関車はこの20年間で減少の一途をたどっている中、まさか2026年にもなって機材扱いとはいえ、+2になるとはねぇ。びっくりです。

北スマトラからの輸送は、さすがに距離があるため専用の貨物船が仕立て上げられ、3月1日にメダンを出港。3月7日にはタンジュンプリオクの沖合に船の姿がありましたが、国内ターミナルは国際以上に発着がカオスなようで着岸したのは8日深夜、9日早朝。まあ、ちょうど日本出張中でしたので、張り込んで港で熟成するようなこともなく、手堅く見る鉄で過ごしました。

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BB203とBB303が配給のごとく、続行でやってきます

今回もオンレールはパソソではなく、JICTで行われており、準備出来次第、そのままチピナンまで配給されています。配給方法が注目されましたが、BB203の自走で、下記の組み合わせて2度に分けて実施されています。

BB203 78 05 MDN+BB303 78 07 MDN
BB203 78 02 MDN+BB303 78 06 MDN

なお、従来のCC201やCC206の転属時には、チピナン到着後、さらに定期列車に連結されるかたちでジョグジャカルタまで配給され、ジェネラルチェックアップを受けていますが、今回、すでにレバラン繁忙期に入っていることから、そのままチピナン機関区での留置が続いており、本格始動はレバラン明けになりそうです。BB203はさておき、BB303は高速走行を行う定期列車併結という荒業は出来ないはずで、別途配給を仕立てるのか、それとも陸送にするのか、はたまた機材扱いであることから、Balaiyasa Yogyakartaには入れずに、そのまま配置に送るのかも注目されます(各地の機材扱いの古典罐はジョグジャでの検査は実施していない為、この可能性が大)。


ちなみにBB203のうち、BB2037805は3月13日のPoskoから運用を開始しており、ジャティネガラ、パサールスネン、ジャカルタコタ客車区、ジャカルタ貨物駅、マンガライの各拠点間の客車配給に従事しています。また、日によってはタンジュンプリオク駅での入れ替え機としても運用されている模様です。

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遠目にみれば、ただのCC201牽引のPOSKOです

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形式写真をとっても、発電ブレーキ用の鎧戸がないだけで
CC201となんら変わりありません
旅客用なのでスマトラ特有の総括制御用のジャンパ栓受けもありません

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見せ場はここ
GCUを受けていないので、所属表記がMDNのまま

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期間限定、MDN罐と電車との共演!!

これでレバラン多客輸送への手筈が揃いました。レバラン臨ネタは次回よりスタートします。


追記
BB203の2機は4月12日の終電後(13日未明)から13日昼にかけて、自走にてジャティネガラ~ジョグジャカルタ間で回送され、GCUの為、Balaiyasa Yogyakartaに入場しました。BB203 78 05 MDNが本務機となり、BB203 78 02 MDNは無動力回送でした。ジャカルタ地区で暫定的にPOSKOで運用されたのも78 05のみでしたので、こちらの方が状態が良かったと言うことでしょうか。これにて架線下をMDN所属車が走るという珍景は見納めとなりました。

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